月: 2020年9月

スペルト玄麦の販売を開始します


スペルト2020 #pirkaamam#bio#organic

RETAIL 20.0KG ¥26,400(1320.0/kg) + 地帯別運賃

BULK 24.6KG ¥23,000(934.9/kg) + 地帯別運賃

【BULK品は家族経営や個人店などの小規模店舗様(パン菓子製造業・飲食業)へ向けての販売です】

・BULK品は転売、譲渡しないでください。

・RETAIL品は有機JASマークが添付され、段ボールで梱包します。

・灰分1.777%、タンパク14.84%、水分15.0%

・自然な農産物にご理解のある方、必要とされている方へお届けしています。工業製品のような均一な品・完全さをお求めの場合、ご要望にお応えできませんのでご注文はお控えください。

ノア8が発芽してきました。今度のノアは2タイプ。


ノア8 type B #pirkaamam#bio#organic

当農場には「沖積(ちゅうせき)の土壌:ミネラル含量が多い:重い」と「褐色火山灰(かっしょくかざんばい)の土壌:ミネラル含量が少ない:軽い」があり、沖積土で小麦の冬枯れはほぼ起こらず、褐色火山灰土では小麦の冬枯れが多発します。

ノアは確実に収穫しなければならないとの思いから、近年では確実に越冬できる沖積土にしか作付けしていませんでした。もちろん今回も沖積土に例年通りにノア8(通常バージョン)を種まきしてますが、沖積土にも限りがあります。

年々自然栽培での小麦収穫量が減少する中で、生産量をキープするため春蒔きノアを試みましたが、どうにも無農薬での春蒔き小麦栽培には難題が多く継続不可能な状況となりました。

それで急遽、冬枯れ多発地帯の褐色火山灰土でノア栽培をする事になったのですが、褐色火山灰土ではスペルトやキタノカオリ、ノアが冬枯れで全滅した過去の経験があり、小麦が全滅しても最低限食糧確保し飢えをしのぐため、最低限の収入を確保するため、小麦とライ麦の混合蒔きをする事にしました。

「飢えをしのぐ」は飽食の現代ではオーバーな表現ですが、中世ヨーロッパで地帯によっては死活問題で小麦とライ麦の混合蒔きをしていたと同じ立場になってようやく理解する事が出来ました。

絶対に冬枯れする事のないライ麦だけを単品で蒔かずにあえて混合蒔きにした理由、小麦とは何か、ライ麦とは何か、も同時に理解する事が出来ました。

ようやくスペルトの選別に着手できました


全く殻の取れなかったスペルト2020 #pirkaamam#bio#organic

種まき(はまだ途中)やらノアスプリングの再選別やら販売開始(麦磨き)やら猫の介護やらやらやらで大忙しの渦中、ようやくスペルトの選別までこぎ着けました。

発電から始まりライン作って、失敗して、ライン作って、また戻して、騒音と埃の中、まともに稼働するまで丸一日かかりました。

最初のフレコンパック(1,000ℓパック)が全く殻が取れなくて今年も今後も販売も栽培も断念しようかと本気で考えましたけど、お昼休みの時にふとレバーの切り替えミスに気が付いた時は、嬉しくてそのまま倉庫に駆け込みました。

何とか10日までには間に合いそうですけど、でも高価な国産有機スペルトを本当に使うんですか?

※ノアはちゃんとしてない小麦なのであれですけど、スペルトはちゃんとした小麦なので相場に合わせて相応なお値段になります。