手を抜く農家、ドカドカ売っても何の価値もない


スペルト2021 #pirkaamam#bio#organic

「適切な管理、適切な値段」で売れない時のために、前もって何とかするべく作業コストダウンのため機械除草をしない栽培方法に切り替えました。

言うなれば手抜きですが、はたして上手くいくのでしょうか?

【雑記】
ところで販売路線について、去年の今頃は(過去の売れ残りトラウマから)とにかく売らなくてはと言う思いが強く、万人だの平等だの公平だの八方美人な事を言っていたのですが、今年の今は全く考えが変わっていて、万人だの平等だのの八方美人ぶるのはすっかり止めてます。

売れれば売れるほど儲かるのであれば八方美人も商売上必要な事だと思いますが、何度もお伝えしている通り、小麦に関しては行列ができて廃業するトンカツ屋と同じ構図になっており、うちには行列は出来てませんが、利益と時間と身を削って八方美人ぶって、それが思うほど何かの為にならない事を、ようやく気がついたと言うか学びました。

ちなみに八方美人を止めて、もし売れ残った小麦は生まれた故郷の土壌に自然に還して(種や肥として)すぐに生まれ変わって貰うので、うちは「捨てない農家」です。

改めて、ドリアンさんの「捨てないパン屋」は名著だと思います。印象的なワード「捨てない」「手を抜く」「ドカドカ~」はきっと言葉のあやなんでしょうね。早くパート2が読みたいです。