カテゴリー: 視察

とかちオーガニック振興会第一回現地研修会


ベルセゾンファームさんの自然栽培ホワイトマスタード圃場

ベルセゾンファームさん=折笠農場さんです。主作物はじゃがいも。

折笠さんブランドの魯山人醤油、法隆寺醤油、きな粉、(全て自然栽培)は以前より有名ですが、近年は自家加工OrIKASAブランドのトマトジュース、マスタード、マヨディップと続々新商品をリリースしてます。

マスタードやマヨディップに使われている酢は自家自然栽培じゃがいもを原料とする等もの凄いです。

スペルトの栽培にも取り組まれておられて、今期魯山人醤油は自然栽培スペルトを原料に使用との事。

体が何個あるのかなんでそんなにどこまでも加速していくのかいつも不思議に思います。

有機圃場視察研修に参加してきました


とかち河田ファームさんの有機転換ユキシズカ(小粒大豆)圃場

アグリシステム主催の有機圃場視察研修、全体の参加人数、既に有機に取り組んでいる方の人数、新たに有機に取り組み始めた人数をみるに、明らかに関心が高まっているのを実感できました。

この後、ひょんな事から第2会場となった当農場へ移動。今後は新たな生産者へ脚光をとの事ですので、これが最後の出番とばかりに言い残す事のないよう言いたい放題話しておきました。

何を喋ったのかあまり思い出せないと言いますか、思い出さない方が身のためのように思います。

心のままにありのままに話し、話したことはすぐ忘れる、これ極意なり。

2021十勝オーガニックヴィレッジ大収穫祭

他の有機生産者さんに会えるかなと思って重い腰を上げて行ったのですが、あまり会えませんでした。

人がいっぱいいて関心の高まりは感じました。

パン屋さんは、風土火水さん、トイさん、ノヤさんの3店が出店されてました。

その内、ピリカアマムの玄麦を使ってくれているのが、トイさん、ノヤさん。トイさんは接客が忙しそうで挨拶しか出来なくて、ノヤさんのノア8(ミッシュ)使用のベーグルは完売してました。

十勝有機小麦圃場視察その2


伊場ファーム、有機ライ麦(春香)、入手方法:アグリシステム(麦の風工房のライ麦粉)

十勝では不思議と各市町村にそれぞれ数少ない有機生産者さんがおられます。まるで有機生産者と言う種が見えざる何かによって各市町村に均一に蒔かれているかのようです。

観光シーズンの土日は近隣の産直売り場で農場主自ら手もぎスイートコーン(有機)の直売をされているとの事でした。


オフイビラ源吾農場有機キタノカオリ、入手方法:オフイビラ源吾農場(直売玄麦?)、アグリシステム(麦の風工房の小麦粉)

お馴染みオフイビラ源吾農場さん、希少で貴重な有機キタノカオリを栽培されてます。キタノカオリの面積がかなり増えていたような気がしました。


オフイビラ源吾農場、有機きたほなみ、入手方法:オフイビラ源吾農場(直売玄麦?)、アグリシステム(麦の風工房の小麦粉)

きたほなみはこちらでも安定の越冬性のようでした。雪が吹き溜まる場所の損傷はどこも仕方ありません。


オフイビラ源吾農場、有機はるきらり、入手方法:オフイビラ源吾農場(直売玄麦?)、アグリシステム(麦の風工房の小麦粉)

「はるきらり」は「春よ恋」の後継品種(最新)でDON(カビ毒)のリスクが低いとされています。


オフイビラ源吾農場、秋小麦の試験栽培区

春小麦はやはり越冬が難しいようです。

詳しくはオフイビラ源吾農場さんのサイトから「越冬試験…」をご覧ください。


オフイビラ源吾農場、春小麦の試験栽培区

「せときらら」がこんなに!?あの筑後オレゴンも!?大麦までも!?

詳しくはオフイビラ源吾農場さんのサイトから「小麦 はるきらり を蒔いたよ」をご覧ください。

とても楽しい視察でした。お忙しい中ご案内ありがとうございました。

十勝有機小麦圃場視察に行って来ました


トカプチ、有機きたほなみ、入手方法:アグリシステム(麦の風工房の小麦粉)

春の視察に行って来ました。お馴染みトカプチさんの有機小麦は順調のようです。


トカプチ、有機ライ麦、入手方法:アグリシステム(麦の風工房のライ麦粉)

有機ライ麦は2品種の作付けでどちらも順調のようでした。


斎藤農場、有機ゆめちから、入手方法:斎藤農場(直売玄麦)、アグリシステム(麦の風工房の小麦粉)

斎藤農場さんは昨年から玄麦の直売を開始されました。ご興味のある方は問い合わせてみてはいかがでしょうか?


小笠原農園、有機キタノカオリ、入手方法:アグリシステム(麦の風工房の小麦粉)

有機小麦の大豆間作で高い収穫量を誇る技術をお持ちの方です。十勝視察の際にお勧めしたい農園です。


小笠原農園、有機じゃがいも、入手方法:小笠原農園(直売)

自粛の影響がここにも!氷温貯蔵の有機ジャガイモです。こんなに貴重な品が埋もれているなんて勿体ないです。全国発送もされてますがホームページのオンラインショップには載せてないようで、どう紹介してよいのか悩みますが、どうぞよろしくお願いいたします。

北海道オーガニックヴィレッジに行って来ました


今回で3回目の「北海道オーガニックヴィレッジ

毎年この時期は大豆の収穫に重なるため行けず、今回初めてのブース観覧です。

主催は十勝を代表するオーガニックの先導者、皆さんもうお馴染みのアグリシステムさんです。

お目当てのオーガニック古代小麦ピザは、機材のトラブルらしく待ち時間が長くて今回は断念しましたが、有機、自然栽培関連の方々とたくさんお会いできました。

最近猫と一緒にいるので満足して世の中に疎くなってましたけど、こうして交流を深めるのも良いものですね。

おそらく今後は個人・家族経営のベーカリー、飲食店など小規模店舗向けとして玄小麦を販売していく事になると思います


パンラボの池田さん、今秋に東京でパンとランチ・ディナーのお店をそれぞれオープンするお二人、長野にあるルヴァンからいらした農場体験中のo田さん

今でもそうですが今後はより一層、誰のために何のために、どうするべきなのかを見失わないように心がけたいと思います。

いち生産者として生産できる量には限りがあり、誰でもかれでも平等に公平にと言う訳にもいかなくなって参りました。

つまり、表題のようになっていくと思います。

あまり今と変わりませんが、今後を見据えて早めにお伝えしておきます。

帯広畜産大学のスペルト小麦研究室へ行って来ました


(左)ドイツのスペルト品種、(右)ノゲのあるスペインのスペルト品種

帯広畜産大学 のスペルト小麦研究室へご縁から足を運ぶことになりました。

日本で唯一、スペルト小麦の研究をしている大学研究室だそうで、小麦の詳しい話に胸躍りました。

交配はお手のものですし、DNAを調べたりも出来るそうです。


ハルキラリとスペルトを掛け合わせた新品種を直に見せてもらいました。

教授とは厳しいのかなと勝手に妄想して迷惑がられないか心配していましたけど、凄く親切に丁寧に教えていただきました。お忙しい中、ありがとうございました。

教えていただいた中で、関係しそうな事をいくつか。
・スペルト品種の「オーバーカルマー」は数あるスペルト品種の中でも古い方だそうです。
・小麦の自然交雑率は数パーセントで殆どないそうです。
・小麦とライ麦が近くにあると交雑しやすいとネットでよく見ますが、ライ小麦が自然に生まれる事はないようです。

広島よりドリアンさんが十勝に来られています


帯広駅前すぐの ホテルヌプカ さん(オーナーs口さん)のロビーにて、広島の ドリアン さんオーナーシェフt村さん、トイ さんオーナーシェフn西さんと一緒に記念撮影
※ホテルヌプカさんはお一人様2~3千円台で宿泊できる、綺麗でオシャレなお勧めのホテルです。

ドリアンさんはパン業界、パン好きの間では知らない人はいないと思います。著書「捨てないパン屋 手を抜くと、いい仕事ができる→お客さんが喜ぶ→自由も増える」には収まりきれない貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。(オーガニック小麦生産者やってて本当に良かったです。)

農業分野にもその他の分野にも通じるものがあると思います。社会の歯車として疲れたり道に迷ったり理不尽を感じた時にはお手にとってお読みください。

旅するパン屋、捨てないパン屋から自由が増え、今では幸せなパン屋さんになっているようです。

帯広に来たら必ず立ち寄る、老舗でコアなファンの多いジンギスカン専門店 有楽町 でいつか会えるかも?

※プライベートタイムのため見かけても微笑み手を振る程度でお願いします。

それぞれの人と未来、玄麦販売の立役者BIOBROTさんが農場視察に来られました


夜ご飯をご一緒した市内の十勝農園

今やパン業界、パン愛好家の中でベッカライ・ビオブロートさんを知らない人はいないと思います。

ビオ(オーガニック)、石臼自家製粉、全粒粉パン、職人になる経緯など、多くの人と社会へ与えた影響は絶大なものでしょう。

有名なお店なのでその辺りは置いといて、実は当農場の玄小麦販売、ノア継続の立役者でもあります。

知る人ぞ知る事実を少し、そもそも農家の6次産業化がもてはやされた時代で興味こそあれ、慣れない販売畑に入っていかなくてはならない差し迫る理由もなく日々過ごしていた訳ですが、…長くなるので全略します。

通年で安定的に玄麦を使ってくれることが、売れ残りのロスを防いでくれて、結果価格の安定にも繋がります。実はその他にも立役者の方々がおられて、そうした方々のお陰で、支えられて、自然栽培や麦磨きのような「割に合わない」ことが、やりがいが主ですが経済的にも何とか成り立ち、さらなる未踏の地へ進む原動力にも繋がっております。

次の種播きまでもう一か月ありません、どの品種をどれだけ蒔こうかこの時期は毎年かなり揺れ動いてますが、6月、7月とふり返り、何となく揺れが収まってきた気がします。