カテゴリー: とよみずき

白大豆「とよみずき」の収穫をしています


とよみずき #bio#より自然な栽培#pirkaamam

火曜日から収穫を始めて、次の土曜日の雨予報までに必死に収穫作業を進めています。

思えば、いつも天候に追われての作業です。

大豆は小麦と違って高水分収穫→乾燥機が出来ず、畑で水分率15%以下になるまで乾燥させなくてはならず、比較的に降雨量の少ない十勝とは言え雨は降るので大変です。

高水分収穫→乾燥機をしない理由は、高水分収穫をすると大豆が汚れてしまうのと、大豆用の乾燥施設を自前で持ってないためです。

汚れた大豆を綺麗にする大豆クリーナーや麦・大豆兼用の乾燥機はもちろん存在はしますが、この辺りでは導入していない生産者の方が多いです。

選別業者さんで乾燥からクリーナーまでを行うと結構な別料金なので、晴れと風を祈り収穫を待ち、収穫は必死に急いで行います。


収穫した「とよみずき」は十勝で有機農産物を広く生産者から引き受ける唯一のアグリシステム㈱にほぼ全量出荷します。

かなり後日になりますが、少しだけ直売もしますので味噌や豆腐作りにいかがでしょうか?

有機JAS年次検査を受けました


とよみずき2019 #bio#より自然な栽培#pirkaamam

この間まで収穫していたと思ったら、畑を耕し、種をまき、麦を磨いて、出荷作業、そして検査、ブログで伝える努力と毎日毎日手を変え品を変え忙しなさが続きます。「とにかく時間がない、充実はしている」が日頃からの口癖となっております。

いつかのんびりするために今が忙しい、いつかとはいつの日でしょうか?

今回も有機JAS検査員の方に「近隣の農薬や化学肥料を使用する圃場」からの不適合資材の飛散に対応する緩衝地帯を有機圃場側に設ける事について、なぜ適正使用しない方を保護するような暗黙のルールを作るのかと理不尽の是正を訴え続けました。

本来であれば私有地外への飛散を防ぐために緩衝地帯を設けるなり、柵を設けるなりの防御策はそれが有害であってもなくても使用する側の義務なはずです。それが道徳と言うものではないでしょうか?

とずっと言ってました。社会の縮図は日々の小さな出来事にたくさんつまってますね。

農繁期における「ご都合のよい日は?ご都合のよい時間は?」のご質問について


とよみずき2019 #bio#より自然な栽培#pirkaamam

種を蒔いてからは、約一週間おきに機械除草(カルチ)を続けます。
この作業は丸2日かかります。大豆の小草退治だけで7日の内に2日です。

表土が白く乾いている時の作業が望ましく、雨の日、その次の日は行うことができません。

その時の天候よっては3日に一度雨が降る場合もあり、雑草は休みなく次々と発芽するのに機械除草が出来ない、これはとてつもない精神的なストレスとなります。

「ご都合のよい日は?」
「ご都合のよい時間帯はありますか?」

曜日でもなく自分の意志でもない、自然や天候にあわせて作業を行っている仕事がある事をご理解いただきたいと、ご質問の度に切に思います。

天候によっては約2~3週間でたった一日、半日の機械除草のチャンスしかない場合もあり、その日に事前に予定が入ってしまうと、雑草だらけになってしまった畑の草取りは一体誰がしてくれるのでしょうか?炎天下の中何日も通って朝から晩まで責任と雑草をとってくれるのでしょうか?…とは決して言いませんが思ってます。

少し厳しく書いてしまいましたが、
「ご都合のよい日は?」に対する確実な応えは「雨の日」ですが、雨の日くらい休みたいです。
「ご都合のよい時間は?」に対する確実な応えは「夜」ですが、夜は寝たいです。

誤解のないように、見境なく拒んでいる訳ではありません。出来ればのんびりと暮らしてゆっくりと皆さんとお話し出来れば何より良いと思います。場合によっては人の倍頑張って時間を作るよう努力しておりますが、こうした農繁期の諸事情を理解していただければと思うしだいです。

天候が順調なら結果オーライ視察4Daysも出来てますからね!って調子にのってしまうといけません。この時は運が良かっただけです。

大豆(とよみずき)の種まきをしてます


とよみずき2019 #bio#より自然な栽培#pirkaamam

輪作(りんさく)体系
【休閑緑肥】→【秋小麦】→【大豆】→【休閑緑肥】→【秋小麦】→【大豆】→【休閑緑肥】→

どんな作物でも基本作業は同じ
【何度も畑を耕して】→【種を蒔いて】→【雑草対策】→【収獲】→ 【何度も畑を耕して】→【種を蒔いて】→【雑草対策】→【収獲】→

【休閑緑肥】は収獲がありません、労力とコストのみかけて収穫量ゼロです。

【秋小麦】は無肥料の自然栽培だと、一般的な栽培方法(慣行栽培)と比べて収穫量は半分以下です。

【大豆】は無肥料の自然栽培でも、まあまあの収穫量です。

一般的な栽培方法(慣行栽培)は3年で3作、この方式は3年で2作、単純に計算して収益は3分の2以下です。草取りの作業、手作業は数倍~数十倍以上です。高品質・安心・安全の農産物を格安で販売するととても喜ばれます。日本でのオーガニック普及はとても遅れています。日本で無認証の無農薬表示は違法とされ、記録義務と高額な認証費用を支払い有機JAS認証を受けなければなりません。

ノウハウは無償で提供します、あなたも慣行栽培から有機・自然栽培に是非とも移行してみませんか?

自然栽培「とよみずき」の収穫をやっと終えました。


とよみずき2018 #organic#bio#より自然な栽培#pirkaamam

やっとやっと終えました。収穫期のこの気の張り詰めようはいつになっても慣れません。

冬が近づく、天候が悪い、作業が進まない、気は焦る、風邪引く、手間のかかる注文殺到、人生総悲観モードになって夜な夜な陰謀論を読み何もやってられなくなる気持ちに拍車をかけてたりもしました。

癒しをくれたのはシャト、ココ、みっちゃん、チャコでした。
あのギラギラしたネズミを狙う3本足のみっちゃんが、豊富な食糧でニート化していつも寝ている姿が特に印象深いです。

一応ピリカアマムとしてますが、中の人は一人で生産、選別、加工、販売までこなしております。
6次化産業推進に後押しされ(補助金は出ませんが)、あれもこれもやろうとするのが土台無理なんだと最近気が付いてきました。

手詰まり感と混沌とした中、救いを求め、新しい何かがきっと産まれるのでしょうか。

自然栽培「とよみずき」の収穫が始まってます


とよみずき2018 #organic#より自然な栽培#pirkaamam

「とよみずき」は豆腐に向くらしいです。しっかり固まるそうです。

大豆はほぼ全量アグリシステムさんに原料として有機大豆として出荷しています。

どのような豆腐になるのか全くこちらからはわかりませんが、購入された業者さんは有機価格で自然栽培の超高品質大豆を使えることになります。


とよみずき2018 #organic#より自然な栽培#pirkaamam

可愛らしいですよね。

今まで出荷してきた「ユキシズカ(納豆用)」「ゆきほまれ(味噌用)」そして今度の「とよみずき(豆腐用)」、何年も大豆を栽培・出荷してますが、商品化された納豆も味噌も一度も見たことも口にしたこともありません。きっと今度の豆腐も目にすることはないでしょう。

誤解のないように、生産者が自ら生産したものを口にしないなんてことは日常茶飯事と言うか普通です。
きっと聞いたら教えてくれるんだと思いますが、聞かない知ろうとしないのも普通です。

そうした今まで普通だったことが、パン屋さんと知り合い、焼いたパンを送ってくれたりしているうちに、どことなく心を無くしているような感じがします。

小麦栽培は損失が大きくても楽しい、大豆栽培は利益が大きくてもつまらない、きっとそう思う気持ちはそこなんでしょうね。

約3週間に渡る低温曇天雨天とは何だったのか?


とよみずき2018 #bio#pirkaamam

有機大豆栽培において、約1週間に一度は機械除草しないと雑草で大変な事になるのに、約3週間も土がぬかるみ続けるなんてもっての他です。
天候がいつも順調なんて決まりはない事は、自然の中にいれば毎年のように思い知らされます。


とよみずき2018 #bio#pirkaamam

対象作物以外の雑草をほぼ無くしてしまう除草剤の恩恵を一番受けているのは、他ならぬ一般消費者です。
農薬、化学肥料あってこその飽食だという事を忘れてはいけません。

大豆も小麦も、それらを原料とした食料品をお手ごろ価格で何でも買えるのは、農薬や化学肥料あってこそで、オーガニックものがそこそこの価格で買えるのもそれらがあるお陰だと、まずは知っていただいて、からの次のステップではないでしょうか。

有機大豆「とよみずき」の種まきを終えました


とよみずき2018 #bio#pirkaamam

「大豆は15日」、大豆は5月15日に種を蒔くと言う意味で、この地域ではもはや格言です。

天候次第でいつも15日に順調に蒔けるとは限らず、かといってあまり早蒔きもできず、1週間前くらいから天気予報を頻繁にみたりして、この種まき時期は気持ちがずっと張り詰めています。


とよみずき2018 #bio#pirkaamam

15~17日に種まきを無事終えて、とりあえずの一段落、一安心です。

生産(晴れの日は畑)~営業(夜はネット)~選別・販売(毎日、雨の日は倉庫)~事務(雨天・夜間)~農場体験(随時)~パンカフェ(随時)
地域付き合いもあるし、重なると結構忙しくて、何をどう削ったらいいのか?自分の時間とは?なんて思ったりもします。

最近、何か悩みは?と聞かれて、ふと考えると特に思いつく悩みはなくて、当面は大豆の初期除草が上手くいくことを願うのみです。