投稿者: pirkaamam

イタリアピザ用小麦は無事越冬できました


イタリアピザ用小麦

イタリア小麦のパン用とピザ用の違いってなんでしょうね?

以前の試験ではイタリアパン用もなんなく越冬していましたけど、イタリアって北海道と気候が似てましたっけ?

こういうのを見てると、栽培しやすくて美味しければ、需要があればですけど、なにも国産品種に拘らなくてもいい気がしてきます。
国産品種と言っても、今やほとんどが海外品種とのかけあわせですからね。

とは言っても当面は国産小麦が人気でしょうから、こちらも収穫できたらカムホに思い出として混ぜようかと思います。

エンマー小麦だと思っている小麦は無事越冬できました


エンマー小麦だと思っている小麦

蒔いた種は某種販売サイトから購入した種で、種子の説明書によると古代小麦のスペルトもしくはエンマーのいずれかだそうで、見慣れたスペルトの種とは明らかに形状が違ったのでエンマーだと勝手に判断しています。

この地で育つのか好奇心で蒔いていますので、増やしてどうのとかは今は考えていません。

なんていうかあっけなく越冬してしまいました。

古代種なので栽培適性も収益性も低いでしょうから、収穫できたらカムホに思い出として混ぜようかと思います。

カムホに見る育種法と楽しく夢のある農業の可能性


カムホ2017.bio しっかし、まさかこの時期に雪が積もるとは・・・。

現代の小麦の育種においては、農業試験場などの専門機関で集約して行なわれ、数年に一度のペースで新しい品種がリリースされます。

これはこれでよいシステムだと思います。

あたりまえですが、性質の異なる2品種で交配します。
例えば風味のよいA品種と病気に強いB品種を両親にして、風味がよく栽培しやすいC品種になることを期待します。そして上手く期待通りの品種が誕生したら、そこからまた何年もかけて固定していきます。1年目がF1で10年目でやっとF10です。年に何百種類も育種してリリースは数年に一度なので、どれだけ時間と根気がいるのかわかると思います。まず個人の農家がやってみようと思うことではありません。

カムホにおける育種?の概念はパン屋さんが直感的に行なうブレンドと同じで、そのまま混ぜます。

例えば超強力粉のゆめちからと中力粉のきたほなみをブレンドしてパンに向く小麦粉を作る方法は有名で、時間も根気もいらずにすぐ新タイプの粉を作れます。

カムホの混蒔手法は、小麦粉ブレンド手法を真似て種を混ぜて蒔き、品種交配手法を真似てオリジナル品種に固定育種していくものです。
長所は効果がすぐにわかること、多品種交配が容易くできること、その都度修正できること等です。
短所はちゃんとしていない、交付金が減額になる等です。

美味しさの追求や栽培しやすさの追及が個人で簡単にできる良い時代になりました。忘れてはいけないのが、こうした混蒔手法ができるのは、育種機関が長年をかけて優良な個性的な品種を多数世に出してくれたお陰だと言うことです。

現状ではちゃんとしていない農家育種の混蒔手法ですが、もしね、それでも評価の高い小麦が産み出せると市場の理解を得られたとしたら・・・。
ただ単純な繰り返し作業になりがちな買った種を増やすだけの農作業から、本来の農業の持つ楽しく夢のある忘れ去られた部分が見えてくるかもしれません。

春小麦「春よ恋」の種まきをしました


春よ恋2017.bio

春よ恋もまたキタノカオリの落とし子となりました。
ついこの数週間前まで春蒔き小麦を蒔くことになるなんて思いもしてませんでしたので、なんでこうなったのか考えると不思議です。

単調な毎日の暮らしで充分と思っているのですが、何かに背中をトンと押されて狭い視野の外へ連れ出されるような、こうした出来事の積み重ねで今に至っていると思う、今回は代表的な例です。
こうした出来事は、導かれているようなのか自分がジタバタしてるだけなのか、偶然なのか何なのか未だによくわかりません。

春よ恋はカムホに近い出口的な不確定要素をもっていたり、栽培でははるきらりと同じく一抹の不安はありますが、蒔種時にちょっとした楽しみのタネを少し混ぜておきました。

ちょっと不思議な小麦?のお話2


> ちょっと不思議な小麦?のお話1

「ポツンと生えていた」迄なら、まあよくある話だと思いますが、こちらには後日談があってこれまたちょっと不思議なのです。

最初に発見した畑とはかなり距離も離れている畑がありまして、その畑でもヘアリーベッチを緑肥として栽培していました。
その畑の広さは約4ha、ダイオウがあまりない畑で特に見まわりもしていなかったのですが、緑肥を鋤き込んでいる時にこれまたポツンと1株だけノゲのある青い穂の小麦らしき麦をみつけたんです。
こちらは6穂ほど収穫することができて、温室に放置後、手で摺って粒を取り出すと、これまたひょうたん型の小麦らしき麦が十数粒ありました。

偶然にしては出来すぎている、この離れた2ヶ所で同時に起こった現象は今でも不可解です。
ヘアリーベッチに外来の麦が混ざっていた可能性も考えられますが、今までにベッチをかなり使ってきましたけど、麦の種が混ざっているのを見たことはないんですよね。

ベッチに混ざっていたなら単に外来種なんだと思います。
でも、そうじゃなかったら?・・・なんか夢のある奇跡的な話に感じられますね。

春小麦「はるきらり」の種まきをしました


はるきらり2017.bio

春小麦はうちの辞書にはなかったのですが、やもなく作付けすることになりました。
経緯としましては、キタノカオリ亡き後の畑を埋めるべく思案していた時に目の前に現れた形ですので、キタノカオリの落とし子と言えるでしょう。

自然栽培の地元の大御所であられる方に、春小麦の栽培法をひょんなことからご教授いただいたのも大きな転機となりました。

夏草同士の雑草との競合が一抹の不安ではありますが、やってみないことにはわかりませんので、試験圃としてわりきって今シーズンはドキドキしながら観察していきたいと思います。

「ショコラN」の謎について


「ショコラN」 キタノカオリ2016.bio-60%↑

チクテさんのfacebookより引用

発芽キタノカオリBIO小麦で作るチョコパンです。
オーガニックチョコ2種類とカカオパウダーで生地もチョコです。
オーガニックオレンジピールとレモンピールとノンワックスグリーンレーズンというとんでもない?パンです。

 
もうね、本当にとんでもないパンです。
最初は凍って届きました。断面には白い粒(謎)があってサクサクした食感でした。
そういうパン?だと思っていましたが、違うとのこと。

リベイクしてみると一変してジューシーな感じになりました。
見てても食べても何故か、これってパン・・・?なの?って思っちゃいます。

まず、サクサク(謎)した食感が凄くて、どうしてこうなるのでしょうか?
あと、チョコの量が「これでもか」です。
そして、サクサク→チョコ→ピールの酸味→がずっとループします。

個人的にはまだまだ聞いてみたい謎が他にもいっぱいあって…。

話は全くかわりますが、こうして田舎にいながら一線で活躍される職人さんのパンをいただける事について、あるパン職人さんと話していた時に「~幸せものですね」って言われて「え?・・・!」って気が付いたんですけど、本当にその通りだといつも感謝しています。

ちょっと不思議な小麦?のお話1

冬枯れ多発の中、逞しく堂々とした小麦らしき麦。

最初に発見したのは昨年緑肥を栽培していた約5haの畑です。
4月に蒔いたヘアリーベッチが程よく大きくなった6月?頃、その畑で目立つようになったダイオウ(エゾノギシギシ)を抜いてまわっていた時に、1株の野良生えした小麦らしき麦をみつけました。約5haの畑にポツンと1株だけあったので、何となく目についたのを覚えています。

その後もダイオウを抜きがてら何となく観察していたのですが、穂が出てみるとノゲがあって青っぽい今までに見たことのない穂で珍しかったので、好奇心からそのまま熟すまで残しておいて種がつくのか試してみようと思うようになりました。

(その畑に他にも似たような小麦がないかダイオウ抜きや鋤き込み時に、くまなく探した結果他に2株の野良生え小麦がありましたが、それらは今までに見慣れた草姿や穂だったので、緑肥と一緒に鋤き込んでしまいました。)

雨天曇天の多すぎる異常な年でしたけど、8月末にはその1株から4穂ほど収穫できてそのまま温室に放置、後日手で摺りもんで脱穀すると10粒ほどのひょうたん型の粒がとれました。

> ちょっと不思議な小麦?のお話2

春小麦と秋小麦(冬小麦)の違い、カムット小麦は春小麦のようです


越冬後のカムット小麦

秋小麦(冬小麦)は秋に種を蒔いて、越冬後の夏に収穫します。
春小麦は春に種を蒔いて、その年の夏に収穫します。

北海道の生産者から見る秋小麦と春小麦の違いは生育期間と収量性で、収量性は当然生育期間の短い春小麦の方が劣ります。
輪作上で他の作物との兼合いから、近年では春小麦が増えてきています。

春小麦を秋に蒔くと、越冬後に画像のように完全に全て枯死するのでわかりやすいです。

ネットで調べれば春小麦か秋小麦かはすぐにわかりますけど、こうして実際にやってみると聞いた見ただけとは違う何かが身につくような気がします。

準備が出来た時に師が現れるとは本当ですね

寒暖差の激しい毎日、体調にはお気をつけください。

何かと多忙な年度始め、さらに視察、会合が繰り返される気持ちの切り替えが忙しい毎日です。


S藤さんの有機ゆめちからの視察風景

こちらは有機質肥料などの資材をしっかりと使っている正統派有機栽培です。
収量も安定しているようで、オーガニックの見本のような畑です。

 

S江さんの2,3圃式緑肥自然栽培キタノカオリの視察風景

こちらは緑肥利用による低コスト有機栽培で、どちらかというと自然栽培のカテゴリーになります。
品質は高いですが、収量は安定していませんので、おそらく一般のオーガニックと同じ括りの現状では継続できるか悩ましい状況になるのではと思います。

 
後日その日から販売の師となった、自然栽培の農産物を扱うO笠農場の視察に行ってきました。

さらに後日その日から小麦の師となった、H瀬さんにも実にたくさんのことをご教授いただきました。

お二方は、共通して親切に丁寧に惜しげもなく教えてくれるんです。
販売に興味をもったタイミングで、育種に興味をもったタイミングで、この他にも選別の師や製粉の師にも絶妙のタイミングでご教授いただいています、その他にも他にも・・・。

「準備が出来た時に師が現れる、ていうか全てが師なんだよ」みたいな記述を以前目にしたことがありますが、全くその通りなんだとつくづく思います。自分が気付くか気付かないかだけですね。