皆さんの優しい心に耐え切れず、玄小麦の大幅価格改定を行ないました

日頃から適正価格、適正価格と言い続けてますし、これからも言い続けると思います。

未来の子供達とか、他の生産者の方に配慮しないととか、自然栽培の小麦が増える為にはとか、しっかり考えると然るべく価格にしないといけないのはよく理解できます。

どうしても高価になってしまうのに、それでも使ってくれようとする。
お得意様だからとか、初めての人だからとか、少ししか買えない、多く買ってくれる、その線引きで悩むのが結構辛いんです。

みんなにとってより良い方法をこれからも模索していきますので、どうぞご理解のほど宜しくお願い致します。

今回は玄小麦価格の改定です。ショップからご覧いただけます。

ついでにノアRも商品に追加しておきました。

新年明けましておめでとうございます


昨年は皆様方には大変お世話になり、誠にありがとうございました。
引き続き、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

シーズンに数回のスケート指導の日で写真をと思ったのですが、一緒に滑るのに夢中になって、リンクを掃いている写真しか撮れませんでした。

最近、仕事ばかりで忙しく、文字通り心を亡くしていたのかもしれません。

子供たちと遊ぶと凄く楽しいですね。本当にこの人達は忘れたものを思い出させてくれます。
何のための仕事なのか見失わないように、今年はのんびりと頑張りたいと思います。

パン屋さんに学ぶ、生産者がお店をもつということ


ピリカアマム1号本店は2月に仮オープンの予定です。

建物の壁塗りは春にならないと出来ないので、お店の完成は春になります。
駐車場などの整備も春から進めますので、きちんと形になるのは夏頃になると思います。

六次産業化が叫ばれてまもない昨今、ふと考えると、普通であればお金を目的に何かを生産したなら、必ず売らなくてはならない訳で、消費者がお金を使う場所は、必ずお店な訳です。

作った、生産したはいいけど、お店も売る手段もなく、販売を頼んでいるのに、搾取されているフェアではないと不満を言うのもどうかなと思うところもあり・・・。

近年パン屋さんと仲良くさせていただく機会が多く学んだことは、パン屋さんって「自分で作って」「自分で値付けして」「自分で売る」まで全て責任を持って行い、厳しい社会を生き抜いてるんですよね・・・。

ネットでの少量販売~お店を持つに至り、いかに自分は世間知らずだったのかと、つくづく思い知らされると共に、ようやく一歩踏み出した感があります。


パン(菓子)工房なるものも、おまけと言うかついでと言うか、もしかしたら本業になるかもしれない可能性を秘めて作っています。

パン屋さんから学んでいるのと、小麦を主に生産している事もありで、このような事態になっております。

ウーファーさんが来るようになって宿泊施設、小麦関連でパンカフェ、もしかすると主体性なく流されているような気がしないでもないですが・・・。
それを言ったら、そもそもノア(旧カムホ)がなかったら販売もしてないだろうし、倉庫に屑小麦がなかったら、あの時きたほなみの種がもう少しあったら・・・。
キタノカオリが穂発芽しやすくなければ・・・、れば・・・、れば・・・。

メリークリスマス!聖なる導き、holy stollen2017


この奇跡を解説しようと思ってましたが、どうも上手く言葉に出来ないような気がします。

ノアが生まれた経緯も、今に至るまで、k村さんが初めて小麦畑に来てくれて、小麦の中を歩いている姿が、昨日の事のように鮮明に目に浮かびます。

短いようで長い月日の中、お店が今の形になるまでに、きっと努力されてきたんだと思います。

とりとめのない想いが湧き出てくる、不思議な気持ちになるシュトレンです。

有機小麦と自然栽培の小麦、違いを少し紐解きます


オーガニックシュトレン、ノアR-100%

クリスマスまであと僅かとなりました。
近年のシュトレン人気には目を見張るものがあり、食べ比べの記事もちらほらと目にします。

もちろんお店によって味の違いはあるでしょうが、それらを飛び越えて別の代物になっている、そんなシュトレンを知ってますか?

凄く貴重なこのお店の近隣にお住まいの方は、本当に幸運だと思います。

 
以後は少し前に 慣行小麦を有機小麦へ転換する生産者がまったく増えない理由 で書いた内容の続きになります。

自然栽培の小麦において、あまり試算したくないと言うか、あえて目を背けていたと言うか、でもいつまでも胸の内に留めても仕方ないですもんね。

有機栽培は有機質肥料を使用して栽培するオーガニックな農法です。
自然栽培は無肥料で栽培するオーガニックな農法です。

同じオーガニックでも、肥料を使う使わないの違いは、もの凄く大きくて、こと「肥で育つ」と云われる小麦では、その違いは甚大なものになります。

前回、有機小麦は慣行小麦の約7割の収穫量で試算しています。
自然栽培小麦は、慣行小麦の約1割から多くても約5割、自然栽培での収穫量はバラツキが大きくて一概に言えませんが、経験則から反収3俵として試算を進めます。

前回のテンプレートがあるので、有機小麦を自然栽培小麦に置き換えます。

自然栽培小麦で10アールあたり約100,000円の生産者手取りにするには、1俵あたり約33,333円。
自然栽培小麦は等級やランクが下がる傾向にあるので、交付金は6,000(中力)~8,000(強力)円で計算すると、品代は1俵あたり27,333円。
自然栽培小麦は強力品種の減収が大きいため、強力小麦は品代での調整が必要。

リスクを考慮して試算に加えます。
33,333×1.2-6,000=33,999で品代が約34,000円。

適正?と思われる、品代の一覧。

慣行小麦 3,000円(キロ50円)
有機小麦 12,000円(キロ200円)
自然栽培(無肥料)小麦 34,000円(キロ566円)

消費税はもちろん別途です。そして交付金ありきの価格です。

自分自身あまり見たくない数字なのですが、ノアは交付金対象にならないので、33,333×1.2の39,999円で約40,000円が採算ラインになります。

ノア 40,000円(キロ666円)

もちろん、この価格では誰も使わないでしょうから、好きでやってることもあり、それなりの価格で卸させていただいてます。

米の減反政策がなくなるようで、転作奨励金ありきの有機小麦は姿を消す可能性もあり、ますます国産有機小麦は希少になるかもしれません。
ましてや自然栽培小麦なんてもっての他なのは、上記試算でおわかりかと思います。

それでも(儲からなくても)いいと栽培する人が、いなくなることはないでしょうけど、「自然栽培小麦とは何か」を少しでも知って考えていただけると、身を削っておられる方々も少しは報われるのかなと思います。

有機栽培を始めて30数年、十勝では珍しい野菜農家さんです


いずみ農園さんに先日お邪魔して参りました
(いずみ農園さんは自社サイトをお持ちでないので、紹介サイトのリンクになります)

北海道らしい風景に圧倒される立地にある農園です。

「何農家ですか?」「畑作農家です」と全国でも珍しい受け答えをする北海道ですが、そんな畑作地帯の中で珍しい野菜農家さんです。

全圃場で有機認定取得をしており、生産物は全て安心の有機農産物です。


人参がたくさんありました。
人参は初期除草が大変なのに、凄いです。

泉さんが有機で栽培する理由は地元では有名で、Uターン就農し最初は学校給食用の野菜を出荷するように頼まれた事から始まり、子供達が食べるものだからと有機・オーガニックになっていったとのことです。


玉ねぎは切っている時に涙が出ない(出にくい?)とのことです。

いずみ農園さんの野菜は帯広の学校給食に使われていて、帯広の子供達は知ってか知らずか安全な食材で育っていることになります。


長いもは子供の口の周りが赤くならない(なりにくい?)とのことです。
ゴボウは味の定評が高いそうで、既に全量出荷確約済みでした。

倉庫内はとにかく宝の山で感動しました。

主に卸で、個人への販売はあまりしてないようですが、注文は受けるとのことです。10kg単位での発送が主なようで、20kgになると送料が少しお得になるとのことです。価格は今は卸の価格に統一だそうで、小分けの手間は大丈夫ですか?と聞くと、なんとかやれると仰ってました。


じゃがいもも何品種かありました。

しかし、子供の口に入るから、と有機になった理由を聞くと、考えさせられるものがあります。
どの(市場の)食材も子供の口に入る可能性は高いのに・・・。


カボチャも立派なものが揃っています。

1つ規格外のをくれたのですが、(奥さんが)美味しいかな、どうかな?と心配そうにしてるので、美味しいんです!と、安心な農産物を生産していただける事に消費者を代表して感謝の気持ちを代弁しておきました。

その他には、小豆と黒豆なども生産しておられます。

冒頭の紹介リンクからご注文できると思いますけど、うちに言っていただいてもお取り次ぎいたします。
心が痛むと嫌なので、マージンは一切、絶対にいただきません。