カテゴリー: ホクシン

畑に群れで遊びにきて、オーガニックな何かを食べてました


ホクシン2017.bioの跡地

黒いのできっとカラス、数百の大群でした。
普段あまりみかけないので、きっと気まぐれで来たんでしょう。

今日も一人で何時間もトラクター作業か~、人生って仕事ってなんだろう、って考えながら仕事していたら、無言で数百で現れました。

かなり長い間いましたが、一度もカアとか言ってませんでした。
そして、ときたま耕した土からオーガニックな何かを食べてました。

写真を撮りに大群に歩いて向かっていったら、飛んで距離を置いてました。しょうがないのでズーム。田舎のカラスは人見知りですね。

お陰で退屈しないですみました。ありがとうまた遊びに来てね。

「きたほなみ」と「ホクシン」の玄小麦サンプル販売を開始します


きたほなみ2017.bio

お待たせして申し訳ありませんでした。
収穫・乾燥・出荷やその他にも激務の日々でした。ブログの更新が無い時は忙しいんだと思っていただいて間違いありません。


ホクシン2017.bio

忙しい時にこそ用事が重なる現象がまさに起きておりました。
シンクロニシティが3つも4つも、いえ5つも6つも重なった感じでしょうか。

シンクロニシティ – Wikipedia

シンクロニシティ(英語:synchronicity)とは、いわば「意味のある偶然の一致」のことで、日本語訳では「共時性(きょうじせい)」「同時性」「同時発生」とも言う。

冗談はさておき、また夜にでもちゃんと販売ページを作りますので、今しばらくお待ちください。

ホクシンの収穫も一部始まっています


ホクシン2017.bio

昨日からホクシンの収穫も始めていて、今日~明日で週末の3日連続雨予報の前に全てのホクシンの収穫を終わらせようとする作戦でしたが、あまりの青さ(未熟さ)に撤退を余儀なくされました。

天候しだいですが天気予報通りであれば、25~27日もしくは26~28日で再開及び全収穫する見込みとなりました。

とりあえずホクシンは置いておいて、明日はいよいよカムホを収穫してみようと思います。

空中浮遊侵入種子ブタナの使命


可愛い小さなタンポポのような花の名前はブタナ、ブタさんが好んで食べることから由来した名前だとか。

え?そんな付け方でいいの?その植物自身を表現してあげてよといつも思います。
ちなみに別名はタンポポモドキだそうです。せめて姫タンポポぐらいに呼んであげてもいいのに・・・。
理不尽を感じますが、きっと未来永劫ブタナはブタナでしょう。


ホクシン2017.bio

種はタンポポの綿毛と同じく遠くから風で運ばれて来るので、畑から減ることはなく毎年同じくらいの株数が散見されます。

小麦と背丈が同じくらいで放置すると増えた過去の経験から、危険危惧種として目についたらとりあえず抜き草しています。

空中から侵入してくる小麦の雑草は今のところブタナのみ一種類で、一体どういう使命感をもってそういう事をしているのか皆目見当がつきませんが、ブタナの抜き草は株数が少ないこともありそんなに嫌な仕事ではないのと、ついでに小麦畑も観察できるので、自然観察の勉強の為にブタナは一役買っているように思えなくもありません。

小麦畑に花を咲かせよう!プロジェクト公開


ホクシン2017.bio

これが自然との調和を大切にする栽培法方の醍醐味です。
まず最初の見どころとなるナズナの開花シーズンが到来しました。

かなり前から虎視眈々と進めていたのですが、もうそろそろいいかなと思うので公開します。

多くの場合、小麦畑→食糧生産であったり、収穫物→金銭との交換ですので、その中で効率のよい方法を模索して、肥料(窒素)の多投や除草剤による雑草の排除を行います。

慣行農法と呼ばれている化学農法や、代替有機農法もそう言った面ではそんなに方向性が変わるものではありません。

自然との調和を大切にする栽培法方と言ってもやはり経済活動なので、自然に負担を強いる方向性は変わりませんが、それだけ(金銭)が目的になると心が病んできますので、こうしたプロジェクトを楽しみとして、可憐な花に癒されながらよりよい方法を模索しています。

肩の力を抜いて、なるようになるしかないんです


ホクシン2017.bio

なんとか持ちこたえているようです(肉眼では緑が多く見えるので)。
ここも褐色火山灰土壌の冬枯れが出やすい畑なので、ダメなんじゃないかと諦めの境地だったんですけど、でも写真はかなり茶色いですね。

もうね、よくわからないです。いったい小麦とはなんでしょうか?

何の品種を作ればいいのか、何をどうすればよいのかよくわからなくなってきています。

とにかく去年は全般的にも種まきの時期にも雨が多く苦労の絶えない年でした。人事を尽くして~って充分尽くしているつもりですが足りないのでしょうか、天命とやらは厳しいのか優しいのかよくわかりません。

有機栽培をしていると、種が入手困難だったり、冬枯れに怯えたり、有機でなくても穂発芽で台無しになったり、とにかく安定を望みます、普通でいいんです、普通に安定したパンに向く品種を作らせてください。

沖積土のホクシンは無事越冬できたようでよかったです


ホクシン2017.bio

沖積土の畑は冬枯れが出にくいので安定感ばつぐんですね。

沖積土とは「河川に運ばれて低地に堆積した土砂が土壌化したもの」だそうです。

比重は重く、石や砂利、砂が多めで、ミネラルが多く含まれています。

何度も書いていますが植物は土壌の影響を大きく受けるので、沖積土で収穫された農産物は、比重が重めで味濃く美味しいものとなります。

石が多くて作業性は悪いのですが、品質は良くなる、よくできてるなあと思う自然の一面です。

秋小麦の冬枯れ病と積雪・土壌凍結の関係性

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bioホクシン2017、雪がなくなりほっと一安心しました

では、一安心の理由を解説します。

まず、秋小麦の冬枯れ耐性は経験上こんな感じです。
ゆめちから ≦ ホクシン ≦ キタノカオリ <<< きたほなみ

ちなみに、冬枯れ病とは越冬時に積雪下で枯れてしまう病気で、枯死した株を調べると数種類の菌が見つかります。
その数種類の菌が枯死の原因である病原菌とされ、越冬前に冬枯れ病の防除として殺菌剤散布が広く行われており、その防除効果は非常に高いものです。

でも、有機栽培では化学合成された資材の使用を一切禁じてますので、殺菌剤を使用しない何らかの冬枯れ対策を必死に考えることになります。
考えると言っても結局はよく観察するよりないので、何年も観察を続けることになります。

そして、秋小麦の冬枯れ病と積雪・土壌凍結の関係性ですが、北海道の農業者ならこの例えでわかりやすいと思います。

越冬時、年内における積雪、土壌凍結と小麦、じゃがいも、ダイオウの関係性

  • 土壌凍結なしの積雪:小麦は困る、じゃがいも&ダイオウは喜ぶ
  • 積雪が少なく土壌凍結が深い:小麦は喜ぶ、じゃがいも&ダイオウは困る

なので、11月中旬ではまだ土壌凍結がほとんど無いので、早めの積雪がなくなってくれてほっと一安心しました。