自然栽培小麦にみる病気の本質2


スイスBDスペルツ畑、1月中旬から2月上旬は冬期間でも一番の冷え込みとなります

自然栽培小麦にみる病気の本質1の続きです。

シ「~ この樹の若き種子から一番年古りたる巨木となっても、尚且つ葉や梢の芽が生え出るように、人体を形作っている細胞群も次第にその活力を失って遂に死に至る必要はないのであって、卵子或いは個細胞のように、若々とまた青々と伸びることもできるのである。~略~ 病とはとりわけ安らぎよりの分離、安らぎの欠如である。~」
シ「身体の調子は、ペストや流感のような伝染病、その他の病にも、自然に且つ容易に抵抗して維持されるようになっている」

繰り返しですが「」は”~かもしれません”です。

ここは田舎で農業地帯ですので、道路を車で走るとおのずと自然や沢山の畑を見比べることになります。
上の「」を念頭において、沢山の小麦と小麦、沢山の人と人、植物と人をよく観察すると本質がおぼろげに見えてきます。

自然栽培を続けていると、病気をどう対策するか?からやがて、病気の概念そのものが消えていきました。
理解するしないに関係なく頭の片隅にでも「植物と人の生命反応が基本的に一致している」と置いておくと何かの役に立つかもしれません。