カテゴリー: 農家パンカフェ

直売所の内装がほぼ完成しました。お次はベーカリー・カフェの営業許可申請です。


3月24、25日に引き渡し前の公開住宅(店舗)をすることになり、どうせならその日にパンを配ろうとの企画提案があり、それに向けて急遽菓子製造・飲食の営業許可申請を行なうことになりました。

トントントンと急に進展して、事前からある程度準備しているとは言え、せわしない毎日が続いています。

この建物を一言でどう説明してよいのか少し悩んでいて、考えている用途は、直売・出荷作業所、研修宿泊、ベーカリー・カフェなど。

例えば近所の方にあれ何?って聞かれた時に「元々は旧住宅のリフォーム、研修生(WWOOFの説明は長くなるのでとりあえず)が泊まれる場所を(今は住み込みだとお互い気を使うだろうから)作ろうと思って、キッチンの手直ししてたらパンカフェになって、お店になるなら農産物も置く事にしました。」「無農薬で農場をすると世界中からウーファーさんが~、雨で暇を持て余すと困るので~」と結局は経緯から何から何まで全部説明することになるのですが、できれば一言で説明できるしっくりくる言葉があれば、教えていただけると助かります。

農産物直売所3月中旬オープン、インストアベーカリーは4月上旬オープンの予定です


内装のクロスが貼られました

順調に進めば、内装が完成する3月中旬に農産物直売所のオープン予定です。
主にネット販売のスタイルは変わらないと思いますが、実店舗があると気持ち的に何かが違うような気がしてます。

オーガニック農産物の量り売りなど出来たらいいなと考えています。


パン、菓子工房の作業台が搬入されました

ベーカリーの方は、器具を揃えて~申請~営業許可まで2週間ほどかかるらしいので、キリのいいところで4月1日の仮オープン予定です。

駐車場の整備がまだできておらず、流行らないと思いますが、流行っても困るので仮オ-プンです。

4月からオーガニック農場体験を受け入れる予定です


気軽に、気兼ねなく、宿泊できるお部屋をご用意しています。
こちらは緑の部屋(イメージは葉の色)です。

北海道の冬は長くて、3月あたりにようやく雪解けが進んで、4月にぬかるみがとれて畑の中を歩けるようになります。
その頃にウーファーさんの募集も開始しようかなと考えています。


こちらは青の部屋(イメージは空と水の色)です。

そんなに同時にたくさんは来ないと思いますけど、その他にも臨時の2部屋(多目的)をご用意しています。
宿泊は無料でご利用できます。


こちらは隣接のカフェ(菓子製造、飲食)です。

雨などで畑仕事がない場合は、倉庫で豆の選別(豆より)もしくはカフェのお店番、小麦粉を使った研究になると思います。

実際どうなるかはやってみない事にはわかりません。
誰も来ないかもしれませんし、いつも通り忙しくて結局何も出来ないかもしれません。
あまり焦らず、準備だけしておいて、何かの時に約に立てばいいかなと、長いスパンで考え少しずつノウハウを蓄積していきたいと思います。

直売所の名称が決まりました「pirkaamam/ピリカアマム」です。


屋根が貼られました。

パンカフェみたいになってますが、お店の立ち位置は基本的に農場内の直売所です。

お店の名前をつけるにあたって悩みに悩んだ結果、結局と言うか「もうピリカアマムでいいや」です。

いつかマップナビにベーカリーやカフェとして表示される日がくるのか、雑穀屋として表示されるのか、今から楽しみです。


建物の完成に向けて、パンの試作を始めています。

食品衛生の資格をとってくれた、厨房管理責任者の新米h.nシェフと申します。
これからどうぞ宜しくお願いいたします。


手作りパン暦は意外と長くて、ここ数年はパン教室にもずっと通ってましたので、結構上手です。

このベーカリーでは職人第一主義を掲げてますので「こんなパンがあったらいいな」はアリですが、「こういうパンにして」は一切ナシです。
原材料も出来ればオーガニックのものを使ってくれたらいいなですが、決めるのはあくまで職人さん、でもしっかり原料表示、作り手(職人)表示はしていきます。
もちろん「捨てないパン屋」さんになります。

理想と現実の狭間で揺れ動くパン屋さんから始まるのかなと思ってます。

パンカフェ専用のインスタグラムアカウントはこちらです。
P.A.BAKER(仮) pirkaamam/ピリカアマム

基本的にWWOOFさんのための施設+αを建造中です


今回はフリースタイルベーカーの誕生秘話をお伝えします。

旧住宅を少し綺麗にリフォームしてウーファーさんが寝泊りできるように、最低限の低予算で、と言うのが事の発端です。
WWOOF(ウーフ)とは?

うちのように畑作専業でやっていると、せっかくウーファーさんが来てくれても、数日間雨が続いてしまった場合、畑に行けないウーファーさんが暇を持て余して、ウーフを学ぶはずが、ニートを学んでしまいます。

それはさておき、ウーファーさん同士が気軽にくつろげる場所、畑仕事のない時でも、何か別の形で学べる場所があったら・・・、と考えた末のカフェ案でした。


どうせウーファーさん用のキッチンを手直しするなら営業許可のとれるものを作っておこう、と軽い気持ちがパン菓子工房になりました。もちろん隣に小さいですが飲食の厨房もあります。

常駐するパン職人さんがいる訳でもないし、そもそもこんな田舎で飲食店が成り立つほど世の中甘くないと今は思っているので、当面は使いたい方はどうぞご自由にのフリースタイルカフェ(ラボ)になると思います。
※綺麗に使ってください。維持光熱費など実費はいただきます。

もちろんウーファーさんは綺麗に使っていただければフリーにお使いいただけます。
基本的にWWOOFさんのための施設ですから。

パン屋さんに学ぶ、生産者がお店をもつということ


ピリカアマム1号本店は2月に仮オープンの予定です。

建物の壁塗りは春にならないと出来ないので、お店の完成は春になります。
駐車場などの整備も春から進めますので、きちんと形になるのは夏頃になると思います。

六次産業化が叫ばれてまもない昨今、ふと考えると、普通であればお金を目的に何かを生産したなら、必ず売らなくてはならない訳で、消費者がお金を使う場所は、必ずお店な訳です。

作った、生産したはいいけど、お店も売る手段もなく、販売を頼んでいるのに、搾取されているフェアではないと不満を言うのもどうかなと思うところもあり・・・。

近年パン屋さんと仲良くさせていただく機会が多く学んだことは、パン屋さんって「自分で作って」「自分で値付けして」「自分で売る」まで全て責任を持って行い、厳しい社会を生き抜いてるんですよね・・・。

ネットでの少量販売~お店を持つに至り、いかに自分は世間知らずだったのかと、つくづく思い知らされると共に、ようやく一歩踏み出した感があります。


パン(菓子)工房なるものも、おまけと言うかついでと言うか、もしかしたら本業になるかもしれない可能性を秘めて作っています。

パン屋さんから学んでいるのと、小麦を主に生産している事もありで、このような事態になっております。

ウーファーさんが来るようになって宿泊施設、小麦関連でパンカフェ、もしかすると主体性なく流されているような気がしないでもないですが・・・。
それを言ったら、そもそもノア(旧カムホ)がなかったら販売もしてないだろうし、倉庫に屑小麦がなかったら、あの時きたほなみの種がもう少しあったら・・・。
キタノカオリが穂発芽しやすくなければ・・・、れば・・・、れば・・・。

農林水産省では農林漁業の6次産業化及び有機農業を推進しているようなので便乗してみます


農林水産省(農林漁業の6次産業化)にしっかり書いてあります。
「農林水産省では、雇用と所得を確保し、若者や子供も集落に定住できる社会を構築するため、農林漁業生産と加工・販売の一体化や、地域資源を活用した新たな産業の創出を促進するなど、農林漁業の6次産業化を推進しています。」

農林水産省(有機農業関連情報)にもしっかり書いてあります。
「平成26年4月に新たな基本方針を策定いたしました。新たな基本方針においては有機農業の拡大を図ることとしています。今後、有機農業者やその他の関係者の協力を得つつ、地方公共団体とも連携して施策を推進していくこととしています。」

推進ですよ推進、お国がおやんなさいと言っておられます。
バックボーンがお国ですからね、日本に住んでいてこれ以上大きい後ろ盾はないでしょう。

有機や自然栽培、農家直販は個々の先人達によって細々と苦労と共に受け継がれてきました。ようやく報われる時が来たと信じたいです。
それにしても、かつてない追い風が凄くて吹き飛ばされそうです。

農場のお手伝いの際には無料でご宿泊できます


お泊りできる部屋の工事を着工しています。
来年春には完成するように、冬期間で作業を進めていただいております。

原則も基本も特にないですが、とりあえず寝泊りで金銭はいただきません。
でも念のために、ここに関しては「働かざるもの食う寝るべからず。」です。

おまけとして、隣に菓子製造と飲食の営業許可をとって小さなお店?みたいのも作っておきます。
空いてる日は(きっとほとんどですが・・・。)どうぞご自由にお使いくださいの、フリースタイルな感じにしようかと予定してます。

フリースタイルベーカーでもフリーカフェでも、どうぞどうぞご自由にどうぞ。
でも、いくら自由と言っても、光熱費など維持費の支払いのご協力と最低限のマナーをもってのご利用をお願いします。あと、とにかく清潔にお願いします。

ものすごい田舎なので、菓子製造はともかく飲食・カフェもできますが、誰もこないと思います。
逆に言えば、ここで飲食が成り立つなら、どこに言っても大繁盛間違いなしかもしれませんね。