カテゴリー: ノア(旧カムホ)

2021年産小麦のDON検査は全て基準値内でした

ノア8(*)、スペルト共にDON濃度は基準値内(基準値1.1ppm)でした。

選別の終わっているノア8(コア)から販売を開始します。価格は去年のノア7(Rではない)と同じです。

ここ数日忙しいため、また後程詳細をお知らせいたします。

お急ぎの方用↓ ※ご家庭用(3kg)は今しばらくお待ちください。

【製粉機(石臼等)をお持ちの家族経営/個人店などの小規模店舗様(パン菓子製造業・飲食業)へ向けての販売です】

ノア8(コア) 24.6KG ¥9,070(368.6/kg) + 宅配便の地帯別運賃一覧

ピーリング(約1.0%~2.0%未満)はオプション(+¥500(20.3/kg))です。※ピーリングの%指定はお控えください。

・ノアは年度ごとに品質、製パン性が異なることから、初回のご注文は1袋まででお願いします。

・ノア8(コア)はノア7(Rではない)と似たような感じです。だと思います。

ノア8ミッシュの籾摺りをしてみました


ノア8(ミッシュ) #pirkaamam#bio#organic

想像以上にライ麦粒が目立って見えて、無作為抽出で粒を数えたら約20%がライ麦粒でした。

ものは試しと少しくらいなら使って貰えるかもしれませんけど、継続的に使って貰えるようにはとても思えず、一旦籾摺りを中断しました。

とり急ぎノア、スペルトのサンプルを持ってDON検査依頼に行き、夕方にはリフト(フレコンバッグを持ち上げる作業機)が故障して選別はしばらくお休みです。

2021年産新麦の選別を始めました


ノア8(コア) #pirkaamam#bio#organic

結局、9日間ぐずつく予報は大外れで、デマに踊らされたようになってしまいましたが、最悪のケースは免れたと前向きに考えるようにします。

雨が降らないとなるとそれはそれで、ずっと続いている旱魃傾向が心配です。

コンバインや乾燥施設の後片付けを終え、他の作業も目白押しですけど、合間をみながら順次選別をしていきます。

販売開始までの流れは、選別 → DON検査 → 販売開始 です。

ノア8を慌てて急いで収穫しました


ノア8(コア) #pirkaamam#bio#organic

現代小麦の割合が多いオールドスタイルのノア、近代の新しい品種が主なのに、何故か古く感じます。

今更ですけど、白クローバーリビングマルチ&雑草共存は刈り取りしずらくて人にも機械にも、とにかくストレスが溜まります。


ノア8(ミッシュ) #pirkaamam#bio#organic

古代小麦の割合が多い(多くなってしまった)ニュースタイルのノア、より自然な栽培と相性抜群で、ズバ抜けて進化したように感じます。

共存なんのその、刈り取り爽快すぎてもう戻りたくなくなりました。


なんそれ!不安を煽ってくる天気予報。おちおち眠れなくなるとは正にこの事。※登熟後に雨もしくはぐずついた天気が2~3日続けば穂発芽で大損害、具体的な損害額は保険がおりても数百万円、もちろんパン屋さんへの原料供給も出来なくなります。

年代物のコンバインにささいな故障でもあればジ・エンド、ベルト一本切れてもジ・エンド、収穫中はいつにも増して祈る気持ちでした。

茎が赤紫の変異株ライ麦を見つけました


ノア8ミッシュ #pirkaamam#bio#organic

ノア8ミッシュ(小麦とライ麦の混播)の畑でダイオウ探索をしていたら、茎が赤紫の変異株ライ麦を見つけました。ライ麦の茎は青緑が普通ですので、見つけた時は驚きました。

茎が赤紫になるスペルト品種に感化されたのでしょうか?随分と感受性豊かなライ麦だったのか何なのか、こんな事ってあるんですね。

発見場所を離れるともう見つけられないと思い、完熟はしてなかったですけど採種するために収穫しておきました。思いがけずひょんな事からライ麦の独自新種第一号が誕生しました。

それにしても、止めようとしてたノアの醍醐味が突然のように出ました。今回はライ麦でしたけど、漠然と思っていた(ノアの中からの)小麦での新種発生も起こる可能性がある事を実感しました。ノアもライ麦もきっぱりと止めるつもりだったんですけど、どうしようか気持ちが揺れ動いております。

最終手取り除草は残すところミッシュのみ


ノア8ミッシュ #pirkaamam#bio#organic

ここ数日猛暑が続いていて、日中とくに午後は全く仕事になりません(をする気になれません)。

それで夕方涼しくなってから少しずつこなしてます。

ここは、部分的にわしゃわしゃ生えていたマツヨイセンノウで苦労しました。今までそんなになかったのに、種を増やさないように管理していたのに、一体いつの間に増えたのか皆目見当がつきません。

収穫予定は月末頃になりそうです。収穫後の品質を確かめてからですけど、状況次第ではスペルトとライ麦・現代小麦を分離するかもしれませんし、しないかもしれません。

ありし日のノア


ノア8(旧ノア8コア) #pirkaamam#bio#organic

ノアはノア10で最終になるのかもと漠然と予想していたのですが、おそらく今回のノア8で最終になりそうです。

ノア栽培を始めてからは小麦に関して毎年毎年よくもまあ激動の変化でした。そして最後が一番の激動だったように思います。

理由はごまんとありますが、決定的なのは種苗法改正で自家採種に許諾料が発生するようになるとの事だからです。ノアに含まれている在来種(育成者権切れ)はホクシンとスペルトだけで、その他のキタノカオリ、きたほなみ、ゆめちから、ツルキチなど、育成者権があり許諾料の対象となる品種は多いです。数~十数パーセントずつ含まれているコンタミレベルのものをどう計算するのか不明ですけど、面倒な事になる可能性があるなら止めておきます。

混播自然栽培は赤字を垂れ流しながら作ってるとよく口にしていましたが、それでもやりがいの方が勝ってました。


スペルト2021(旧ノア8無印) #pirkaamam#bio#organic

程良い現代小麦と古代小麦の割合になるように種の調合をしたはずなのに(今でも計算は間違ってないと思ってます)、どんな種の覇権争いが地中で繰り広げられていたのか結果的にはスペルトが圧倒的に優勢になってしまい、純スペルトの圃場と殆ど変わらない様相になってしまいました。これをノアとするには色々と無理がありそうですので、実態に即すようにします。

実際の実態は収穫をしてみないとわかりませんけど、さんざん畑を歩きまわった感じでは、おそらくそうなると思います。

マツヨイセンノウの猛攻を受けてます


ノア8ミッシュ #pirkaamam#bio#organic

毎年取ってるはずなのに、いつまでも地味に居続けるマツヨイセンノウさん。

雑草にありがちな開花ずらしと、茎を引っ張って抜こうとしても途中で切れやすく、株が残れば再生して種をつけようとします。

あと収穫まで1ヶ月足らず、両者共に存続をかけて最後の攻防が続きます。

ノア8にスペルトを増量しすぎたお陰です


ノア8(無印) #pirkaamam#bio#organic

スペルトを増量しすぎて、結果的にスペルトをまとまった面積で栽培した(ような)恰好になってしまいました。

イヌカミツレ、マツヨイセンノウ、ブタナ、エゾノギシギシ(ダイオウ)、ハルザキヤマガラシ、ヘアリーベッチ、の主要手取り雑草は草丈の高いスペルトでも手取り除草出来る事がわかりました。

オープンスペルトの種子は2品種になり、エンマー、アインコーンの種子も既に増殖は軌道に乗ってます。

もう現代小麦を栽培する利点が無くなってしまったように感じてます。