月: 2020年6月

ありがとうブタナ、フォーエバーブタナ


ノア7 #pirkaamam#bio#organic

ブタナはたんぽぽの綿毛のような種で、距離などお構いなしに風に乗って飛んできます。

ブタナを見つけたら手取り除草、3日後に遅れて咲いたブタナを手取り除草、3日後にまた咲いているブタナの黄色い花が目立つので手取り除草。

より良い未来を見据え、畑で種を落とさないように何年も何年も努力を重ね続けましたが年々増えるブタナ、理由は単純にどこか近隣の野原で年々増殖してるブタナの綿毛が飛んで来てるのです。畑全面にまんべんなくブタナがあるので間違いないと思います。

ある晴れた日(最後にブタナを手取り除草した日)、汗をかきながらブタナを取っていると、何やら白い雪のようなものが畑一面に降り注いでいる光景を目の当たりにしました。

それはもう幻想的で美しい光景でした。何だろうと手に取ってみると綿毛の先に小さな種がついたものでした。

立ち尽くし辺りを見回し、過去が走馬灯のように思い返され、ブタナの手取り除草はもういいからやめなさいと、優しく諭されたような気がしました。

シロザが猛烈に増殖してしまう難題を抱える無農薬春小麦


ノアスプリング2020 #pirkaamam#bio#organic

ようやく出穂して開花直前の春小麦。秋小麦と比べてかなり遅く、収穫もその分遅れます。


ノアスプリング2020 #pirkaamam#bio#organic

小麦かシロザか、もはやどちらを栽培しているのかわからない状態。

シロザが少なかった圃場なのですが、それでも凄いシロザの数です。これが千~万倍に増えると思うと末恐ろしいです。

本来シロザの開花はもっと遅いのですが、小麦の開花に合わせてシロザも開花しようとしてます。恐るべしシロザAI。

やっぱり無農薬春小麦は無理があるようで、今期限りのノアスプリングになりそうです。


休閑緑肥マスタード2020 #pirkaamam#bio#organic

条になって見えるのが蒔いた緑肥、その他の緑はほぼ全てが猛烈に増殖したシロザ(アカザ)。

足跡はよく見るけど、姿は滅多に見ないエゾシカ。

まとまった雨が降って今年の旱魃は終わりました


ぽつんと生えていた小麦らしき麦2020 #pirkaamam#bio#organic

製粉すると米粉っぽい小麦粉になってたような覚えがあります。グルテンはライ麦並みになかった覚えがあるのでパンには不向きだと思われます。

どう栽培して良いのか、なぜ栽培してるのか訳が分かりません。もし使われる方がいたとしても、どう使って良いのか訳が分からないと思います。食べる人もどう評価して良いのか訳が分からないと思います。

ツルキチもイタリアも評価がなんとなくのまま一過性のものだったと思います。それらをさらに上回るものです。


レッドエンマー2020 #pirkaamam#bio#organic

この2列だけ調子良いようですが、残りの部分はさっぱりです。

芒がしっかりしてて殻までしっかりしてて、脱穀難度最高レベルの手強さなような気がしてます。

スペルトよりさらに一世代踏み込み、より収穫量が低くて、より手間暇がかかる、つまりは超高価格、誰の何の為の小麦なのか訳が分かりません。

干ばつの最中、国産有機マスタード開花中


イエローマスタード2020 #pirkaamam#bio#organic

干ばつ絶賛進行中、雨予報がついては消えの繰り返し、降ってもスズメの涙程度です。

雨の養分依存の無施肥自然栽培にとって、長く続く雨不足は一段と厳しいものがあります。


イエローマスタード2020 #pirkaamam#bio#organic

鮮やかな黄色の綺麗な花です。独特の芳香に辺り一帯が包まれてます。

干ばつの影響により収穫量が少なくても、販路がない現状としてはかえって好都合なのかもしれません。

秋小麦とほぼ同時の開花で収穫時期はどうなるのか?小麦収穫直前や直後だと嬉しいのかもしれませんが、秋小麦と春小麦の中間とかは困るのかもしれません。

天然変異の新品種たち、小麦の農場育種が面白いです


「ぽつんと生えていた小麦らしき麦」を第0世代として、こちらは第2世代の変異株です。

短稈(たんかん:現代小麦のように茎が短い)で易脱(いだつ:現代小麦のように殻が取れやすい)です。

改めて見るとエンマー小麦に似た穂の形をしてますね。


左側のこちらも第2世代の変異株、右側はスイスのスペルトです。

長幹(ちょうかん:スペルトのように茎が長い)、難脱(なんだつ:スペルトのように殻が取れにくい)です。

今日比べてみて驚いたのは、スイス(の研究所から)のスペルトと劇的に似ていることです。

スペルトの違う系統同士が似ているのはわかるのですが、ライ小麦ぽいのから変異してこうなるのが不思議です。

変異株を見つけた時の選抜はごく数穂で、脱穀は手もみ等コンタミがないよう細心の注意を払って行ってます。

都市伝説ならぬ田舎伝説、信じるか信じないかはあなた次第です。

小麦の開花期を迎えています


ノア7 #pirkaamam#bio#organic

白っぽい穂のホクシンぽいのから順次開花しているようで、緑っぽいの穂のキタノカオリぽいのの開花はまだこれからのようです。

芒(のぎ)のある大きめの穂がユメチカラぽくて、小さめの穂がピザ用ぽいです。

キタホナミやツルキチもいるはずなのですが、どれがどれだかよくわかりません。


ノア7 #pirkaamam#bio#organic

古代スペルト小麦も何系統かあるようですが、どれがどれだかもうわかりません。

スペルトの中でも早く出穂した株の開花がちらほらと見られます。

全般的に、割合が低いはずのホクシンぽい穂が多く見えて、割合を増やしたはずのスペルトが少なく見えるのが今のところは不思議です。