カテゴリー: 雑記

「ピリカアマム」の意味


ノア6 #ピリカアマム#pirkaamam

「無農薬です」とか「輸入飼料に依存の畜産に依存の有機栽培ではありません」とわざわざ書かなくても、「ノア」「ピリカアマム」で安心なんだと伝わるように伝えていけたらと日頃よりコツコツ頑張っております。

アイヌ語(アイヌ=人の意味です)で、ピリカ=良い・美しい・可愛い・綺麗などの意味で、アマム=穀物の意味ですので、「ピリカアマム」がいつかそのままの意味で理解されるといいなとささやかな願いを込めています。

どんな人が栽培しようと、良い穀物は良い穀物(ピリカアマム)なんですから。


ノア6 #ピリカアマム#pirkaamam

人が栽培していると思うより、大自然に育まれたと自然に思えるようになるとより良いと思います。

ピリカは「ピカ、光」を連想できますし、アマムは「マム、母性」や「I AM」にも音が似てますので、さらに連想すると楽しいです。言語ってよくできてますね。

そもそも、光のエネルギーを植物の光合成を介して得ている訳で、穀物の粒は言うなれば光の凝縮粒とも言える訳です。

と言う訳であとは「Let’s think.」次の日曜日が楽しみです。

パン屋さんと生産者の食事会、有機小麦(大豆)の講習会に参加しました


いちかわ製パン店さんが十勝に来られました。

ベーカリ製粉での最高峰のパン、北海道の妙品種?「ツルキチ(自然栽培)」を手にとれるのは九州地方ではいちかわ製パンさんだけです。

オーガニックのツルキチは既に栽培を止めてますので在庫が無くなるまでのあと数ヶ月、この機会をお見逃しないように。

20日の夜はライ麦、キタノカオリで皆さんご存知、S司さんの貴重なアテンドで食事会でした。
十勝産小麦の自家製麺を使った自然派ラーメンが話題!「小麦の木」さんのスペシャルデイナー。


「菊芋の湯葉巻 豆乳煮」
メニューはリクエストにも応えてくれるとの事で、帯広にいらした際にはいかがでしょうか?

トカプチ、麦の風工房のI藤専務、スペルトのS藤さんも一緒に楽しい会食でした。
S藤さんのスペルトは使いやすい粉にもされているようで、もうはや品不足のようです。


アグリシステム主催の「明日の農業研究会2019」- 画像は斉藤さんのパート部

10:00~有機小麦と有機大豆の栽培方法をアグリシステムのK々美さんと共同発表してきました。

斉藤農場さんは会社化されており、有機栽培の小麦「ゆめちから」などを今後は玄麦で販売していくとのことでした。
サイトは探しても見つからなかったのですが、その他の有機農産物も取り扱ってます。

ピリカアマム共々今後とも宜しくお願いいたします。

白いパンを食べるということ

例えばの話しをします。少し想像力を働かせてください。

体長8cmの鼠がいます、8mmの小麦粒を1粒食べています。

もちろん鼠はどのようにして、その小麦がそこにあるのか知る由もないでしょう。

では、スケールを20倍にします。

身長160cmの人がいます、16cmのパンをもって食べています。


ベーカリー製粉、NOAH5R-100%

白い小麦粉は歩留まりおおよそ60%ほどです。残りの部位(主にフスマ)は家畜の飼料などに利用されます。
※ちなみに、小麦粒全体の外皮(フスマ)の占める割合は約13.5%です。

買った生産物をどのように使用するかはその人の自由です。
買ったパンをどのように食べるのかもその人の自由です。

人が食べようと家畜のエサになろうと、生ゴミとして昆虫や微生物に分解されようと、焼かれようと、有機的な循環サイクルからみると大差ありません。

ただ、知る由もないのでは人として少し寂しいと思うのと、ある記事をみて心が動いたので書いておきます。

2018年も無事にJAS有機認証を継続できました


当該農林物資のJAS規格、当該認証区分の認証の技術的基準を満たしている事を年次検査に於いて確認しました。本通知を持って認証継続の照明とします。
判定日 2018年10月23日
農林水産省登録認証機関
特定非営利活動法人 北海道有機認証協会

農場の全圃場、機械、建物を申請してます。

実際に目で見るのと見ないのとでは信憑性が違うのかなと思い載せておきます。

正直な話、費用は結構なお値段で書類作成も結構な手間ですから、はっきり言って面倒で煩わしいです。
でも、お口に入り健康や命に直結する食べものですから、こうしたものも必要なのかなと思います。

リンゴの木村さんin十勝に行ってきました


十勝型のオーガニック(有機農業)を進めるためには
~リスクの少ないオーガニックをどうイメージするか?~
特別講演でお話される木村さん(ピンボケですみません)

そんなに人は来ないのではと思って行ってみると、ほぼ会場満席になっていて、改めてその人気に驚きました。(ざっと数えて250人位)

おおまかな内容は、罠にかかったタヌキの話、ジャガイモは切り口を上に埋めること、ヨーロッパ旅行、葡萄とワイン、日本ミツバチと言った所でしょうか。

講演後の質問で、UFOと終末カレンダーについて聞いた人がいて、それについてはサラリと流されていましたが、内容が内容だけに止むを得ないのかなと思って聞いていました。

ずっとお会いしたい方でしたので、できれば握手をとの目論みも、あまりの人の多さに叶わぬ夢となりましたが、とても貴重な一日となりました。

大雪からの大雨、降りながら融けるのでもう大変です


徐々に(雨が)降るのであれば、徐々に(雪が)解けるのであれば、多めであっても問題ないのですが、どんと固体で降って、直後の雨で一気に液体化されると、本当に、誠に、心から困ってしまいます。

暖気で一気に雪解けするのも厄介ですが、プラス雨ですからね。
こうなると夏の台風の方がまだましなくらいです。


あ~あ・・・。
溢れた水が倉庫に浸水、指をくわえて見ている事しかできません。

今回の件では、大切なものをしまう「倉庫は地面と同じ高さに設計してはいけない」と学びました。
実はもう何度も(雪解けや大雨で)学んでいるのですが、一度建てた倉庫をそうそう改造できる訳もなく、タイムマシンで教えに行きたいくらいです。

玄小麦など大切なものは全て普段から台に乗せてますので、ご安心あれ。

もう3月だというのに-20℃からの豪雪、暴風、全然春っぽくならないので雑記


昨日の豪雪の初期状態、午後からはずっと雪かきしてました。
10cm積もるのなんかあっという間です。

大雪警報は朝から発令されていたのですが、おかまいなしで道路の交通量はいつも通り。
すこしは家でじっとしてなさいよ、と思いますが、おかまいなしで出かけて、いたる所でスリップしては動けなくなったり、道路わきに落ちたり、見慣れた光景です。

でも懲りない、懲りても忘れる、なぜなら慣れているからです。


このあたりでは積雪70~80cmくらいだったそうです。

いつまでも寒いし、たくさん積もったので雪解けも春の訪れも遅れそうです。

しかし、思うに、春を待ち、夏を待ち、秋を待ち、冬を待つ、エンドレスなこの想い。
この夏自分は何がしたいのか、そもそも何がしたいのか、なんか最近、断捨離ってよく聞くんですけどきっと流行ってるんですね。

完全なる雑記を初めて書いたような気がします。

新年明けましておめでとうございます


昨年は皆様方には大変お世話になり、誠にありがとうございました。
引き続き、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

シーズンに数回のスケート指導の日で写真をと思ったのですが、一緒に滑るのに夢中になって、リンクを掃いている写真しか撮れませんでした。

最近、仕事ばかりで忙しく、文字通り心を亡くしていたのかもしれません。

子供たちと遊ぶと凄く楽しいですね。本当にこの人達は忘れたものを思い出させてくれます。
何のための仕事なのか見失わないように、今年はのんびりと頑張りたいと思います。

慣行小麦を有機小麦へ転換する生産者がまったく増えない理由


国産有機小麦のノア-i6083を100%使用、添加物一切なしの自然な食材のみ、ベーキングパウダーも不使用。

「小麦粉おいくらですか?」「キロ500円ですよ」「うわー安い!」と言ってくれたのは後にも先にもこの方だけです・・・。

さて、本題に移ります。

まずは以前書いた内容の復習です。
慣行小麦は10アールあたり約100,000円の生産者手取りが一般的である。
慣行小麦は10アールあたり約8~12俵の収穫量、一般的な値として約10俵とする。
生産者手取りの内訳は、1俵あたり品代3000円+交付金6,500(中力)~8,500(強力)円の合計9,500(中力)~11,500(強力)円。
強力の交付金単価が高いのは、強力品種は同じ管理でも収穫量が低いからです。
10アールあたり約100,000円になるように、上手く交付金で調整されています。

これが有機小麦だと試算はどうなるでしょうか?
有機小麦の10アールあたり収穫量は慣行小麦の7割と言われており、一般的な値として約7俵の収穫量とする。
有機小麦で10アールあたり約100,000円の生産者手取りにするには、1俵あたり約14,285円。
有機小麦は等級やランクが下がる傾向にあるので、交付金は6,000(中力)~8,000(強力)円で計算すると、品代は1俵あたり8,285円。
有機小麦は強力品種の減収が大きいため、強力小麦は品代での調整が必要。

机上の計算では1俵あたり品代8,285円が適当であるかのように見えます。
見えますが、このままでは有機のリスクや心労・労力の増加分、経費の増加分はまったく考慮されていないので、適正な価格とは言いかねます。

では、慣行から有機転換してもいいかな?と思える適正な価格はと言うと、リスクを考慮して最低でも2割増し位ないと誰も相手してくれないと思いますので、14,285×1.2-6,000=11,142で品代が約12,000円ですね。

結局農業も経済行為ですので、適正もしくは儲かるならするし、適正に及ばないのであれば誰もしないのは、ある意味当然な訳です。
現状で品代12,000円支払いますという買い手は皆無なので、生産者もまったく増えないんですね。

ちなみに、ここでの有機小麦とは、厩肥多用の文字通りの有機小麦です。
ちなみに、上記品代は何トンでもあるだけ買いますの価格で、一般的に小売される場合は、再選別や製粉・小分け、問屋を通して倍以上の価格になるのが普通です。

「オーガニック小麦普及プロジェクト」の発表会に参加してきました


斎藤農場産、有機ゆめちから100%使用のカンパーニュ

今回は6月下旬に立ち上げたプロジェクトの発表会となっており、具体的な普及への道筋提示はこれからの課題になるようです。

少し前までは需要の面で理解を得るべく苦労されてきたと思いますが、世界的なオーガニックブームの追い風もあり、最近では国産有機小麦を使いたくても(供給が足りなくて)使えないと切実な声を聞くことが多くなってきました。

華やかな舞台とは裏腹に、水面下ではまだまだ越えなくてはならない難題が多いでしょうけど、頑張ってもらいたいと応援しています。

S藤さんと少しお話したのですが「ずっと有機小麦を作ってきたけど、自分の小麦がパンになって、こうして食べれるのは初めて」と2度も仰っていました。

生産者講演の中で、慣行栽培より有機は儲かると試算を写して説明してましたけど、同じ生産者として抜けている部分もしっかり計算するとわかるのですが、どうみてもお金も身も削っているようにしか見えません。実際「除草が・・・」とか「輪作上作らなくては・・・」なども言ってましたので。

まだ産まれて間もないプロジェクトが、一部の私欲に吞まれないよう良心的に育つように願っています。