玄小麦を種として使用できるのか?種苗法を簡単に説明します

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Q.磨き小麦は発芽するのでしょうか?

A.軽く表面の汚れを落とすための磨きなので、発芽試験はしていませんが、発芽すると思います。

Q.玄小麦を種として購入、使用することは出来るのでしょうか?

A.育成者権のある品種では、種苗法により禁じられています。
※育成者権の無い品種は「ホクシン」のみとなります。

補足します。
例えば仮に「Aさん」が「A小麦」と言う品種を育種したとします。
「A小麦」は固定に10年の歳月と10年分の経費がかかっています。

「Aさん」が「A小麦」を品種登録して10年分の投資を回収しようと「種として」販売を開始した矢先に、「Bさん」が「A小麦」の種を入手し自分の畑で増やして、「種として」販売を開始したらどうなるでしょうか?

種苗法はそうした行為を防ぎ、長い年月を労した育種者の権利を守る為にあります。
※「Bさん」が「農産物として」販売するのは問題ありません。

日本では品種登録してから最長25年間、種苗法で権利が保護されるようになっています。※海外でも似たような仕組みになってます。

在来種や古代種など古来の品種は、種苗法の理念で言う所の保護されるべき育種者は現存しないでしょうから、「農産物として」はもちろん「種として」使っても売っても自由となります。

個人的には数坪程度の趣味の家庭菜園での使用なら、玄小麦を「農産物として」購入して蒔いたとしても訴えられるような事はないと思いますよ。
でも、玄小麦を売っている立場上「種としての使用は固くお断り致します。」としか書きようがありません。

凄いベーカリーさんが現れました!自家製粉も凄いけど、秘伝の発酵技術がもっと凄い!


新小麦のパン きたほなみ2017.bio 100%

ベーカリー石臼自家製粉なのですが、あえて時間あたり製粉量を5分の1以下にして、脅威のきめ細やかさをもつ石臼挽き全粒粉を実現しておられます。

ベーカリー製粉で充分に粉は新鮮なのですが、さらに挽いた粉にはすぐ水分を加え、わずかな粉の老化(酸化)さえも防いでおられます。


新小麦のパン ホクシン2017.bio 100%

特筆すべきなのはその発酵技術。

小麦そのものからの種菌のみを使用して自家培養しておられるのですが、焼きあがったパンには全く酸味がなく、独特な風味と旨みが際立っていて、不思議な感じがしました。

3日前に仕込む!?と言うにわかには信じられない製法は、まったく謎に包まれています。どうしてあの味になるのか誰か謎解きお願いします。

※ごく稀に失敗もあるようですが、そのパンを食べてみたいです。


「多くのパンが古代農法&有機JAS鮮度抜群の十勝「新」小麦です。」
「限界量に挑戦した「麦と10粒のオリーブ」は今週で終わります。」

土、日、月曜日営業でその他の曜日は、製粉と仕込みだそうです。
「麦と10粒のオリーブ」は明日が最終日ですね。急がないと!

ベースベーカリーさんはtwitterで販売開始時間やパンの状況を配信しておられます。

知る人ぞ知る人気店なので、是非チェックしてからお出掛けください。

日本や世界で初登場(であろう)の新種・新麦の種まきをしました


試験栽培8種の種を手蒔きしました。

エンマー小麦は特に目新しい小麦ではありませんが、国産オーガニック・自然栽培ものとしては珍しいと思います。上手く増えれば2018年産で優待お試し、2019年産で通常販売となります。

小麦らしき麦は2018年産で優待お試し、2019年産で通常販売の予定。

その他6種は上手く育てば2019年産で優待お試し、2020年産で通常販売の予定。

毎年続々と新麦が登場する予定なのでお楽しみに。

あと要望にお応えしてスペシャルなライ麦も少しだけ試験栽培として蒔きました。

ノア(カムホ5)の種まきを終えました


ノア2018(カムホ5).bio

当初予定していたより思ったよりも毎年風味の変化が激しいようで困惑してますが、それがカムホと割り切って今回も大幅手直しをしてしまいました。

  • new! もう少しパンの膨らみをよくするようにしました。
  • new! 色を理想の薄琥珀色に近づけるようにしました。
  • new! 古代小麦(スペルト・ディンケル)の割合が大幅アップしました。
  • new! 新しく「つるきち」を始め約6種類が仲間に加わりました。

いつもの白詰草に加え紅花詰草も混蒔してますので、きっと小麦出穂の少し前に綺麗な赤いお花畑が見れるのではと期待しています。
※紅花詰草:ストロベリーキャンドル、ストロベリートーチ、クリムソンクローバー、オランダレンゲ

新食感!?「つるきち」の種まきを終えました


つるきち2018.bio

キタノカオリの後継として期待されている硬質秋まき小麦の新品種「つるきち」の種をようやく入手できました。

中華麺にした時の「つるっ」とした食感が特徴的らしく、食べた人に「吉」があるようにが名前の由来だとか。
お世辞にも良いネーミングとは誰もが思わないでしょうから、よっぽど「つるっ」が印象的だったんでしょうね。

パンにしても新食感らしく、プルンプルンのもっちもち、ほんのり甘くて黄色いパンになるそうで、今から来年の収穫が待ち遠しいです。

オープンスペルトの種まきを終了しました


オープンスペルト2018.bio

今世界で注目を浴びている古代小麦、そのオープンシードをコツコツと増やしています。

古代小麦は約9000年前から品種改良されていないとよく説明されています。
古来からの在来種なので誰にも育種権などなく、独占の権利や栽培許可は必要ないのですが、稀にですが栽培許可が必要であったり自家採取を禁止されているものもあります。

品種名のついているスペルト小麦は人工的な品種改良が行われている場合が多く、品種改良されていれば当然ながら育種権などありますので、種の入手に許可が必要であったり、自家採取した種の自由な譲渡をしてはいけなかったりします。

オープンスペルトとは、全ての人に自由なものです。
・人工的な品種改良が全く行われていません。
・収穫された農作物を食用として販売しても問題ありません。
・栽培後に採種された種を再販しても問題ありません。

スイスBDスペルツの種まきを終えました


スイスBDスペルツ2018.bio

おお!神のご加護があらんことを!

みたいな、神々しい写真が撮れていてビックリしました。

一気にスペルト面積拡大で、かなり心細かったので少し勇気づけられた気がします。

蒔いている時も、ちゃんと発芽が揃うのか、冬枯れは大丈夫なのか、無事に収穫できるのか等、かなり不安がありましたから。

自家採取した種にベッチの種がかなり混ざっていて、取り除くのに数日間ピンセットで一粒一粒コツコツと手よりを頑張りました。こんなことしてる人ほかに絶対いないと思いながら。

たまたまベッチの黒と緑の種を取り除ける色彩選別機が格安中古で直前にみつかったり、たまたま丸いベッチの種を取り除ける転選機が格安中古でみつかって昨日届いたり、天候に恵まれたり、偶然にしては有難すぎる出来ごとが重なり、今日無事に蒔き終えることが出来ました。

もうきっと、信じる道を進みなさいってことですよね。

種まき前夜、明日から秋小麦の種まきをします


約1年間の長きにわたる休閑、土作りの休養期間を終え種まきを待つ畑。

「大丈夫か?そこまでやって収穫量は半分以下なんだろ?そんなこと(丸1年の休閑)してたら俺なら数年と持たんな」
農業を生業として生計を立てている方々のごく普通のご意見だと思います。
(※2年に1作で収穫量が1/2なら、通常の2年2作に比べ生活水準が1/4になると普通は思うでしょうし、あながち外れでもありません)

とある名言「低コスト・高品質」もここに極めり、と言うか行きすぎかもしれません。度を越えてますので資材節約の点では「低コスト」かもしれませんが結局は「高コスト・超高品質・低収入」になってます。

うーん、改めて書くと低収入はさておき、後に紹介しようと思っている、とあるベーカリーさんに凄く似てますね。

「それでもいい」って言い切ったその方に勇気をもらい、物怖じすることなく思いきってさらなる挑戦(種まき)をしてみようと思います。

北海道産小麦の気になる人気銘柄は?


一般社団法人全国米麦改良協会のサイトに「平成29年産民間流通麦の入札結果について」が公表されていました。

※その他府県の銘柄や過去の入札結果も過去の入札結果のページからご覧いただけます。

申込倍率の欄を見ると、「春よ恋」と「ゆめちから」がかなり人気のようです。

上場数量の欄を見ると、希少価値では「キタノカオリ」や「はるきらり」でしょうか。
「ホクシン」や「つるきち」、「ルルロッソ」など載ってないものはもっと希少価値があるんでしょうね。

という訳で、忘れていた「春よ恋」の販売を開始しました。

土が生地にみえる程、捏ねまくる土づくり


何度も何度も丁寧に土を捏ねて(耕して)、種蒔床を作っていきます。
土から香ばしいような甘い匂いが漂ってきていて、もう土と言うより生地ですね。

今から2年前(24ヶ月前)、小麦の種を蒔く時に一緒に蒔いた白クローバは、来年(11ヶ月後)の収穫の品質をよくする為に蒔いています。

去年の8月から約13ヶ月の休養期間を経て、ようやく来週種まきを迎えます。


このまま食べれるんじゃないの?と思うほど甘い香りの土ですが、ピロリ菌がいないとも限りませんので食べない方が良いでしょう。

振り返ってみると、10年以上もよくまあ小麦に対してこんな栽培法を続けたものだと思います。
無駄だったのか効率がよかったのか、今となってはわかりません。

なんとなく転換期に感じるので走馬灯が見えているのかもしれません。