試験栽培の少量小麦の収穫、脱穀が年々進歩してます


チベット小麦2020 #pirkaamam#bio#organic

試験栽培区のチベット小麦がいち早く収穫を迎えました。

ホクシンと同程度の登熟の早さで、これくらい早いとオオスズメノカタビラなど手取り除草困難な雑草種子増える問題をクリアできていいです。


去年までは穂だけを収穫してましたが、今年は運よく入手できた中古の電動脱穀機を有効活用しようと思い、持ち手になる麦稈から収穫しました。オオスズメノカタビラも一緒に。

かがんで刈り取る作業が大変かと思ってたのですが、穂だけをちぎり取るより作業時間が短縮できて結局は楽に感じました。


手もみ → 唐棹(からさお:大きいまごの手のような木製の脱穀道具、手の部分をタイミング良く回して穂や鞘に叩きつけて脱穀する) → 足踏み脱穀機 → 電動脱穀機、原点から忠実に順を追って学ぶべく経験を積んでます。

文明の利器を手にした今では、穂だけ集めて手もみなんて事をよくやっていたものだと思います。


きちんと箱に入ってます!今までの苦労のぶん感動もひとしおです。

この後、網目7~8mmくらいの篩で茎を取り除き、唐箕(とうみ:風での選別)で軽い夾雑物を取り除きました。


2~3kg位しかないです。種継ぎ用ですね。

チベットの古代小麦でグルテンが少ないそうですが、現代小麦のような草姿なのに古代小麦とはこれいかに、粒を口にした感想は、フスマの部分がずいぶんとしっかりしてて、味は素気ないように感じました。