キタノカオリ2016とカムホ2016のアミログラフ


こちらが正常な小麦のアミログラフです。※きたほなみ(中力品種)

グラフの見方については木下製粉さんの「小麦粉のはなし」ページ中ほどの「でんぷん質」にわかりやすく解説されています。
小麦粉のはなし(木下製粉さん)

一点補足しておきます。
「日本では小麦をビューラー社製のテストミルで挽砕して得た60%歩留りの粉(60%粉)について行ったアミログラフ試験の最高粘度値を標準の測定値としている。」
小麦・小麦粉に係る基礎知識(製粉振興会さん)より抜粋。


キタノカオリ2016-i6085
※i:金臼(かなうす)挽き、60:篩メッシュサイズ、85:全粒率(歩留り)

アミロ最高粘度(BU)20!?でした。


カムホ2016-テストミル、※カルホになってますけどカムホです

「低アミロ小麦粉の製パン時の比容積は、アミロ値100程度までであれば大きく低下しない。」
低アミロ小麦の製パン適性評価とパンへの利用性(農研機構さん)より抜粋。

とあります、思ったより高い数値でした。


カムホ2016-小型石臼挽き全粒粉

フスマの混入率や粉の砕度によってもBUが変化するようです。

今回のことで凄く勉強になりました、アミロが何かもわかってませんでしたから。
試験も掲載も全てご厚意によるものです、ありがとうございました。