月: 2017年6月

ちょっと不思議な小麦?のお話4


小麦らしき麦2017.bio

普通の小麦よりやや2週間ほど先ににょきにょきと出穂が異例の早さでした。
何から何まで型破りのこの小麦らしき麦は一体何者でしょうか?

見つけた年のもう一つちょっと不思議な話も書いておきます。

秋蒔き小麦はうちでは8月末に蒔いていて、その前の5~7月で休閑緑肥として地力増進のため春カラシを栽培してきました。この体系はもう10年以上続いています。

2016年は春カラシに飽きたのと、更なる地力増進を目論んで全休閑地をヘアリーベッチにしました。いつもは5月末に蒔いていた緑肥を4月末蒔きへ1ヶ月早めたのもいつもと違う試みでした。

もし、この年も春カラシだったとしたら、草丈が1.5~2mにもなる春カラシに埋もれて見つけることはできなかったでしょう。
もし、いつもと同じ5月末に種を蒔いていたとしたら、栽培適期からずれ過ぎていて種をつけれなかったかもしれません。
もし、カムホ育種を意識する以前であれば、見つけたとしても気にも留めなかったと思います。

偶然なのか何なのかよくわかりませんけど、人生って大方そんなものですよね。

名前のわからないピンクの花が咲いていました


カムホ2017.bio

小麦はこうして他の植物と共生しつつ栽培、収穫できるのがいいですね。
小豆や大豆はそういう訳にはいきませんので。

花って綺麗ですよね、花だけ育てて暮らせたらどんなに幸せな事か・・・。

この花ふえたらいいな~、願わくば小麦にとっての強害草でありませんように。

花の名前はわかりませんけど調べません、わからなくていいです、この花はこの花ですので。

無農薬あずきの超絶技巧カルチ除草


エリモ小豆2017.bio

無農薬(無除草剤)での小豆栽培なんてとんでもない話です。
炎天下で連日手取り除草できますか?っていう話ですので。

小豆は初期成育がとても遅くて、そのままだとあっという間に雑草に埋もれてしまいます。
相場価格はもちろん除草剤ありきの価格で、少々値段を上げたところで生活をかけて無農薬小豆をやってみようという人はまず現れないと思います。


エリモ小豆2017.bio

カルチと超絶技巧を駆使して、かなり久しぶりに小豆の除草をしています。
天候しだいですが手取り除草ゼロも可能な技術です。

でも何かとリスクが高いので小豆栽培は趣味程度に抑えておこうと思います。

※カルチ:機械除草機