カテゴリー: 休閑

秋耕起を終え今年分の作業は全て完了しました


ノア7跡地 #pirkaamam#bio#organic

人一人が頑張って手作業(鍬や鋤)で耕したとして、丸一日で1畝(せ)も出来れば凄いと思います。※1畝=1a(アール)=10m×10m=100㎡=30坪

それが機械なら1畝約15秒です。

延べ90町(ヘクタール)分の秋耕起を行い、90町=900反=9,000畝、手作業だと9,000日分、一年365日毎日額に汗して耕して25年分、作業の遅い人なら50年分、農作業全般における耕起作業を年間30日とすると300~600年分の作業を、一滴の汗もかかずに10日程で済ませました。

「耕さない、草取りしない」の自然農法ではないです。耕してますし草取りもします。

「無農薬、無施肥」の自然栽培、これに当てはまったとして、上記の行いが果たして「自然」なのか疑問です。

ずいぶんと穏やかな気候ののんびり長い秋です


緑肥マスタード鋤込仕上げ後 #pirkaamam#bio#organic

輪作が崩れて丸一年お休みしたパッシオンスの畑。

パッシオンス(ダイオウ)の多い畑ですが、とりあえずは今は大人しくしているようです。

鋤き込んだ緑肥マスタードが土に良く馴染むよう、来春まで氷温熟成で寝かしておきます。

来年は大豆の予定です。


緑肥マスタード鋤込仕上げ後 #pirkaamam#bio#organic

輪作が崩れて丸一年お休みしたスタージュ収穫強化合宿の畑。

普通免許を取得後に初めて運転したのが(小麦の)コンバインと言うつわものがいました。

マニュアルシフトのコンバインでクラッチを踏まずにシフトチェンジ(しようと)していたつわものもいました。コンバインがガガガガって言ってました。

鋤き込んだ緑肥マスタードが土に良く馴染むよう、来春まで氷温熟成で寝かしておきます。

来年は大豆の予定です。

土壌に富を埋蔵しました


緑肥マスタード #pirkaamam#bio#organic

緑肥として栽培していたマスタードを土壌に鋤き込みました。

腐植(ふしょく):有機物が土壌中で微生物の作用によりできた、難分解性の暗色物質、マイナスの電荷を帯びる。

この腐植こそが地力の正体とも言えるもので、農業において豊かさ貧しさの実体と言っても過言ではありません。

土壌と言う財布に有機質を蓄えるのが貯金、収穫は払い戻し、実際の財布なんてバーチャルなものです。


緑肥マスタード #pirkaamam#bio#organic

土壌への蓄えは必要な時に引き出す事が出来て、インフレやデフレの影響がなく、帳簿に載ることはなく、贈与税や相続税もかかりません。

ゴールドよりも確実に食糧に変わる(その時代のレートで換金できる)「腐植(ふしょく)」こそが絶対安定な資産ではないでしょうか。

もうストレスマックスな収穫なんてしないで、ストレスフリーな緑肥だけを栽培して鋤き込みばかりしていたいくらいです。

選別で弾かれた規格外シロカラシ(マスタード)を緑肥の種として使う実地試験


イエローマスタード(緑肥) #pirkaamam#bio#organic

買えば1kg1,000円強もする緑肥用シロカラシ(マスタード)種子、輸入原価がいかほどなのか気になりますが、収穫を目的としない緑肥種子にそんなにグレードの高いものが本当に必要なのでしょうか?

ものは試しで選別で弾かれたグレードの低いシロカラシを緑肥として蒔いてみました。どうなるか楽しみです。


ブラックアインコーン(試験栽培) #pirkaamam#bio#organic

秋まきで越冬したアインコーンは、お盆前に収穫できる事がわかりました。

穂をみた感じだと収穫量はもの凄く少なそうで、とても採算の合うような感じではありません。

国産有機エンマーや国産有機アインコーンをキロ5,000円であるだけ買うよとお探しの方がもしおられれば、将来の栽培を検討いたします。

2020年を機に玄麦の販売方法を見直します


この地方の緑肥期間のタイプは、春から夏(5~7月)の通常栽培を休み緑肥栽培にあてる「休閑緑肥」、夏~秋(8~9月)の小麦収穫後を緑肥栽培にあてる「後作緑肥」の2タイプがあります。「後作緑肥」は遅くてもお盆前後には蒔き終えないと、年内に十分な生育量を確保できません。

世間はこの時期お盆休みでのんびりムードかもしれませんが、こちらは絶好調に忙しいです。

【大切なお知らせ】

かねてよりお伝えしております通り、今年度産の新麦から心機一転、販売方法を見直し致します。

・不特定多数へ向けての無制限販売を廃止します。※当サイトのショップは近日中に廃止予定です。

・主に家族経営や個人店などの小規模店舗様(パン菓子製造業・飲食業)へ向けての販売に注力します。

匿名、匿住所でも注文可能だった従来の窓口(ショップ)では販売年数が長くなるにつれて、幸いトラブルはなかったものの不安が生じてきております。その他の諸事情は日頃の会話やブログでも断片的ですがお伝えしている通りです。お互いの素性や考え方の分かるお取引が主になるよう今後は致します。

今後は養分天然供給によるクリーンでピュアな有機農産物を生産していきます


休閑緑肥マスタード2020 #pirkaamam#bio#organic

天然の太陽光・澄んだ空気・雨、土壌ミネラル、前作の植物残渣により、外部からの肥料持ち込みをせずとも、倒伏するほど立派に育ったマスタード。


休閑緑肥マスタード2020 #pirkaamam#bio#organic

この良質かつクリーンでピュアな植物性有機質を次作の糧として、超高品質かつクリーンでピュアな有機農産物(小麦など)を提供いたします。

紆余曲折ありましたが、自然栽培で問題なく続けていける確証を得られましたので、今後はより自然な栽培に本腰を入れて邁進したいと思います。

「耕さない草取りしない自然農法」はシバムギが不可能だと教えてくれます


休閑緑肥(春カラシ) #pirkaamam#bio#organic

シバムギ対策として部分的に何度も耕していたため播種が遅くなりましたが、ようやく今シーズン春の種まきを全て終えました。

不耕起栽培や大豆間作小麦は永続的ではないとシバムギは教えてくれます。ダイオウも教えてくれます。実際にシバムギ抜き、ダイオウ抜きを体験した方ならわかると思います。


休閑緑肥(春カラシ) #pirkaamam#bio#organic

一方では先に進んでいる春カラシ(イエローマスタード)が、もうベビーリーフとして食べ頃を迎えてます。

野菜類の種がもっと安ければ、緑肥として栽培して食べ放題ですね。アブラナ科は生育が早くて放置栽培に向くと思います。

ちなみに、写ってる中ではシロザ(アカザ)のベビーリーフが一番美味しいです。

その後もダイオウ抜きをしてます


休閑春カラシ #pirkaamam#bio#organic

この圃場は初めてcicoute bakeryさん一行が小麦視察に来た時にダイオウ狩り?をした畑です。小麦は出穂していてダイオウの丈は1mを超えていました。視察だけだと思い鎌(カマ)は用意しておらずスタッフ達が株元から手でちぎり取っていたのが特に印象的でした。

数年後、ベースベーカリーさん一行?とトイさんがダイオウ抜きを手伝ってくれました。ダイオウ多発の年であの時は本当に助かりました。ここではウーファーさんにもお世話になりました。やたらと個性的な印象が多かったように思いますがその中でも一番は「フランス」です。

もう十年以上もダイオウを抜き続け、今頃はダイオウが無くなっている予定だったのですが、まだ地中に数十年前の種が残っていて発芽能力が生きていると言うことですから、本当にダイオウは凄いと言うかしぶといと言うか恐るべしダイオウです。

今年も相変わらずダイオウ抜きをしてますが、一人でも抜ききれる数まで減って?きているので今年は楽?です。

今年も蒔きます!野うさぎ用オーガニックマスタード


休閑緑肥マスタード2020 #natural#organic#pirkaamam

休閑(きゅうかん):一定期間、耕地に(換金する)作物をつくらないこと。

緑肥(りょくひ):草などを青いままで土にすきこんで、栽培植物の肥料とするもの。

今年は自然に生えた雑草を緑肥にしようかと思ってましたが、先日の野うさぎの件もあり野うさぎの好きなオーガニックマスタードを、去年野うさぎの子供がいたこちらの畑では緑肥として栽培する事にしました。

今シーズン総仕上げの畑耕し作業をしています


種を蒔いたり、収穫したり、華やかな作業は畑の管理作業のほんの上辺にすぎません。

例えば、農産物の生産現場を知りたいと思ったとして、種を蒔いてから収穫までを見た、手伝ったとしてもそれは100%のうちのほんの数%を知ったにすぎないと思います。

「いつもは何をしているのか?」と以前Bさんから聞かれた時に即答は出来なかったのですが、よくよく考えてみると一番多くの時間は「畑耕し」に費やしてます。緑肥栽培を含め実に多くの時間を「土作り」に費やしています。


一般的に「ロータリー(ハロー)」と呼ばれる作業機を好んで使ってます。

回転軸に小さな爪がたくさん付いている単純な機械です。手作業の鍬(くわ)作業を機械的に模倣した形が気に入ってます。

耕す深さは約10~15cm程であまり深くは耕やせない所も気に入ってます。

この辺りの地域では11月中旬~下旬には畑の凍結が進み作業しにくくなるため、その前に一年の総仕上げと来年の準備として収穫の残渣を主にプラオ耕(耕す深さは約30~40cm)で鋤き込み、その年の作業を終えます。