秋小麦2021の種まきを終えました


小麦試験栽培2021 #pirkaamam#bio#organic

ノアを蒔いてからは雨の多い梅雨のような天候が続いてました。一転して30℃超えの中、試験栽培小麦の種まきを終え、今日からはまた梅雨のような天候が続く予報になってます。

約2haに延べ2日、11種類の品種を蒔くのは種まき機械の掃除がその都度でとても大変でした。好奇心で頑張りましたけど、あまり増やすのも考えものですね。

チベット小麦、変異したオリジナル小麦3種、エンマー3種、スペルト2種、ライ小麦、アインコーン、どれも種を継ぐ、増やす目的が主です。

チベット小麦はあまり美味しいイメージがないのとパンが膨らまないでしょうから、短期も長期も需要が見込めずおそらく今回でお終いです。変わり種の少量生産は手間がかかり大変なだけです。

変異したオリジナル種は好奇心があるうちは続くでしょう。

エンマーはノゲが収穫機に詰まるのが嫌なのと、スペルトより低収量高価格で古代小麦としての居場所があるのか疑問です。

カナダ研究所からのスペルトは草丈が低く、手取り除草できない(ダイオウ増える)問題を解決できるのではないかと期待してます。

ライ小麦を偶然見つけた奇跡の小麦と言い続ければともかく、ライ小麦なんだから過去他の生産者さんがライ小麦にチャレンジして撤退していったように、同じ道を辿るのかなと思います。

アインコーンは越冬しそうなので試験継続しつつ種を増やす感じです。アインコーンまで来て既存小麦の試験栽培はもう終盤な気がしてます。

世界の品種、過去の品種、変わり種と色々試験栽培してみて、もう既にあるもの、輸入で入手できるものは、そちらからの方が良いと学んだような気がします。例えばチベット小麦はチベット産、カナダ小麦はカナダ産、日本には日本の誇る小麦品種がありますから、輸入だけでなく日本の小麦が海外で評価されるなら輸出するのも決して悪い事ではないのかもしれません。