ちょっと不思議な小麦?のお話4


小麦らしき麦2017.bio

普通の小麦よりやや2週間ほど先ににょきにょきと出穂が異例の早さでした。
何から何まで型破りのこの小麦らしき麦は一体何者でしょうか?

見つけた年のもう一つちょっと不思議な話も書いておきます。

秋蒔き小麦はうちでは8月末に蒔いていて、その前の5~7月で休閑緑肥として地力増進のため春カラシを栽培してきました。この体系はもう10年以上続いています。

2016年は春カラシに飽きたのと、更なる地力増進を目論んで全休閑地をヘアリーベッチにしました。いつもは5月末に蒔いていた緑肥を4月末蒔きへ1ヶ月早めたのもいつもと違う試みでした。

もし、この年も春カラシだったとしたら、草丈が1.5~2mにもなる春カラシに埋もれて見つけることはできなかったでしょう。
もし、いつもと同じ5月末に種を蒔いていたとしたら、栽培適期からずれ過ぎていて種をつけれなかったかもしれません。
もし、カムホ育種を意識する以前であれば、見つけたとしても気にも留めなかったと思います。

偶然なのか何なのかよくわかりませんけど、人生って大方そんなものですよね。