投稿者: pirkaamam

有機小麦における病原菌やウイルスなどの病害対策


ノア7 #premium#organic#pirkaamam

一般的な小麦栽培で、冬枯れ病、うどんこ病、赤さび病、赤かび病、条斑病、縞萎縮病など様々な病害を未然に防ぐべく、定期的に農薬を散布することを防除(ぼうじょ)作業と呼びます。

その中でも近年「きたほなみ」の過作で問題となっているウイルス性の縞萎縮病(しまいしゅくびょう)は、特効薬がないためお困りの方は多いようです。

有機小麦栽培はご存じのように化学薬品(農薬)を使いませんし、ワクチンなんてものもありません。

対策と言うか自然の法則はとてもシンプルで、健全な環境(土壌)からは健全な作物が育つ、のですからそれに従うまでです。

農薬に依存している作物からは何が育つのか、家にいる、距離をあけるだけではなくて、そろそろ根本的な所に気付いても良い頃なのではないでしょうか?

十勝有機小麦圃場視察その2


伊場ファーム、有機ライ麦(春香)、入手方法:アグリシステム(麦の風工房のライ麦粉)

十勝では不思議と各市町村にそれぞれ数少ない有機生産者さんがおられます。まるで有機生産者と言う種が見えざる何かによって各市町村に均一に蒔かれているかのようです。

観光シーズンの土日は近隣の産直売り場で農場主自ら手もぎスイートコーン(有機)の直売をされているとの事でした。


オフイビラ源吾農場有機キタノカオリ、入手方法:オフイビラ源吾農場(直売玄麦?)、アグリシステム(麦の風工房の小麦粉)

お馴染みオフイビラ源吾農場さん、希少で貴重な有機キタノカオリを栽培されてます。キタノカオリの面積がかなり増えていたような気がしました。


オフイビラ源吾農場、有機きたほなみ、入手方法:オフイビラ源吾農場(直売玄麦?)、アグリシステム(麦の風工房の小麦粉)

きたほなみはこちらでも安定の越冬性のようでした。雪が吹き溜まる場所の損傷はどこも仕方ありません。


オフイビラ源吾農場、有機はるきらり、入手方法:オフイビラ源吾農場(直売玄麦?)、アグリシステム(麦の風工房の小麦粉)

「はるきらり」は「春よ恋」の後継品種(最新)でDON(カビ毒)のリスクが低いとされています。


オフイビラ源吾農場、秋小麦の試験栽培区

春小麦はやはり越冬が難しいようです。

詳しくはオフイビラ源吾農場さんのサイトから「越冬試験…」をご覧ください。


オフイビラ源吾農場、春小麦の試験栽培区

「せときらら」がこんなに!?あの筑後オレゴンも!?大麦までも!?

詳しくはオフイビラ源吾農場さんのサイトから「小麦 はるきらり を蒔いたよ」をご覧ください。

とても楽しい視察でした。お忙しい中ご案内ありがとうございました。

十勝有機小麦圃場視察に行って来ました


トカプチ、有機きたほなみ、入手方法:アグリシステム(麦の風工房の小麦粉)

春の視察に行って来ました。お馴染みトカプチさんの有機小麦は順調のようです。


トカプチ、有機ライ麦、入手方法:アグリシステム(麦の風工房のライ麦粉)

有機ライ麦は2品種の作付けでどちらも順調のようでした。


斎藤農場、有機ゆめちから、入手方法:斎藤農場(直売玄麦)、アグリシステム(麦の風工房の小麦粉)

斎藤農場さんは昨年から玄麦の直売を開始されました。ご興味のある方は問い合わせてみてはいかがでしょうか?


小笠原農園、有機キタノカオリ、入手方法:アグリシステム(麦の風工房の小麦粉)

有機小麦の大豆間作で高い収穫量を誇る技術をお持ちの方です。十勝視察の際にお勧めしたい農園です。


小笠原農園、有機じゃがいも、入手方法:小笠原農園(直売)

自粛の影響がここにも!氷温貯蔵の有機ジャガイモです。こんなに貴重な品が埋もれているなんて勿体ないです。全国発送もされてますがホームページのオンラインショップには載せてないようで、どう紹介してよいのか悩みますが、どうぞよろしくお願いいたします。

春小麦の混播「ノアスプリング」の種まきをしました


ノアスプリング2020 #natural#organic#pirkaamam

厳しい採算性や過労等の理由により減産予定だった2020年産小麦ですが、もしお困りの方がいたらと考えなおして増産すべく急遽春小麦を蒔く運びとなりました。

「春よ恋」「はるきらり」と春小麦ではずっと痛い目にあってますので、何とかしてあげたい気持ちとまた苦労を抱え込むのが目に見えるだけに葛藤がありましたが、そこは好奇心とやりがいによって気持ちを奮い立たせ、あとは運命に匙をなげようかとの思いに至ってます。

実際に凶と出るか吉と出るかは、やってなってみないとわかりませんからね。本当にしない方が良い場合は体が動かなくなるので、今回は女神降臨の追い風もありましたし、きっと試してみなさいって事なんでしょう。

いったい誰が始めた物語なのかもうわからなくなってますが、もう少し小麦とパンに纏わる奇妙な物語にお付き合いください。

小麦の女神降臨「ハルユタカ」を入手できました


思いついた所に片っ端からなりふり構わず電話しても入手できなかった「ハルユタカ」

「ない」「あっても出せない」「ない」「出せないし入手先も教えられない」「ない」「ない」

藁にもすがる思いでこちらの投稿でお願いしたものの、なしのつぶてのまま意気消沈していた所に届いた一通のメール。

あるんですね、こんなことって。小麦の事となると神がかっている方ではあったのですが、まさか投稿を見ていてくれてるとは思ってもみませんでした。

ハルユタカ:品種登録日[1987.8.7]、育成者権が消滅または満了した日[2002.8.8]、育成場[北見]

調べてみると「国内初のパン生地が作れる国産小麦」「幻の小麦」として有名なようですが、実は「ハルヒカリ」の後継種だそうで、本当の「国内初」「幻の小麦」は「ハルヒカリ」なのかもしれません。

神よ!「ハルヒカリ」も与えたまえ!

国産小麦のパンにおける「ハルユタカ」の功績は大きく、後継の「春よ恋」は今でも絶大な人気を誇ってますし、さらに後継の最新品種「はるきらり」は栽培適正が改善されています。

どうしてもこの北海道の3大春小麦を集めたかったのには、ある理由があります。

雑木切り、枝払い、春耕、新しいノアのために


雑木切りや枝払いは、のんびりそうに見えて結構キツい仕事です。

夏に葉が生い茂ってから汗をかきながらより、春の涼しい時期にした方がかなり楽なのですが、なまった身体では少ししか出来ませんでした。もっと言えば5センチ10センチの太さになる前に、数年前に切っていれば今の何倍も楽なのですが、わかっているのにそうはならない悪い例です。

午前中は春小麦を蒔く畑の外周の雑木や枝を、作業がスムーズに進むように伐採しようとしましたが、すぐに力尽きました。


午後からは畑耕し、これで蒔く予定は全く無かった春小麦を蒔く準備が整いました。

ミリングは当面の間はお休みです。

北海道でのアインコーン越冬試験結果


アインコーン2020 #試験栽培

発芽率が半分以下で越冬率はさらに半分以下だったような気がしました。

粒を数えてちゃんと試験すれば良かったと反省してますが、まさか発芽率があんなに低いと思いませんでしたし、説明にSpring wheetとあったアインコーンが越冬するなんて思いもしませんでした。


ユトレヒトブルー2020 #試験栽培

発芽率はほぼ100%、越冬率は0%、まごうことなきSpring wheetでした。

 
[su_box title=”お知らせ” style=”glass” box_color=”#46d32e”]

ピリカアマムミリングフラワーがマイナーチェンジしました。

スペルトが直近(2019)産の、より高品質なものになりました。

※原料スペルト分だけでも相場価格10,000円以上はします。

[/su_box]

ミリングの裏事情


もう春小麦が蒔きたくなるような春の陽気から一転、冬に逆戻りしました。

と言う訳で、ピリカアマムミリングの裏事情でも雑記したいと思います。

あんなに製粉を嫌がっていたのに、もう玄麦は完売と言ってたのに、何故連日のようにミリングしているのか?バケッド、バケッド、白い粉と言っているのか?

まず、わかって欲しいと思うのが、石臼でそのまま挽けるクオリティの玄麦は思う以上に手間暇のかかる贅沢品だと言うことです。

通常、小麦は穀物検査して1等なり2等なりの等級をつけてもらいます。この等級のついた小麦がいわゆる製粉会社などに売り渡される一般的な小麦(玄麦)です。

穀物検査における農産物検査規定に「普通小麦(一等):整粒75%(以上)、異品種粒5.0%(以下)、異種穀粒0.5%(以下)、異物0.4%(以下)」(※抜粋)と記されている事、製粉会社では独自に製粉前の選別ラインを揃えている事からご理解いただけると思いますが、一等級の小麦と言えども石臼にそのまま投入できる様なものではありません。目視もせず篩にもかけずに挽いただけの全粒粉で使うなんてもっての他です。

農産物検査規定における整粒は2.00mm以上の粒を指しますが、ピリカアマムでは全粒粉にした時に少しでもフスマの割合が減るように(美味しさをお望みでしょうから)、2.20mm以下の粒は取り除いてます。

精麦機で2%のピーリングを行うのは、衛生面の考慮もありますが、主だった理由は美味しさを求めるパン屋さんの御意向に沿ってのものです。

小麦粒を袋詰めにする直前に全て目視をしているのですが、異物があると大問題でしょうから必死に目視してます。(※色彩選別機もありますが完璧ではないので機械は信用できません)。でも最近は年間十数トンも一人で目視を行うのは流石に無理があると感じてます。

もっと知って欲しい事はあるのですが、一旦話を元に戻します。

つまり、整粒ではあるものの玄小麦として販売できなかった「2.00mm~2.20mmの範囲の小麦粒」を玄麦完売から倉庫整理のついでに製粉してセールしてると言う訳です。どうせ販売できなかったものだと思うようにして贅沢な白い粉(歩留まり約65%)にしてます。

本来、白い粉は小麦の中心部の良い所のみ贅沢に使ったものですが、大きい粒のみ贅沢に使った玄小麦全粒粉の果てのピリカアマムミリングフラワー、何が贅沢で何がどうなのかを知って何かの気づきに繋がれば幸いです。

ピリカアマムミリングフラワーご購入の条件を「玄小麦のご使用実績のある方」にしていたり、日頃から記事を読んでいる方の目に留まるようセール案内をしているのも、察していただけると幸いです。

小麦の試験栽培とはこんな感じです


試験栽培小麦2020

趣味の新種小麦の試験栽培を家庭菜園で行ってます。

ブラックエンマーやノゲなしエンマー、チベット小麦、カナダのスペルトなど、でも、最近はあまり種類を増やしてもきりがないと考えるようになり、ある程度増やして特別な特徴のないものはノアに混ぜてしまうようにしてます。

そんな中でも面白いと思うのが「ぽつんと生えていた麦」から変異した「短稈易脱スペルト」から変異したさらなる3種、ライ小麦っぽい小麦からスペルトっぽく変異するのも驚きましたけど、さらにバラエティー豊かな変異株が続々と誕生するのをまのあたりにして、その不思議さを楽しんでます。

「①ぽつんと生えていた麦(ライ小麦っぽい小麦)」
├「②短稈易脱スペルト(スペルトっぽい)」
└「②短稈難脱スペルト」

「②短稈易脱スペルト(スペルトっぽい)」
├「③短稈難脱早生スペルト」
├「③長稈難脱スペルト」
└「③短稈易脱ズングリ小麦」

ノア7の畑がいつまでも白いので心配になり近くで見てきました


ノア7 #premium#organic#pirkaamam

遠くから眺めていてもいつまでも白いままで、さすがに心配になって近くまで見に行きました。


一番冬枯れしてそうな場所ですが、緑があって大丈夫そうです。


道路土手沿いの温かい場所は、復帰が進んでいました。

とりあえず一安心しました。