カテゴリー: ホクシン

自然栽培ホクシンを僅かですが必要な方に販売いたします


ホクシン2019 P3 #bio#より自然な栽培#pirkaamam

一昨日収穫したばかりの自然栽培ホクシンの玄麦です。

コンバインで収穫 → 乾燥機で水分率12.5%以下に乾燥 → 唐箕(風力選別)で比重の軽い屑を除去 → 網選別で2.0mm以下の細麦を除去 → 精麦機で麦表面の汚れを削り磨く → 再度唐箕にかけながら目視で異物がないか確認

少量なら大掛かりなラインは必要なく簡単に選別できます。

有機ホクシンは全量出荷済みですが、お得意様用として最大10人分(9.5kgずつとして)だけ残しておきました。※そんなに使う方はいないと思いますけど…。

必要な方、使ってみたい方はメールなどでご連絡ください。ショップには載せません。

価格(お一人様2点(38kg)まででお願いします。2点の場合は19kgでまとめれるものはまとめます。)
ペア19kg(ツルキチ2018 9.5kg & ホクシン2019 9.5kg) 6,800円(税込・送料込)
ペア19kg(春よ恋2018 9.5kg & ホクシン2019 9.5kg) 7,300円(税込・送料込)
※ホクシンのみの単体販売は致しません。あくまでお得意様用(普段使いのお供として)です。

まだあります。
もうないです。

小麦の水分率のお話、せっかくなので小麦に詳しくなっていただきます


バーナーで熱風を送り一晩かけて小麦を乾燥させます。小麦が熱で変質しないよう適度な温度に自動で調整され、朝には自動で停止しています。

小麦は畑でコンバインで収穫したら、すぐに乾燥機に入れて乾燥を開始します。

例えば、今年の刈り取り開始時の小麦の水分率は約36%だったのですが、このまま置いておくと一晩で発酵熱を出してしまうため、ひとまずは保管のための乾燥と考えて良いと思います。

運よく炎天下が続き畑でもの凄く乾燥が進む年が5年に1度位はありますが、やむを得ず(穂発芽を避けるため)高水分収穫になってしまう場合がほとんどです。


小麦の穀物検査では水分が12.5%以上だと等級外になってしまいますので、誤差も考慮して11.8%での停止設定をしています。30分おき位に水分が自動計測され3回続けて設定値を下回ると自動で停止します。

右に「30.4」(%)と表示されているのは直近の計測値です。

ちなみに、刈り取り前の自然乾燥で過去最高に水分率が低かったのは14.5%でした。

小麦の長期保管について、経験から言えば16%位まで乾燥してれば(状態良く)一年置いてもカビる事はなかったのですが、保管状態によっては結露したり危険なラインです。20%以上の保管は止めた方がいいです。

今シーズンの小麦収穫がホクシンからスタートしました


ホクシン2019 #bio#より自然な栽培#pirkaamam

いつからかずっと毎日のように曇り空、もう太陽がどんなものか忘れかけてます。

今年の小麦開花は異例に1週間ほど早いとのことで収穫も早まる予測でしたが、その後の気温が低く推移したため結局は平年並みの刈り取りスタートとなりました。

登熟期間が長い場合は収穫量が多いと期待されるのですが、収穫してみるとそうでもないどころか、収穫量が年々減少していてかなりの危険信号です。

多肥で多収穫を望むように育種されている現代の小麦品種を、自然な栽培方法で何とかしようとするのが土台無理な話なのでしょうか?

自然栽培ホクシンは人気のようですが、経済的な理由からもう継続は困難であると判断せざるを得ないようです。

ホクシンの最終手取り除草を行ってます


ホクシン2019 #bio#より自然な栽培#pirkaamam

WWOOFのホストプロフィールに「カフェは週一営業のため、カフェを目的とした場合ご期待に沿えないと思います」「作業はダイオウの除草と豆の手より、麦みがきです」と書いたら、全くと言ってよいほど応募がありません。

WWOOFが何なのか少しわかった気がするホスト3年目の夏でした。

と言う訳で日曜日に一人寂しく、ダイオウ・マツヨイセンノウ討伐をしてました。

モジャモジャの白クローバのお陰で歩くだけで重労働です。

ホクシンも今年で最後かと思うと、ひたすら歩きまわった小麦の手取り除草、過去の長い年月が走馬灯のように駆け巡りました。

積雪が少なくて小麦が茶色くなってますけど大丈夫ですか?


ホクシン2019 #無農薬#無肥料#pirkaamam

小麦畑に行って小麦の株を引っ張ってみればすぐにわかります。
大丈夫じゃない場合、枯れていれば軽く抜けてしまいます。


ホクシン2019 #無農薬#無肥料#pirkaamam

ホクシンは大丈夫そうです。

冬枯れ防止の殺菌剤(農薬)を使用している場合、毎年青々した小麦が雪の下から出てきますから、殆どの小麦生産者の方々は茶色くなった小麦畑を見慣れないのかもしれませんが、自然界を見渡せば、ある程度茶色くなるのはある意味自然なんですけどね。

小麦は積雪が深いより土壌凍結が深い方が越冬性が良いようなので、今年の冬は逆に心配ないくらいだと思ってます。

「ノア(6)」「ホクシン」の発芽が綺麗に揃いました


ノア2019 #organic#より自然な栽培#pirkaamam

多品種化が進み、古代小麦の比率がさらにUPした事により、代を重ねるノアに風格が出て参りました。
パン用として打倒キタノカオリの念願は果たせるのでしょうか?

キタノカオリも結構な量が入ってるし、キタノカオリより人気のスペルトも結構な量が入ってるので、まあまあいい線いってるんですけどね。


ホクシン2019 #organic#より自然な栽培#pirkaamam

全量をアグリシステムさんに出荷する予定です。
後に麦の風工房さんで石臼製粉、オーガニックスムレラとして登場すると思います。

粒のまま玄小麦として使いたい方は、人の健康と幸せの為によりよい未来の為に、諦めずに声を上げ続けましょう。

「ホクシン」の種まきをしました


ホクシン2019 #bio#より自然な栽培#pirkaamam

数日おきに雨の降る中、合間をみつけては種を蒔いていきます。
種を蒔くためには畑を綺麗に平らにする整地作業もするので結構忙しいです。

結局ド安定の「きたほなみ」は蒔かずに、みなさんのご要望を叶えた形となりました。

一つひとつの言葉、出来事、全てに何かしら意味があると思えば当然なのですが・・・、結局リスクの大部分は生産者負担なのでしょうね。

悩んで納得してしている事なのでそれでも構わないのですが、少しお力を貸していただけるなら、ホクシンは「冬枯れ(穂発芽)しませんように」、キタノカオリは「穂発芽(冬枯れ)しませんように」と無事を祈っていただけると有難いです。

エヤンペオピッタ ~大切なものすべて~


フォルコン「キタホナミ」

約1ヶ月ごとに原材料が切り替わるフォルコンブロート。・・・だったんですね。

その第1弾には、有機・自然栽培の「きたほなみ2017」が使用されています。

「きたほなみ」は国産小麦で圧倒的シェアの道産小麦です。


フォルコン「ホクシン」

お次に登場したのは「ホクシン2017」(以降も原料は全てオーガニックです)

この、人気があろうとなかろうと、原料をスッパリ切り替える試みは8月から12月末まで続くことになりました。

第2弾で風味の王者ホクシンが登場しています。

お客さんはどう感じたのでしょうか?


フォルコン「ハルキラリ」

さらに、春小麦最新品種の「はるきらり2017」と続きます。

後で教えてもらったのですが、全て「小麦の品種名」をあえてパンの名前にしたそうです。

こうすると、パンを買う時に小麦の名前を自然と覚えるように、確かになります。

フォルコン「春よ恋」

「春よ恋って小麦の名前なんですか?」と言う声を何度か耳にしました。

実は需要倍率3倍、業界人気NO.1の「春よ恋」が第4弾で登場です。

もし毎月このお店に通っている方がいたとしたら、「麦の名前」と「麦の味」を知ることになったと思います。

あなたは、あなたの命の糧となっている、いつも食べているパンの「麦の名前」と「麦の味」をご存知ですか?


フォルコン「エヤンペオピッタ」

2017年の締めくくりは「ノア2017」でした。あれ?スペルトだったかも・・・。

この構成は面白いですね。なったのかそうしたのかは、ご本人に聞かないとわかりませんが、ここにきて品種名から「エヤンペオピッタ」ですからね。

パン屋さんでパンを買うだけ(失礼でごめんなさい言葉のあやです)なのに、何でしょうかこの感じは?
もの凄くゆっくりとした時間の流れの中で、まるで壮大な物語を体験しているように錯覚を覚えます。

お待たせしました、やっと製粉できました、ノアが凄かったです


ようやく作業が一段落した感じで、やっと念願の製粉作業まで漕ぎ着けました。
手持ちの製粉機での製粉の感想を書いておきます。

製粉機スペック:国光社ひかり号A-1・篩セット(60メッシュ)
玄小麦の水分率はどれも約12.0%です。

きたほなみ:胚乳がきめ細かくて篩が目詰まりする。粉・フスマがしっとりしていて製粉機のタンク根元が2周目から詰まる。
ホクシン:きたほなみと同じ。詰まるので非常に時間がかかる。
はるきらり:胚乳がガラス質で篩通りもよく、問題なく製粉できた。
ノア:2周目までは胚乳がガラス質のようで篩通りよく問題なし、3週目以降は胚乳・フスマがしっとりした感じに変化したが、詰まることなく製粉できた。
春よ恋:はるきらりと同じ。胚乳が白くて綺麗。

現状の製粉機では、中力品種のきたほなみ・ホクシンは製粉できないとの判断をせざる得ない残念な結果となりました。


ノア2017.bio i6083(i:金臼、60メッシュ、歩止83%)

ノアが凄かったのは、製粉過程での珍しい粉質の変化もそうですが、挽きあがりが美しい黄色い粉になったのには感動が一入ありました。

ある程度フスマを取り除いた、ある程度白い粉でのパンの試作がまだなので、どんなパンになるのか凄く楽しみです。

凄いベーカリーさんが現れました!自家製粉も凄いけど、秘伝の発酵技術がもっと凄い!


新小麦のパン きたほなみ2017.bio 100%

ベーカリー石臼自家製粉なのですが、あえて時間あたり製粉量を5分の1以下にして、脅威のきめ細やかさをもつ石臼挽き全粒粉を実現しておられます。

ベーカリー製粉で充分に粉は新鮮なのですが、さらに挽いた粉にはすぐ水分を加え、わずかな粉の老化(酸化)さえも防いでおられます。


新小麦のパン ホクシン2017.bio 100%

特筆すべきなのはその発酵技術。

小麦そのものからの種菌のみを使用して自家培養しておられるのですが、焼きあがったパンには全く酸味がなく、独特な風味と旨みが際立っていて、不思議な感じがしました。

3日前に仕込む!?と言うにわかには信じられない製法は、まったく謎に包まれています。どうしてあの味になるのか誰か謎解きお願いします。

※ごく稀に失敗もあるようですが、そのパンを食べてみたいです。


「多くのパンが古代農法&有機JAS鮮度抜群の十勝「新」小麦です。」
「限界量に挑戦した「麦と10粒のオリーブ」は今週で終わります。」

土、日、月曜日営業でその他の曜日は、製粉と仕込みだそうです。
「麦と10粒のオリーブ」は明日が最終日ですね。急がないと!

ベースベーカリーさんはtwitterで販売開始時間やパンの状況を配信しておられます。

知る人ぞ知る人気店なので、是非チェックしてからお出掛けください。