ノア8の種まき前夜


ライ麦や小麦の畝間カルチ(機械除草)栽培、白クローバなし栽培、急遽の春小麦栽培、マスタード収穫など、例年と違う事をしすぎて輪作体系が崩れてしまい、小麦を蒔く畑がなさすぎる状況になってしまいました。

今後の輪作を考え修正すべく、やもなく春小麦の跡地を無理やり鞭打って使う事になりました。収穫残渣の麦わらがあって、上手く平らにならずデコボコしてます。デコボコはともかく心配なのは地力回復を待たずして小麦がまともに育つかどうかです。


ずっと悩みに悩んだノア8の構成、種の調合中も悩みながら行いました。

悩むも何も、もうキタノカオリやユメチカラ、ホクシンのようなメジャー品種は栽培してませんし、倉庫の残り種もなく、手直しが殆ど出来ない状況になっているのに、何を悩んでいたのか?と今となっては思います。今まで続いてきた目まぐるしい変化が落ち着いて、寂しいと思う気持ちがあったのかもしれません。

乾燥機に何故か少し排出されず残っていたノア6 + ノア7 + スペルト増加 = ノア8のコアです。


さらにザバー、気前よくフレコンパックごとスペルト増量しました。殻が付いたままなので圧倒的な体積、存在感です。※(1:1:1)←コア:6←増量

1年に1度しか収穫できない農産物で、ノアのような探求小麦で2回同じ事をするなら、1年が無駄になってしまいます。


今までの「現代小麦の中にスペルトが混ざっている」から「スペルトの中に現代小麦が混ざっている」に大きく変化したように、圧倒的な体積、存在感を誇る殻を見ているとそう思います。※殻が多く見えるだけで種の粒数で言えばそこまでではないと思いますが、本当の事は出穂するまでわかりません。