カテゴリー: キタノカオリ

運を天に任せて祈るのみ、がんばれキタノカオリ!


キタノカオリ2018.bio

出遅れましたが、綺麗に生え揃ってます。
今年は無事に越冬できるのでしょうか?、遅蒔きだったので、もしかするとまた冬枯れしちゃうかもしれませんね。

キタノカオリに関しては、無事に越冬してほしい、穂発芽しないでほしい、などの願いなのか欲なのかわかりませんが、もう殆んどありません。

必要であれば必要な人のところに行くでしょうし、そうでなければそこまでなんだと思います。

なぜ蒔いたのかと言うと、どうしても叶えておきたい想いが2つあって、まあこれも欲なのかもしれませんね。冬枯れしたらしたで、きっと気長にいつか叶うと信じて一年後にまた蒔いていると思います。

不死鳥のごとく蘇る、「キタノカオリ」よ永遠なれ


キタノカオリ2018.bio

喉元過ぎれば熱さを忘れるとはよく言ったもので、最近忘れっぽいせいか懲りずにまたキタノカオリを蒔いてしまいました。ほんの少しですけどね。

よーく見ると、パン職人さんが運転しています。

N西シェフに無理言って蒔いて貰いました。
申し訳ありません、ありがとうございました。

これで秋小麦の種まきを無事に全て終了でき、ひとまず肩の荷が少し軽くなりました。

後はあれやって、あれやって、ようやく製粉までもう少しです。

キタノカオリ物語は名作すぎて殿堂入りしました


2016発芽キタノカオリ「カンパーニュbio」

最後の最後にとんでもない贈り物をしてくれたキタノカオリ、100年に一度の小麦粉と勝手に言ってますが、きっと100年どころかもう二度とないと思います。

かなりのご高齢の方が「こんな気候は経験にない」と言うような年での重度の穂発芽キタノカオリが偶然できて、それをわざわざ何度も何度も選別して手よりまでして出荷・製粉する人が偶然現われて、その小麦粉(粒)を使ってみよう続けようとする職人さんが偶然現われて・・・、なんてことはもうないと思います。


2016発芽キタノカオリ「ショコラN」

多くの職人さんをその個性的な美味しさで魅了し、その人気と裏腹に穂発芽のしやすさから多くの生産者を苦しめ、後に「生産者殺し」と異名をつけずにはいられなかったキタノカオリですが、振り返ってみれば苦しみの分以上に楽しい思い出もまた沢山胸に残っています。

一体キタノカオリとは何だったのでしょうか?キタノカオリ物語としての結末は色々と衝撃的なものでした。まだ名残惜しい気持ちもありますが、もう次の物語が始まっていますので、未来を見据えてそちらへ進もうと思います。

今が旬!野生タラの芽天ぷらをキタノカオリで揚げてみました


キタノカオリ2016.bio i6080を衣に使用しています

山菜天丼のお店があったらいいなと思い続けて早半年、ひょんなことから山菜天ぷらづくしとなっています。
「信念は山をも動かす」「一念岩をも通す」とはこのことですね。

フスマを含んだ小麦粉の天ぷらがどうなのか興味深々にいただきました。
結果、美味しさと見た目のバランスについて深く考えることになり、とても勉強になりました。

それにしても、タラの芽は癖がなくてとても食べやすく最高です。
山菜天丼のお店があったらいいな!

発芽キタノカオリでパンを試作していただきありがとうございます!


手前:キタノカオリ2016.bio 20%、春よ恋 70%、ホクシン.bio 10%
ひねりパン:キタノカオリ2016.bio 50%、減農薬キタノカオリ 50%

材料は粉、水、酵母、塩のピュアなパンです。

素晴らしいパン職人さんがいるんですね!

自然農法での小麦栽培はとても採算があうようなものではなく、去年のこともあり豆屋になる、豆屋になるとみんなに言ってましたけど、素晴らしいパン職人さんがいるお陰で頑張れてます。

※ちなみに小麦は自然栽培泣かせの作物で、自然農法全盛だった江戸時代の農業書にも小麦は収量性が低くお金にならないので、やめるようにと書いてあったほどです。

野生こごみの絶品椿油天ぷら


キタノカオリ2016.bio i6080を衣に使用しています

自然の野山に自生している野生のこごみを見ていると、慣行農法、有機農法、自然栽培、~農法、などもうどうでもよくなってきます。きっとこごみにしてみたら、~が提唱者とか滑稽な話にしか聞こえないんでしょうね。

もう、こごみでいいんだと思います。苦労して栽培とかいったい何なんでしょうか?
勝手に生えてるんですよ、野生にあるんですよ、こんなに美味しいこごみが。

こごみですよ、こごみ、こごみこごみ、と思うほど今日のこごみの天ぷらが凄く美味しかったし楽しかったです。

やっぱり自然なものっていいですね。

春よ恋はこちらで製粉してもらおうかと思案しています


車で15分の距離にある製粉所さん

30kg~の少量からロール製粉してくれる貴重な製粉所が実は近所?にあります。
なんとなく行き場のない春よ恋2017.bioをなんとかするべく、キタノカオリ2016.bioを使い製粉の事前試行をしてきました。

昭和25年創業だそうで、製粉所内を見渡すと製粉機もその動力源のベルトも建物もなにもかもから、積み上げてきたであろう(と思ってしまいます)歴史が滲み出ていて、とにかく何度見ても圧倒されます。

先代のおじいちゃんから何年か前にお孫さんへ継がれたようで、若い製粉職人さんの可能性は無限大ですので、いつの日か輝く粉を創り出してくれると期待しています。

※小麦粉は小麦専用の製粉機で挽いてますが、同製粉所内にはソバ用の製粉機も多く稼動しています。もちろん小麦専用機なのでソバ粉が混ざることは一切ありません。

「ショコラN」の謎について


「ショコラN」 キタノカオリ2016.bio-60%↑

チクテさんのfacebookより引用

発芽キタノカオリBIO小麦で作るチョコパンです。
オーガニックチョコ2種類とカカオパウダーで生地もチョコです。
オーガニックオレンジピールとレモンピールとノンワックスグリーンレーズンというとんでもない?パンです。

 
もうね、本当にとんでもないパンです。
最初は凍って届きました。断面には白い粒(謎)があってサクサクした食感でした。
そういうパン?だと思っていましたが、違うとのこと。

リベイクしてみると一変してジューシーな感じになりました。
見てても食べても何故か、これってパン・・・?なの?って思っちゃいます。

まず、サクサク(謎)した食感が凄くて、どうしてこうなるのでしょうか?
あと、チョコの量が「これでもか」です。
そして、サクサク→チョコ→ピールの酸味→がずっとループします。

個人的にはまだまだ聞いてみたい謎が他にもいっぱいあって…。

話は全くかわりますが、こうして田舎にいながら一線で活躍される職人さんのパンをいただける事について、あるパン職人さんと話していた時に「~幸せものですね」って言われて「え?・・・!」って気が付いたんですけど、本当にその通りだといつも感謝しています。

天然発芽キタノカオリを意図的に生産する場合の適正価格は?


チクテさんのカンパーニュがどれほど高価値か試算してみましょう。

一般的なキタノカオリの試算はこちらです。

1俵(60kg)あたりの生産者手取り価格
品代2,700円 + 経営安定数量払い交付金(1等Aランク) 6,500円 + 強力加算2,000円 = 11,200円

1反(10a)あたりの収入
反8~10俵として89,600~112,000円なので、わかりやすく100,000円とします。

北海道の農産物は反10万円が目安になることが多いので、おそらく小麦の交付金はそのあたりを意識して算出されているものと思われます。

玄小麦の価格は1kgあたり 品代2,700円 ÷ 60kg なので、45円です。

 
では、天然発芽キタノカオリ2016を意図的に栽培したとして、反10万円から逆算します。

1反(10a)あたりの収入
100,000円とします。

1俵(60kg)あたりの生産者手取り価格
100,000円 – 経営安定面積払い交付金20,000円 = 80,000円
(等級外なので、経営安定数量払い交付金 0円、強力加算 0円)
穂発芽時における反あたり収穫量(選別後)30kgでしたので、30kgで80,000円となります。
つまり1俵(60kg)あたり品代160,000円です。

玄小麦の価格は1kgあたり 品代160,000円 ÷ 60kg なので、2,666円です。

25kg袋の小麦粉価格にすると?
原料玄小麦約32kg(歩止まり約80%):85,312円
製粉代は一般的に1kg100円以下なので約2,000円として。
87,312円 + 消費税 = 94,296円
あとは諸経費や流通経費ですね、普通は数千円加算されます。

25kg100,000円(試算)の粉をふんだんに使ったカンパーニュ、知らなかったことが見えてくると凄く贅沢に感じられますね。

カナダ産オーガニック小麦を目標に、栽培しやすく美味しい小麦を目指しています


カナダ産オーガニック小麦80%とキタノカオリ2016-20%のブレンドによるフォルコンブロート

初めてカナダ産オーガニック小麦のフォルコンブロートをいただいた時は、その完成度の高さに衝撃を受けました。

ちなみにドイツ語で”フォル”とはFull、”コーン”とは小麦、”ブロート”はパンだそうで、単語がわかればフォルコンブロートはそのまま全粒粉パンなんですね。

保管の利く玄小麦で仕入れて、石臼自家製粉で使う分だけ粉にするのでパンにはいつも新鮮味があり、全粒粉なので自然の恵みを無駄にすることもない、栄養価を考えても、お店の為にもお客さんの為にも合理性が神がかっています。

原料として使われているカナダ産オーガニックの小麦がまた凄く、当面はこの小麦を目標に食料生産は何より安定が一番だと痛感していますので、栽培のしやすい、そして美味しい小麦を目指していこうと思います。