カテゴリー: その他小麦

製粉機をお持ちのご家庭向けに3KGの品をご用意しました

そんなにいないと思うのですが、製粉機をお持ちのご家庭向けです。※小規模店舗での新規お試し用としてもどうぞ。

・ノア7玄麦 ピーリング済(残り1) 3.0KG ¥1,200 + レターパックプラス封筒代(¥520)

・らしき麦 ピーリング済 3.0KG ¥1,100(366.6/kg) + レターパックプラス封筒代(¥520)

・スペルト BULK 3.0KG ¥2,800(933.3/kg) + レターパックプラス封筒代(¥520)

・レターパックプラスで発送します。

・一度のご注文でそれぞれ1点迄です。それぞれ送料がかかりますのでご注意ください。同梱は出来ません。

・転売をしないでください。

・手広く販売するのには体力の限界がありますので、どうしても必要な方のみご使用の理由を添えてご連絡ください。

ばあちゃん直伝の育種法


育種-短稈難脱2020 #pirkaamam#bio#organic

「わしはスイカを美味しく作る名人と呼ばれている」「スイカの種は?」「食べて美味しかったスイカの種を取っといて蒔く」

まさかこの子供の頃の会話が今に活かされるとは。


育種中の短稈難脱小麦に白っぽい穂と茶色い穂があったので分けたくなって分けました。

おまえら邪魔すんな!かわいいね。


何千年前の人もきっと分けたくなって分けたんだろうと気持ちが理解できました。

あと、穂の色が中の粒の色と微妙にシンクロしてるのを今日発見しました。

日頃から小麦の粒をそのまま味見する癖をつけてるんですけど、穂の色や形の違いや粒の硬さの違いこそあれども味の違いはあまり感じられず、どれもお世辞にも美味しいとは思いませんでした。


何となく最後に口にしたこちら、先日書いた新種のるつぼスペルトバージョンの籾摺り後の粒。

まったく期待せずとりあえず捨てなかっただけだったのですが、15粒位まとめて食べてびっくりトウモロコシのような味がするではないですか。再度15粒ほど無造作に選んでもやっぱりします。

出来ることなら粒を特定したかったので色や形を観察しながら食べると、味のないものが殆どで、時おりトウモロコシのような濃厚味の粒がありました。

食べた後に分かっても種として継げないため、まだ数粒は残っているであろうこの全部を蒔いて、来年そこからコーン株を探そうかと思います。

そして昔のスイカの事を思い出して確信しました。本当の育種というものを。

小麦の育種は年月が必要で思う以上にたいへんです


スペルトに先祖帰りしたらしき小麦2020 #pirkaamam#bio#organic

「ぽつんと生えていた小麦らしき麦」はもしかすると輸入緑肥種子のヘアリーベッチに混ざっていた「ライ小麦」だったのかもしれません(奇跡だったのかもしれません)。

その「ぽつんと生えていた小麦らしき麦」から採種して、その種を蒔いて生まれた(変異?した)次世代の姿形の全く異なる「スペルトに先祖帰りしたらしき小麦」、これはもう農場原産で良いと思います。


現代小麦風の殻が取れやすい小麦2020 #pirkaamam#bio#organic

さらに「スペルトに先祖帰りしたらしき小麦」を採種して、その種を蒔いて生まれた(変異?した)次世代の姿形の全く異なる「現代小麦風の殻が取れやすい小麦」、これも農場原産で良いと思います。

でもまあよくもまあ、こんなにバラエティに富むものなのかと感心するくらい種が定まらない様子で、様々な形の穂が混在してます。

この中から、選抜してまた変異したり種が定まらなくて、の繰り返しで育種するんでしょうけど、固定種になるまで長い年月がかかると言うのが本当の本当に理解できました。

素人の育種など専門の育成機関のそれに到底及ぶものではないと、心底思い知らされました。


選抜を繰り返し、その都度数粒から増やすのをまた最初からと思うと気が遠くなります。寿命が何年あっても足りる気がしません。

よって、このカオスな新種のるつぼを、面倒くさいのでそのまま増やしていきたいと思います。


新種のるつぼスペルトバージョン、新種のるつぼから殻の付いたものを分けたもの。

試験栽培の少量小麦の収穫、脱穀が年々進歩してます


チベット小麦2020 #pirkaamam#bio#organic

試験栽培区のチベット小麦がいち早く収穫を迎えました。

ホクシンと同程度の登熟の早さで、これくらい早いとオオスズメノカタビラなど手取り除草困難な雑草種子増える問題をクリアできていいです。


去年までは穂だけを収穫してましたが、今年は運よく入手できた中古の電動脱穀機を有効活用しようと思い、持ち手になる麦稈から収穫しました。オオスズメノカタビラも一緒に。

かがんで刈り取る作業が大変かと思ってたのですが、穂だけをちぎり取るより作業時間が短縮できて結局は楽に感じました。


手もみ → 唐棹(からさお:大きいまごの手のような木製の脱穀道具、手の部分をタイミング良く回して穂や鞘に叩きつけて脱穀する) → 足踏み脱穀機 → 電動脱穀機、原点から忠実に順を追って学ぶべく経験を積んでます。

文明の利器を手にした今では、穂だけ集めて手もみなんて事をよくやっていたものだと思います。


きちんと箱に入ってます!今までの苦労のぶん感動もひとしおです。

この後、網目7~8mmくらいの篩で茎を取り除き、唐箕(とうみ:風での選別)で軽い夾雑物を取り除きました。


2~3kg位しかないです。種継ぎ用ですね。

チベットの古代小麦でグルテンが少ないそうですが、現代小麦のような草姿なのに古代小麦とはこれいかに、粒を口にした感想は、フスマの部分がずいぶんとしっかりしてて、味は素気ないように感じました。

まとまった雨が降って今年の旱魃は終わりました


ぽつんと生えていた小麦らしき麦2020 #pirkaamam#bio#organic

製粉すると米粉っぽい小麦粉になってたような覚えがあります。グルテンはライ麦並みになかった覚えがあるのでパンには不向きだと思われます。

どう栽培して良いのか、なぜ栽培してるのか訳が分かりません。もし使われる方がいたとしても、どう使って良いのか訳が分からないと思います。食べる人もどう評価して良いのか訳が分からないと思います。

ツルキチもイタリアも評価がなんとなくのまま一過性のものだったと思います。それらをさらに上回るものです。


レッドエンマー2020 #pirkaamam#bio#organic

この2列だけ調子良いようですが、残りの部分はさっぱりです。

芒がしっかりしてて殻までしっかりしてて、脱穀難度最高レベルの手強さなような気がしてます。

スペルトよりさらに一世代踏み込み、より収穫量が低くて、より手間暇がかかる、つまりは超高価格、誰の何の為の小麦なのか訳が分かりません。

天然変異の新品種たち、小麦の農場育種が面白いです


「ぽつんと生えていた小麦らしき麦」を第0世代として、こちらは第2世代の変異株です。

短稈(たんかん:現代小麦のように茎が短い)で易脱(いだつ:現代小麦のように殻が取れやすい)です。

改めて見るとエンマー小麦に似た穂の形をしてますね。


左側のこちらも第2世代の変異株、右側はスイスのスペルトです。

長幹(ちょうかん:スペルトのように茎が長い)、難脱(なんだつ:スペルトのように殻が取れにくい)です。

今日比べてみて驚いたのは、スイス(の研究所から)のスペルトと劇的に似ていることです。

スペルトの違う系統同士が似ているのはわかるのですが、ライ小麦ぽいのから変異してこうなるのが不思議です。

変異株を見つけた時の選抜はごく数穂で、脱穀は手もみ等コンタミがないよう細心の注意を払って行ってます。

都市伝説ならぬ田舎伝説、信じるか信じないかはあなた次第です。

北海道でのアインコーン越冬試験結果


アインコーン2020 #試験栽培

発芽率が半分以下で越冬率はさらに半分以下だったような気がしました。

粒を数えてちゃんと試験すれば良かったと反省してますが、まさか発芽率があんなに低いと思いませんでしたし、説明にSpring wheetとあったアインコーンが越冬するなんて思いもしませんでした。


ユトレヒトブルー2020 #試験栽培

発芽率はほぼ100%、越冬率は0%、まごうことなきSpring wheetでした。

 
[su_box title=”お知らせ” style=”glass” box_color=”#46d32e”]

ピリカアマムミリングフラワーがマイナーチェンジしました。

スペルトが直近(2019)産の、より高品質なものになりました。

※原料スペルト分だけでも相場価格10,000円以上はします。

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小麦の試験栽培とはこんな感じです


試験栽培小麦2020

趣味の新種小麦の試験栽培を家庭菜園で行ってます。

ブラックエンマーやノゲなしエンマー、チベット小麦、カナダのスペルトなど、でも、最近はあまり種類を増やしてもきりがないと考えるようになり、ある程度増やして特別な特徴のないものはノアに混ぜてしまうようにしてます。

そんな中でも面白いと思うのが「ぽつんと生えていた麦」から変異した「短稈易脱スペルト」から変異したさらなる3種、ライ小麦っぽい小麦からスペルトっぽく変異するのも驚きましたけど、さらにバラエティー豊かな変異株が続々と誕生するのをまのあたりにして、その不思議さを楽しんでます。

「①ぽつんと生えていた麦(ライ小麦っぽい小麦)」
├「②短稈易脱スペルト(スペルトっぽい)」
└「②短稈難脱スペルト」

「②短稈易脱スペルト(スペルトっぽい)」
├「③短稈難脱早生スペルト」
├「③長稈難脱スペルト」
└「③短稈易脱ズングリ小麦」

グルテンガムの出来ないぽつんと生えていた麦


ぽつんと生えていた麦2020 #premium#organic#pirkaamam

未だに名付けに悩んでいる「ぽつんと生えていた麦」、見たことのない荒々しい形相から恐れ多くて発音できないように「YHWH」と呼んで?いた事もありました。後に「ライ小麦」に激似な事が判明したもののライ小麦と謳うには確固たる保障もないまま現在に至ります。

栽培に関して、どうやら早まきをすると上に伸びてしまうようで、ずっと今まで越冬種のような振る舞いをしていたのに、少し早まきをしただけで春小麦のように立ち上がってしまい驚きました。


越冬前に立ち上がっても冬枯れしなければ良いのですが、枯れた感じになっている株があります。


株元に生気があり大丈夫な株もありますので、収穫はできると思います。


「開店10分後に着いたのに、スコーンは無かった…。」※インスタのコメントより

変わり種は売れる気がしなくてまとまった栽培を躊躇していたのですが、去年の小麦強化合宿最終日「スタージュカタネ with May」での「さくっホロなめいちゃんのスコーン」に感銘を受けての今期栽培となりました。

見た目と理論上はキタノカオリ、どなたかいかがですか?


小麦2019 #bio#より自然な栽培#pirkaamam

この小麦の経緯、素性をご説明します。

スペルトを収穫してから選別時の最初に3mmの網を通しました。目的は殻付きのスペルトとコンタミ(他の品種が混ざること)してしまった、キタノカオリとライ麦を分離するためです。3mmより大きな殻付きスペルトは純スペルトとして綺麗に分離することが出来ました。

コンバインでのコンタミ(他の品種が混ざること)
キタノカオリコンバイン収穫 → スペルトコンバイン収穫、このような収穫時における品種の切り替え時にはコンバインの脱穀部や搬送・昇降部、貯留タンク中にある清掃しきれない残留分がほんの少しですが、次の品種に混ざってしまう事があります。

3mmより小さな粒は、その殆どがコンバインの中で殻が取り除かれたスペルトだったのですが、コンバインでコンタミしたであろう直前に収穫したキタノカオリや隣接して栽培していたライ麦も何故か混ざっていました。

幸いそれぞれの品種の色の特徴が違ったため「白っぽい色のスペルト」「褐色のキタノカオリ」「青緑色のライ麦」を色彩選別機で分けることが出来ました。

しかしながら、スペルトにも褐色粒のものや、小麦の色をしたライ麦粒、なども当然ありますので、冒頭の画像のように見た目では殆どがキタノカオリの様でチラホラとスペルトやライ麦も見え隠れしております。

経緯、素性は以上の通りです。

自然栽培の小麦として品質に問題がある訳ではないです。

ピーリングは多め(P5)にしておきました。

価格はキタノカオリ(24.6kg)-1,000円+地帯別運賃で、どなたか使っていただけないでしょうか?

– 販売終了しました。助かりました。ありがとうございます。 –