今日は週一回水曜のピリカアマムベーカリーの日。
オーガニックに取り組んで得た一番の宝は、思慮深い温厚な人と知り合う機会に恵まれた事だとよく申しております。
今日は朝から3組の方々が農場に関心をもって来てくれました。パンをご購入の方におかれましても、このような遠方まで、何か思う所があって来られてる方がおられると思います。
このようなご縁に恵まれた事を心より深く感謝いたします。
今日は週一回水曜のピリカアマムベーカリーの日。
オーガニックに取り組んで得た一番の宝は、思慮深い温厚な人と知り合う機会に恵まれた事だとよく申しております。
今日は朝から3組の方々が農場に関心をもって来てくれました。パンをご購入の方におかれましても、このような遠方まで、何か思う所があって来られてる方がおられると思います。
このようなご縁に恵まれた事を心より深く感謝いたします。
小麦生産者の立場で農家パン屋の今年一年を振り返ってみたいと思います。
春:新型コロナウイルスの影響から、パンを裸で陳列する事ができなくなり、開店前にパンを袋に入れるようになって、密を防ぐためにもレジ横袋詰め係をリストラになりました。
夏:畑作業が忙しくてお店から疎遠に。たまにパンを買いに行くものの、遠方から来られる方への遠慮もあって、あまり買えない食べれない状況。
秋:去年の好き勝手が原因か、お店のスタッフとしての立ち入り禁止令。
冬:朝に猫と一緒に食べるハムパン一個を買うのが水曜日の日課になる。
出禁の理由は、ことある事に無農薬小麦をアピールして、我が物顔で勝手にコーヒーやジュースを配ったり、スタンプカード導入したり止めたり、誰かれ構わず話しかけてたのが、目に余ったのだと思います。2年間早起きしてコツコツ積み上げたのは誰なのか配慮が足りなかったと深く反省しております。
みんなの気持ちを理解して、これに懲りずに、来年は上手いこと何か策を考えたいと思います。
今年一年、変わらぬご愛顧を誠にありがとうございました。
小麦を深く知るために その7
一方では虎視眈々とパン作りを学ぶ一環として、ついに焼き芋の極意を会得しました。
火力調整が難しい薪ストーブで、芋底を炭のように焦がさずに、鍋や蓋を一切汚さない洗い物ゼロ、使い捨てなし永久リユース、極低コスト、栗のような濃厚なホクホク焼きジャガイモを安定して作れるようになりました。全体的に茶色が濃くなっていて素晴らしい出来上がりです。
ポイントはその辺から拾ってきた小石と蒸気が少し漏れるようにする事でした。
熱が通りきるまでの時間は40分~1時間、この焼き芋の極意が将来の田舎パン焼きに繋がるような気がしました。
インスタグラム @pirkaamam は近隣向け「農場ベーカリーと猫」として使ってます。
玄麦のご注文が12月に入ってから増えていて、気がつけば倉庫で麦磨き(精麦)してます。袋詰めしたいのに気がつけば猫を抱っこしてます。あと、前シーズンより在庫の減るペースが早いような気がしてます。
手っ取り早く買えるネットショップを閉鎖して間口が絞られたはずなんですけど、それだけハード系の人気が高まって、オーガニックや全粒粉パンも理解されてきたと言う事なのでしょうか。
もっとオーガニックの需要が増えてオーガニックな生産者ももっと増えると良いですね。
今日の農家パン屋は、開店前から人が途切れない感じで、量を減らした事もあり早い時間に完売しました。どうして今日は客足が多かったのか不思議でなりません。雪がまだ降ってなくて道路状態が良いとは言え、遠路足を運んでいただき誠にありがとうございます。
近隣の街に、こうしたオーガニック的でお手頃価格のお店があれば、何かのついでに買えれば便利なんでしょうけど、今はそうした需要もあるはずなのに、パン屋さんはいっぱいあるのにないのが不思議でなりません。
農場内の直営ベーカリーカフェ「ピリカアマム」※カフェはほぼ機能してません
農場体験の宿泊所に併設してある家庭のキッチンほどのこじんまりとした厨房で、週に一回水曜日にパンを焼いて販売などもしております。
農場で栽培、収穫した無農薬小麦を自家製粉した小麦粉を使用してます。
自家製粉した小麦粉はどうしても真っ白にならず茶色くなってしまい、作り手や多くの方々が望む柔らかくてふんわりしたパンにするのが当初は難しかったため、最初は十勝産有機小麦粉や輸入オーガニック小麦粉の真っ白い粉を購入して使っていました。
そうすると確かに一般的な惣菜パンや菓子パンと同じように出来るのですが、なぜか違和感を覚えました。
そんなこんなで紆余曲折ありましたが、慌てず急がず少しずつ農場産、自家製粉の無農薬小麦粉の割合を増やしていき、今ではパン生地に90%の農場産、自家製粉の無農薬小麦を使えるまでになり、違和感は消えていきました。
紆余曲折での学び、小麦粉を使うにあたってのフスマもったいない問題を解決する方法が身近にありました。
取り除いたフスマは捨てるのではなく産まれた畑に返せば、次の世代の肥となりまた生まれ変わるのです。経済を介せば生じる問題がここにはないのです。見ないようにする必要もないのです。これは、とてつもなく大きなメリットだと感じました。最近の口癖は「農場と飲食は凄く相性がいい」です。
たかがフスマ、されどフスマ、そんな事やあんな事を考えながら、まずは袋づめの販売補助からここ最近は毎週張り切って手伝ってます。
明日8月4日(日曜日)「スタージュカタネ with May × pirkaamam」臨時営業いたします!※スタージュは見習い・研修の意味。
農場体験に来られている若き職人の金の卵「カタネスタッフ」さん達が一日限定でパン屋をオープンしてくれます!
「May」さんはカタネベーカリーさんで働いていたことある、来春ベーカリー&カフェをオープン予定の金の卵です。
連日の暑さの中、一言も暑いと言わず、小麦の収穫から脱穀、蒸し暑い倉庫の中で埃っぽい選別作業など、製粉から豆の手よりまでも、さらに朝は早くから夜遅くまで新麦での試作、無償で働く姿をみて金の卵と表現しましたが間違っているでしょうか?
こちらから無理にお願いした臨時営業を快く引き受けてくれた未来の希望を、是非ともご支援お願いいたします。
ノア6 #bio#より自然な栽培#pirkaamam
朝から一日かけてノア6、ピッツァ用デュラムの選別を終えました。
販売開始時にはこちらで告知いたしますので、今しばらくお待ちください。
「こんにちは北海道!会いに来たよ、中川さん!」2019/06/16(sun)
カタネベーカリー × サンデーベイクショップ × 90th.ave × toi × pirkaamam feat. ウ・ラッキーしげる
「こんな場所に人がそんなに来るはずがない」、その予想を遥かに上回り、開店30分前にはもう出来ていた行列は完売までの約2時間半ずっと途切れることはありませんでした。
地元の新聞2社に告知を申し込むもスルーされ、口コミとSNS頼みの情報伝達となりましたが、結果それが功を奏し適度な来場者数となりました。
toiさんとピリカアマムの妙な2会場案も、駐車場に溢れかえる車を見た後なら適切な判断と思えます。
当日一日中雨が降る予報にもかかわらず、イベント中だけ雨が止んだのは奇跡的でした。
かつてない程の貴重な体験をさせていただき、これほどのことをしていただき、誠にありがとうございます。
ご来場いただいた方々、パン、お菓子、コーヒーをご用意してくれた方々に心よりお礼を申し上げます。
パンカフェのpirkaamam(ピリカアマム)
生産者として、作り手として「直接売ることが出来たらいいのに」とは誰もが思うのではないでしょうか?
でも、そんな簡単そうに思えることが中々難しいことでもあります。
旧家屋をリフォームして農場体験の宿泊施設にしたのが今年の春で、そこの自炊キッチンをどうせならと営業許可のとれる形にしておきました。改装費用(坪単価)は殆ど変わりませんし。
形が出来たら早く早くと急ぐ気持ちもあったのですが、多忙に追われ諦めた頃の11月に突如パン屋が始まり、事実は小説より奇なりと言うか、一寸先は闇(光)とはよく言ったものです。
(※一寸先は闇とは、これから先のことはどうなるのか、まったく予測できないことのたとえ。故事ことわざ辞典より)
趣味程度の量しか想定していない厨房での製造能力はたかが知れているのですが、それでも早起きしてブーランジェール3人で頑張って焼いてくれてます。
今の所は週に一度水曜日午前11:00から(都合により1日前後する場合があります)のオープンです。
こんな田舎なのに平日なのに意外と来てくれるんだと嬉しくも有難い思いの素朴な感想です。
オープン3回目?にしてようやく自家製粉の小麦100%(古代スペルト小麦)スコーンを採用していただけました。
もっと生産者として作り手にプレゼンを頑張らないといけませんね。直営店なんですけどね。
2日間(AM10:00~PM4:00)で60組分ご用意した粗品パンは、見込みを上回るペースで無くなって少し足りませんでした。
このあたりの通常のオープンハウスでは10~20組(2日間)が平均だそうで、「パンカフェ」ワードの威力を実感したしだいです。
今回の件で、こんな田舎でもやり方しだいでは来てくれる方々もいるのかな?と考えが少し変わったどころか、逆に小さなお子さん連れや犬をお連れの方々を見ていると、もっと自然があった方がよいのかな?とすら思いました。
まだ始まってもいないのに感無量で(個人的には何もしていないのですが・・・)達成感すらありました。
遠くから貴重なお時間をかけて、いらしていただいた方々に心から感謝を申し上げます。
今後、カフェなど営業の通知はインスタグラムのアカウントで行なう予定です。
お近くの方は足を運ぶ前に一度チェックしてもらえると、営業日、品揃えなど事前にご確認いただけます。
明日のプレオープンを直前に急ピッチで仕上げが進んでいます。
営業許可書を保健所から無事受け取り、これで晴れてパン屋さんの仲間入りを果たしました。
業界はレッドオーシャンとお聞きしております。どうぞお手やわらかに宜しくお願い致します。
それにしても、パン屋さんの開業は思いのほかあっけないものでした。
営業許可の費用は飲食・菓子製造の2つあわせて38,900円で5年間有効。
勢いあまって衛生協会に入って保険加入でも、初年度1万円足らずでした。
なるほどパン屋さんの参入が多いのも納得です。参入の敷居が低いんですね。
競争社会なので参入が多ければ撤退も多いのは、当然なことだと思いますが、飛び込もうとしてるのはレッドではなくてブルーオーシャンの方なので、のんびりじっくり泳いでみたいと思います。
小麦粉に関しては、全てオーガニックで賄える見通しがつきました。
よかった、これで一応お店の名前との整合性がとれました。
公開住宅として地方新聞の広告に載るのですが、パンを無料で配ることにしてあります。
この辺りの通常の公開住宅では、週末の2日間で10~20組も来れば多い方で、とりあえずクルミの小さい丸パンを20~30個も焼けば充分かと思ってます。
その後の営業日が全く未定なのが、まああれなんですけど・・・。
一見して無計画なように見えますが、動き出した何かが何なのか、今は誰も自分もわからないだけです。
大切なのは確固たる目標・イメージをしっかり持つこと、そうすると実現へのプロセスが目の前に少しずつ現れてくるので、それをコツコツこなしていけば大丈夫です。(だと思います)