カテゴリー: 雑記

有機JAS年次検査を受けました


とよみずき2019 #bio#より自然な栽培#pirkaamam

この間まで収穫していたと思ったら、畑を耕し、種をまき、麦を磨いて、出荷作業、そして検査、ブログで伝える努力と毎日毎日手を変え品を変え忙しなさが続きます。「とにかく時間がない、充実はしている」が日頃からの口癖となっております。

いつかのんびりするために今が忙しい、いつかとはいつの日でしょうか?

今回も有機JAS検査員の方に「近隣の農薬や化学肥料を使用する圃場」からの不適合資材の飛散に対応する緩衝地帯を有機圃場側に設ける事について、なぜ適正使用しない方を保護するような暗黙のルールを作るのかと理不尽の是正を訴え続けました。

本来であれば私有地外への飛散を防ぐために緩衝地帯を設けるなり、柵を設けるなりの防御策はそれが有害であってもなくても使用する側の義務なはずです。それが道徳と言うものではないでしょうか?

とずっと言ってました。社会の縮図は日々の小さな出来事にたくさんつまってますね。

自然栽培小麦の適正価格試算②~それでも自然栽培小麦を使いますか?~


スペルト2019 #bio#より自然な栽培#pirkaamam

自然栽培小麦の適正価格試算①~それでも自然栽培小麦を使いますか?~

10a(1反)あたりの収入、秋小麦は約100,000円を基準値として交付金を設定しているようですので、そこから自然栽培秋小麦の10aあたりの適正値を算出してみましょう。

無肥料(自然栽培)を5年以上継続した圃場での今年のキタノカオリ収穫量は10aあたり約120kgでした。

キロあたりの交付金を2等Bランク(131円)で試算すると10aあたりの交付金は「15,720」円ですが、キタノカオリは営農継続支払交付金(10aあたり20,000円)の対象品種ですので、額が多い方の「20,000」円が実際の10aあたりの交付金額となります。

10aあたりの収入約100,000円から交付金で補填される金額を引き算します。
100,000-20,000=80,000

後は収穫量で割り算すればいいだけです。
80,000÷120kg=666.66

キタノカオリ2019の適正価格的な時価、置き場価格は1キロ667円のようです。

ちなみにノア6(混蒔)は交付金対象ではなくてキタノカオリと収穫量は同程度です。
100,000÷120kg=833.33

ノア6の適正価格的な時価、置き場価格は1キロ833円のようです。

出荷おける保管、小分けの諸経費は常識的に1キロあたり約150円です。

地方発送における梱包、送料の諸経費は常識的に1キロあたり約100円です。

その他に消費税が加算されます。※増税後で試算

自然栽培キタノカオリのコミコミ19KG価格、(667+150+100)×19KG×1.1=19,171
自然栽培ノア6のコミコミ19KG価格、(833+150+100)×19KG×1.1=22,629

この世にフェアトレードと言うものが実在するならば、自然栽培キタノカオリ2019-19KG「19,171(送料・税込)」、自然栽培ノア6-19KG「22,629(送料・税込)」です。

自然栽培小麦をフェアトレードで使いますか?応援できますか?
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小麦のDON検査サンプル提出を行いました


デオキシニバレノール(以下「DON」という。)は、穀類(特に小麦、大麦及びトウモロコシ)の赤かび病の病原菌であるG.zeae及びその無性胞子を形成する不完全時代のF.graminearum、F.culmorumなどにより産生されるかび毒です。

薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食品規格部会・毒性合同部会での審議により、小麦に含有するDONの暫定的な基準値として、1.1 mg/kgが設定されています。

言うほど危険なかび毒ではありませんし、何千年も検査なしで小麦は主食でしたが、このご時世ですのでちゃんと検査を受けておきます。

早ければ3日~1週間内で、遅ければ約一か月忘れられていた事もありました。検査の結果が出てから新麦の販売を開始いたします。

「ピリカアマム」の意味


ノア6 #ピリカアマム#pirkaamam

「無農薬です」とか「輸入飼料に依存の畜産に依存の有機栽培ではありません」とわざわざ書かなくても、「ノア」「ピリカアマム」で安心なんだと伝わるように伝えていけたらと日頃よりコツコツ頑張っております。

アイヌ語(アイヌ=人の意味です)で、ピリカ=良い・美しい・可愛い・綺麗などの意味で、アマム=穀物の意味ですので、「ピリカアマム」がいつかそのままの意味で理解されるといいなとささやかな願いを込めています。

どんな人が栽培しようと、良い穀物は良い穀物(ピリカアマム)なんですから。


ノア6 #ピリカアマム#pirkaamam

人が栽培していると思うより、大自然に育まれたと自然に思えるようになるとより良いと思います。

ピリカは「ピカ、光」を連想できますし、アマムは「マム、母性」や「I AM」にも音が似てますので、さらに連想すると楽しいです。言語ってよくできてますね。

そもそも、光のエネルギーを植物の光合成を介して得ている訳で、穀物の粒は言うなれば光の凝縮粒とも言える訳です。

と言う訳であとは「Let’s think.」次の日曜日が楽しみです。

パン屋さんと生産者の食事会、有機小麦(大豆)の講習会に参加しました


いちかわ製パン店さんが十勝に来られました。

ベーカリ製粉での最高峰のパン、北海道の妙品種?「ツルキチ(自然栽培)」を手にとれるのは九州地方ではいちかわ製パンさんだけです。

オーガニックのツルキチは既に栽培を止めてますので在庫が無くなるまでのあと数ヶ月、この機会をお見逃しないように。

20日の夜はライ麦、キタノカオリで皆さんご存知、S司さんの貴重なアテンドで食事会でした。
十勝産小麦の自家製麺を使った自然派ラーメンが話題!「小麦の木」さんのスペシャルデイナー。


「菊芋の湯葉巻 豆乳煮」
メニューはリクエストにも応えてくれるとの事で、帯広にいらした際にはいかがでしょうか?

トカプチ、麦の風工房のI藤専務、スペルトのS藤さんも一緒に楽しい会食でした。
S藤さんのスペルトは使いやすい粉にもされているようで、もうはや品不足のようです。


アグリシステム主催の「明日の農業研究会2019」- 画像は斉藤さんのパート部

10:00~有機小麦と有機大豆の栽培方法をアグリシステムのK々美さんと共同発表してきました。

斉藤農場さんは会社化されており、有機栽培の小麦「ゆめちから」などを今後は玄麦で販売していくとのことでした。
サイトは探しても見つからなかったのですが、その他の有機農産物も取り扱ってます。

ピリカアマム共々今後とも宜しくお願いいたします。

白いパンを食べるということ

例えばの話しをします。少し想像力を働かせてください。

体長8cmの鼠がいます、8mmの小麦粒を1粒食べています。

もちろん鼠はどのようにして、その小麦がそこにあるのか知る由もないでしょう。

では、スケールを20倍にします。

身長160cmの人がいます、16cmのパンをもって食べています。


ベーカリー製粉、NOAH5R-100%

白い小麦粉は歩留まりおおよそ60%ほどです。残りの部位(主にフスマ)は家畜の飼料などに利用されます。
※ちなみに、小麦粒全体の外皮(フスマ)の占める割合は約13.5%です。

買った生産物をどのように使用するかはその人の自由です。
買ったパンをどのように食べるのかもその人の自由です。

人が食べようと家畜のエサになろうと、生ゴミとして昆虫や微生物に分解されようと、焼かれようと、有機的な循環サイクルからみると大差ありません。

ただ、知る由もないのでは人として少し寂しいと思うのと、ある記事をみて心が動いたので書いておきます。

2018年も無事にJAS有機認証を継続できました


当該農林物資のJAS規格、当該認証区分の認証の技術的基準を満たしている事を年次検査に於いて確認しました。本通知を持って認証継続の照明とします。
判定日 2018年10月23日
農林水産省登録認証機関
特定非営利活動法人 北海道有機認証協会

農場の全圃場、機械、建物を申請してます。

実際に目で見るのと見ないのとでは信憑性が違うのかなと思い載せておきます。

正直な話、費用は結構なお値段で書類作成も結構な手間ですから、はっきり言って面倒で煩わしいです。
でも、お口に入り健康や命に直結する食べものですから、こうしたものも必要なのかなと思います。

リンゴの木村さんin十勝に行ってきました


十勝型のオーガニック(有機農業)を進めるためには
~リスクの少ないオーガニックをどうイメージするか?~
特別講演でお話される木村さん(ピンボケですみません)

そんなに人は来ないのではと思って行ってみると、ほぼ会場満席になっていて、改めてその人気に驚きました。(ざっと数えて250人位)

おおまかな内容は、罠にかかったタヌキの話、ジャガイモは切り口を上に埋めること、ヨーロッパ旅行、葡萄とワイン、日本ミツバチと言った所でしょうか。

講演後の質問で、UFOと終末カレンダーについて聞いた人がいて、それについてはサラリと流されていましたが、内容が内容だけに止むを得ないのかなと思って聞いていました。

ずっとお会いしたい方でしたので、できれば握手をとの目論みも、あまりの人の多さに叶わぬ夢となりましたが、とても貴重な一日となりました。

大雪からの大雨、降りながら融けるのでもう大変です


徐々に(雨が)降るのであれば、徐々に(雪が)解けるのであれば、多めであっても問題ないのですが、どんと固体で降って、直後の雨で一気に液体化されると、本当に、誠に、心から困ってしまいます。

暖気で一気に雪解けするのも厄介ですが、プラス雨ですからね。
こうなると夏の台風の方がまだましなくらいです。


あ~あ・・・。
溢れた水が倉庫に浸水、指をくわえて見ている事しかできません。

今回の件では、大切なものをしまう「倉庫は地面と同じ高さに設計してはいけない」と学びました。
実はもう何度も(雪解けや大雨で)学んでいるのですが、一度建てた倉庫をそうそう改造できる訳もなく、タイムマシンで教えに行きたいくらいです。

玄小麦など大切なものは全て普段から台に乗せてますので、ご安心あれ。

もう3月だというのに-20℃からの豪雪、暴風、全然春っぽくならないので雑記


昨日の豪雪の初期状態、午後からはずっと雪かきしてました。
10cm積もるのなんかあっという間です。

大雪警報は朝から発令されていたのですが、おかまいなしで道路の交通量はいつも通り。
すこしは家でじっとしてなさいよ、と思いますが、おかまいなしで出かけて、いたる所でスリップしては動けなくなったり、道路わきに落ちたり、見慣れた光景です。

でも懲りない、懲りても忘れる、なぜなら慣れているからです。


このあたりでは積雪70~80cmくらいだったそうです。

いつまでも寒いし、たくさん積もったので雪解けも春の訪れも遅れそうです。

しかし、思うに、春を待ち、夏を待ち、秋を待ち、冬を待つ、エンドレスなこの想い。
この夏自分は何がしたいのか、そもそも何がしたいのか、なんか最近、断捨離ってよく聞くんですけどきっと流行ってるんですね。

完全なる雑記を初めて書いたような気がします。