カテゴリー: 3行コラム

12月分三行コラム10


自然栽培Blés de Population 2023(モダン) #pirkaamam#bio#organic

初雪のBlés de Population、あと一回まともな雪が降れば春まで小麦は見えなくなります。

あんなに雨の日が多かったのに、ここに来て十勝晴れが続いております。

根雪の遅い冬となりましたので、小麦冬枯れの心配は全くしなくて大丈夫です。

『12月に入り小麦畑に初雪が降りました。もう少し雪が積もれば、小麦は温かい雪の布団の下でぬくぬくと春までぐっすり眠れることでしょう。この何もないような期間が実は凄く大切で春(まき)小麦と冬(秋まき)小麦の品質の大きな差に繋がっています。寝る子は育つ、人間も見習ってみたらいかがでしょうか?』

3行コラムと『言ったら』のミックス。瞑想のススメを織り込んでおきました。あと、生産者視点では『冬(秋まき)小麦と春(まき)小麦では比べ物にならないくらい冬(秋まき)小麦の方が格上だと断言しておきます』。どさくさに紛れて『2回』言っておきました。

11月分三行コラム9


北海道は16時14分でもうこんなに暗いんです。

そう言えば、月に映った地球の形は平面ではなかったですね。

今日ようやく今年の畑仕事が終わりました。最後まで機械トラブルでした。


スペルト(2023) #pirkaamam#bio#organic

今回の3行コラムは重たいバージョンです。これはさすがにボツでしょう。

『こんにちは。晩秋を迎え今シーズンの畑作業を終えました。北海道での大規模自然栽培について、大型トラクターや大型機械など重機を駆使しさらなる合理化を追求する営農スタイル、以前より小さく狭く感じる世界では、依然として圧倒的大多数を占める消費者とそれを包括する都市部がより栄え、その人々の食を支える極々少数の生産者がさらに減少、過疎、生き残りをかけて豊かな暮らしを夢見てさらなる合理化を目指し、さらなる過疎を招いている。それが今のこの世界の地球規模での常識であり事実。無農薬・無肥料の自然栽培や有機栽培(オーガニック)が普及すればそれでいいのか、何か思い違いをしているのではないか、何か視ないふりをしているのではないか、どこか他人事、当事者はいつも自分なのに、といつも自問自答しております。皆さんはどう思いどうしてますか?』

↑さすがにまずいと考え直し、やり直します。

「こんにちは。11月も半ばになると日は短いわ寒いわで北国北海道では冬支度におおわらわです。土が凍りつく前に秋耕をして今年の畑作業を終えました。あとは倉庫での選別や発送の仕事です。今年は天候不順による小麦大不作の年でしたけど、自然栽培スペルト小麦は意外と(意外とです)収穫量がありました。人為的な育種が悪いとは思いませんが、自然の力って凄いと改めて実感できました。自然栽培スペルト小麦の栽培継続に温かいご理解とご支援を誠にありがとうございます!」

意味合いが変わるといけませんので『(センシティブな内容が含まれている可能性があります)』は視ないふり(リンクも)をした方がいいかもしれません。

10月分三行コラム8


ブラックエンマー(2023) #pirkaamam#bio#organic

「悟りを開いたら農業辞めます。農家はやってると思いますけど。」と視察で会う人会う人に宣言してました。反応はまちまちでしたけど、そんなに早く簡単に悟れるものならもう今頃地球は聖者だらけです。

さて締切の過ぎた10月の3行コラム、決して忘れていた訳ではありません。大豆の収穫体系を変えようと悟りそっちのけでそちらの方に没頭しておりました。

「皆さん変わらずお元気ですか?こちらでは相変わらずの日々を過ごしてます。自然栽培小麦も相変わらずで人間社会の騒動など我関せずとばかりに、ついこの間発芽したばかりなのにすぐ訪れる厳寒期を知ってか知らずかすくすくと低姿勢に成長してます。小麦倉庫のネズミ番の猫達も冬が来るのを知ってか知らずか食欲旺盛でモコモコになろうとしてます。何でもないような事が幸せだと思う今日この頃です。」

一日の始まりを感謝して祝福、一日無事に過ごせた事を感謝して祝福、「感謝」はよくしてましたけど「祝福」これが実は大切だと最近気が付きました。宣教師さんありがとうございます。前回のリクエストの名残りを散りばめてますので支離滅裂のような内容になっております。

9月分三行コラム7


Blés de Population(レトロ) #pirkaamam#bio#organic

今回は3行コラム史上最長のロングバージョンです。ありきたりの事かつ説教がましくなっているかもしれません。ああ、いつの間にか歳をとってしまったんですね。

「ついこの間小麦の収穫を終えたばかりで、もう次の小麦の種まきをしました。種まきを信仰心に例えて視察の方によくお話しします。せっかく食べられる小麦を土に撒いてしまう、それは一年後の収穫で何十倍にも増えると信じているから出来る行為であって、まだ見ない未来の希望を信じる、信じて仰ぎ見る心、これがまさに信仰心ですよねって。~さんに使っていただいている自然栽培スペルトにはまた別の想いの種が蒔かれているんですけど、それって~さんのパンに込められている想いの種とおそらく似たもののように思います。今パンを手にしている方にも心あたりと言いますか同じような想いがあるのではないでしょうか?そうやって想いを馳せていくと今の世の中もまんざら捨てたものでなく希望に満ちているように思えます。いつもありがとうございます。こうしたご縁に心より感謝いたします。」

あと、今日、農林水産省からの視察があったんですけど、聞かれたことと十勝農業と農村部の現状のみを答え伝えるようにしました。とても若い方でしたのでとやかく言うより、その人の想いの種を信じてみようと思いました。

8月分三行コラム6


スペルト収穫後の白クローバー #pirkaamam#bio#organic

小麦の刈り後を見てると今シーズンが終わったんだとしみじみ感じます。

「『麦刈りの 跡見て想うは パン屋さん』解説:~さんが北海道まで会いに来てくれました。待ち遠しくて名残惜しい、肝心な所だけ時が経つのが早いのは何故でしょうか?小麦が繋いでくれたご縁に感謝して、また明日から頑張ろうと思います。」

↑まで転載自由。

ついでの深堀り解説、〜何故でしょうか?:きっとこれが愛と呼ばれるものでは?。小麦が繋いでくれた:正確には自然栽培小麦が繋いでくれた、普通の小麦ではここまでにはならないと思います。ブレドウポピュラシオンやスペルトはさらなるご縁をもたらしてくれました。また明日から頑張ろう:精神修行を頑張ろう。