天然変異の新品種たち、小麦の農場育種が面白いです


「ぽつんと生えていた小麦らしき麦」を第0世代として、こちらは第2世代の変異株です。

短稈(たんかん:現代小麦のように茎が短い)で易脱(いだつ:現代小麦のように殻が取れやすい)です。

改めて見るとエンマー小麦に似た穂の形をしてますね。


左側のこちらも第2世代の変異株、右側はスイスのスペルトです。

長幹(ちょうかん:スペルトのように茎が長い)、難脱(なんだつ:スペルトのように殻が取れにくい)です。

今日比べてみて驚いたのは、スイス(の研究所から)のスペルトと劇的に似ていることです。

スペルトの違う系統同士が似ているのはわかるのですが、ライ小麦ぽいのから変異してこうなるのが不思議です。

変異株を見つけた時の選抜はごく数穂で、脱穀は手もみ等コンタミがないよう細心の注意を払って行ってます。

都市伝説ならぬ田舎伝説、信じるか信じないかはあなた次第です。

小麦の開花期を迎えています


ノア7 #pirkaamam#bio#organic

白っぽい穂のホクシンぽいのから順次開花しているようで、緑っぽいの穂のキタノカオリぽいのの開花はまだこれからのようです。

芒(のぎ)のある大きめの穂がユメチカラぽくて、小さめの穂がピザ用ぽいです。

キタホナミやツルキチもいるはずなのですが、どれがどれだかよくわかりません。


ノア7 #pirkaamam#bio#organic

古代スペルト小麦も何系統かあるようですが、どれがどれだかもうわかりません。

スペルトの中でも早く出穂した株の開花がちらほらと見られます。

全般的に、割合が低いはずのホクシンぽい穂が多く見えて、割合を増やしたはずのスペルトが少なく見えるのが今のところは不思議です。

「耕さない草取りしない自然農法」はシバムギが不可能だと教えてくれます


休閑緑肥(春カラシ) #pirkaamam#bio#organic

シバムギ対策として部分的に何度も耕していたため播種が遅くなりましたが、ようやく今シーズン春の種まきを全て終えました。

不耕起栽培や大豆間作小麦は永続的ではないとシバムギは教えてくれます。ダイオウも教えてくれます。実際にシバムギ抜き、ダイオウ抜きを体験した方ならわかると思います。


休閑緑肥(春カラシ) #pirkaamam#bio#organic

一方では先に進んでいる春カラシ(イエローマスタード)が、もうベビーリーフとして食べ頃を迎えてます。

野菜類の種がもっと安ければ、緑肥として栽培して食べ放題ですね。アブラナ科は生育が早くて放置栽培に向くと思います。

ちなみに、写ってる中ではシロザ(アカザ)のベビーリーフが一番美味しいです。

沢山の雑草と共生できる小麦は本当に素晴らしいです


ノア7 #pirkaamam#bio#organic

小麦は大豆のように雨の合間に気をすり減らしてのカルチ(機械除草)作業など、雑草を全て排除しなくても、最大収量さえ望まなければ収穫も問題なく出来るのがいいです。

ダイオウとシバムギさえ克服すれば良いのですから。いやもっとありますね、イヌカミツレとハルザキヤマガラシとマツヨイセンノウとブタナとヤエムグラとオオスズメノカタビラもです。

それ以外の難点は山ほどありますが、栽培に関しては好きな方です。


ノア7 #pirkaamam#bio#organic

※ゴールドのpirkaamamは植物由来の金肥を使ったプレミアムオーガニック、スカイブルーのpirkaamamは休閑緑肥など地力自然回復のナチュラルオーガニック(自然栽培+)、動物由来の厩肥を使ったオーガニック(有機栽培)はJAS有機に合わせてグリーンのpirkaamamと色での表現を試してます。

この畑には植物由来の金肥(米糠)を追肥しましたけど、その効果があったようにはとても見えません。増収をもくろみお金と労力を使い効果のなかった悲しい失敗例です。元肥ならもう少し効果はあったと思います。

一体何をやってるんだろうと思う時があります


とよみずき2020 #pirkaamam#bio#organic

コロコロ変わる雨予報に振り回されつつも、無事1回目のカルチ(機械除草)作業を終えました。

発芽しかけの時に5cm以上もの土を上からぶっかけてます。常軌を逸してると思われようが、そうでもしないと雑草を抑えきれないから、やもなくそうしてるだけです。

何から何まで気を遣い体力も余計に使う有機・無農薬栽培を、よく今までやって来れたと今日は特に思いました。※一日に14haはさすがに疲れたのかネガティブになってます。

ふと思えば、「とよみずき」は豆腐に向く大豆らしいですが、「有機とよみずき」の豆腐を見たことは一度もないですね…、いつか一度はお目にかかりたいものです。欲を言えばネガティブが吹っ飛ぶくらい浴びるほど「有機とよみずき豆腐」を食べてみたいですね。出来れば今日みたいな疲れた日に。

マスタード栽培を利用したシバムギ対策


シバムギは主に地下茎で増殖し徐々にですが確実に勢力を増します。群生され地中制圧されると野生の過酷さを忘れた畑作物では全く敵いません。

シバムギはダイオウと同じく永年草で繁殖力旺盛、冬の寒さにも強く、深さ15cmで土壌を強く撹拌するロータリー耕でも、深さ30~40cmから土壌反転するプラオ耕でも再生し生き延びます。

余談ですが、一般的に使われる選択性除草剤(小麦以外を枯らす、豆以外を枯らす等)の耐性も強く、無選択性除草剤のグリホサートは畑地の強害草ダイオウ、シバムギ、スギナに絶大な効果のため、その登場が救世主のように崇められたこと、生産現場では今でも根強い人気があること等、ダイオウ抜きやシバムギ抜き、スギナでの苦労を経験するとおわかりになるかと思います。


イエローマスタード2020 #pirkaamam#bio#organic

小麦の強害草シバムギ対策は勢力が拡大する前にお早めにどうぞ、今年は半日程でシバムギの手取り除草を終えました。※こうした群生域が数か所ありました。

マスタードの根の働きがシバムギの根の群生勢力によって抑圧されなければ良いため、少々の取り残しがあっても大丈夫です。マスタードは草丈が大きいため足元で日陰になったシバムギはさらに弱体化、ほぼ無くなります。


マスタードの種に不要な小麦粒を混ぜて蒔いたため、同じイネ科のシバムギと小麦同士で見づらくてしょうがなかったです。エンバク混ぜて蒔いてませんか?まさに苦労の種、自分の蒔いた種、こうした失敗を教訓に来年に生かしましょう。

今年2番目の楽しみ、新たな試みのライ麦栽培


ライ麦(アメリカ)2020 #pirkaamam#bio#organic

ライ麦は凄く旺盛に生育してます。自然栽培との相性が良さそうです。

青田(あおた:稲が青々としている田、まだ実っていない田)を見て判断するな(実際に収穫するまでは何があるかわからないの意味、稲や麦は出来すぎると倒伏の危険性が増します)との農業界のことわざがありますから、油断せず慎重に見守ります。

有機ライ麦はアグリシステムさんに全量出荷契約となっており、種子の権利やご都合もあるでしょうから、玄麦での直接販売は出来ないと思います。

こちらも自然栽培ですが、有機栽培価格でのご奉仕です。お問合わせ・ご要望等はアグリシステムさんへお願い致します。

その後もダイオウ抜きをしてます


休閑春カラシ #pirkaamam#bio#organic

この圃場は初めてcicoute bakeryさん一行が小麦視察に来た時にダイオウ狩り?をした畑です。小麦は出穂していてダイオウの丈は1mを超えていました。視察だけだと思い鎌(カマ)は用意しておらずスタッフ達が株元から手でちぎり取っていたのが特に印象的でした。

数年後、ベースベーカリーさん一行?とトイさんがダイオウ抜きを手伝ってくれました。ダイオウ多発の年であの時は本当に助かりました。ここではウーファーさんにもお世話になりました。やたらと個性的な印象が多かったように思いますがその中でも一番は「フランス」です。

もう十年以上もダイオウを抜き続け、今頃はダイオウが無くなっている予定だったのですが、まだ地中に数十年前の種が残っていて発芽能力が生きていると言うことですから、本当にダイオウは凄いと言うかしぶといと言うか恐るべしダイオウです。

今年も相変わらずダイオウ抜きをしてますが、一人でも抜ききれる数まで減って?きているので今年は楽?です。

2020年産有機大豆の種まきを終えました


とよみずき2020 #pirkaamam#bio#organic

終日風の強かった14日から穏やかな気候の15日にかけて大豆の種まきを終え、昨晩は疲れ果てて昏睡してました。

大豆はブログにはあまり登場しませんが、数年前の「豆屋になる」連呼以来、今や輪作や収益面で大切な基幹作物となりました。

大豆の自給率は7%で小麦の自給率12%を遥かに下回ります。

日本の食卓には欠かせない大切な大豆食品、健康や環境により配慮した有機国産大豆へのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

ピリカアマムの有機大豆はアグリシステムさんからご入手いただけます。※直接販売は行っておりません。自然栽培ですが一般有機栽培価格でのご奉仕です。

国産有機マスタードの試行が今年一番の楽しみです


イエローマスタード2020 #natural#organic#pirkaamam

WWOOFもイベントも視察もぜーんぶ自粛、予定は何も無しの今年はとてものんびりと静養できてます。

本業に打ち込めるのが本来の姿と言えばそうなんですけど、ここ数年は頑張っていたと改めて思います。

ここ数年色々な事を試しましたけど、やっぱり裏方として大人しくしてる方が性にあってるみたいで、体験・視察受け入れやイベント、販売など今後は縮小、自粛傾向にしようと思います。

そんな中、今年一番の楽しみは国産有機マスタードの収穫から選別までの新しいプロセス試行です。栽培は緑肥栽培を通じてずっと行ってきたので収穫以降が未踏の領域です。

ブラウンマスタードも興味はあるのですが、ちゃんとした種の入手方法がわかりません。