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法則

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小麦収穫後、混蒔したクローバが旺盛になっています

この宇宙には法則というものがあります。人は年を重ねながら遅々として知ることになるのですが、自然と向き合えば向き合うほど(本来これがあたりまえなのですが…)より速く深く知らされます。

この法則の一つ、例えば因果応報もそうですが、「有るのか?無いのか?」等と考えるまでもありません「いかに役立てるのか」なのです。

緑肥

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シロカラシを細断して天日干ししています

緑肥(りょくひ)とは栽培した植物をそのまま鋤き込み、肥料として利用するものです。
肥料にはさまざまな種類がありますが、天然そのままの植物性有機質である緑肥は、その中でも最高のものです。

天日干しをするのは、青々としたまま鋤き込むよりも肥料としての質や地力向上効果が、さらに良くなるからです。

Q.緑肥を鋤き込んでも無肥料?
A.外部より持ち込まないため無肥料とされています。

誰のため?

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自然に返してお休み中の畑とモンシロチョウ

若かりし頃、一番沢山の人の為になる仕事は?と考えました。
生きる上で”衣・食・住”がなくてはなりません。
その中でも”食”が命に直結していますので、最重要だと思いました。

実際に農業に携わった時、知ったことは…

…少し時間はかかりましたけど、有機(オーガニック)に転換するのは最初の動機からするとあたりまえな事でした、その為に選んだ職ですので。

出荷した農産物はいくつもの業者を経由して、最終的に消費者へ届くのですが、誰に届いたのか食べたのか生産現場からは全くわかりません。

でもそれでも満足でした、多数の人に関わっているのは間違いありませんから…。

ある日写真を撮ってふと気がつきました、ああそうか…
…こんな近くにいたんだ。
(人に限定することはなかったんですね)

ミミズの住む土

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小麦の株元を探すとミミズがいました

ミミズは自由気ままに好きな土に住み着き、嫌いな土からは逃げ出します。

ミミズは健全な土の証明として有名ですが、大きめのフトミミズが住み着くと自然から太鼓判を押されたようで嬉しくなります。

収穫(生産履歴)

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オーガニックキタノカオリの収穫

どのような作業をしたのか、どのような資材を使用したのか、生産物の素性がわかるように提出を求められるのが生産履歴です。
どのような資材(肥料・農薬)を使用したのかが特に重視されます。

有機JAS(オーガニック)の認定では必須ですし第三者的な確認も入りますので信頼性がありますが、慣行栽培では現状ほぼ確認無しなので食の安全を考えると悩ましい状況です。

キタノカオリ生産履歴
2012/09/02 整地  作業機(ロータリー)
2012/09/02 種まき 作業機(蒔種機) 資材(小麦、白クローバ)
随時      手取り除草
2013/08/04 収穫  作業機(コンバイン)

五穀

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収穫直前の自然栽培キタノカオリ

そもそも農業のはじまりは、神代のころ大国主命とか少彦名尊が「天津種(あまつたね)」「地津種(くにつたね)」を播いて五種類の作物を作り、これを「五穀」とお定めになったことによるとされている。

天の種子、地の種子「日本書記」では稲、麦、粟(あわ)、稗(ひえ)、大小豆とされている。

「日本書記」神代上に「粟稗麦豆を以ては、陸田種子(はたつもの)とす、稲を以ては水田種子とす」とあり後世では五穀というようになる。

※日本農書全集(農文協)より抜粋、江戸時代頃の書物
日本書記(Wikipedia)

幻のキタノカオリ

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幻のオーガニックキタノカオリ

幻は大げさ?ではありません
理由1: 栽培が難しく一般物も含めその流通量は希少
理由2: 日本ではオーガニック栽培がまだまだ希少
理由3: オーガニックの中でも、無肥料・無農薬は希少

Q.理由1×理由2×理由3×今年より生産休止=?

オーガニックキタノカオリ100%の「ほんのり黄色く、ほんのり甘い」パンは懐かしい思い出になるのでしょうか?

一大栄養素

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シロカラシとセイヨウミツバチ

人間の三大栄養素:炭水化物・たんぱく質・脂質
植物の三大栄養素:チッソ(N)・リン酸(P)・カリウム(K)

植物栽培において施肥設計をする上で欠かせないNPKですが、中でも飛び抜けて強い影響力を持つのが窒素(N)です。
肥料とは主に窒素の事を指すと言っても過言ではありません。

慣行農法:高濃度無機質窒素投入農法
有機農法:有機質窒素投入農法
自然農法:無投入農法
と言い換えると違いがハッキリするように窒素の影響力は絶大です。

窒素(N)の原子番号は7、空気の約78.08%を占める程ふんだんに存在しています。

マナ

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マメ科緑肥ヘアリーベッチの花(紫)

マナとは聖書に記されている、天から降ってきた不思議な食べ物です。

遠い昔のお伽話のようなマナですが、植物界に目を向けると現在でもマナが降り注ぐ様子が見られます。

雨の養分量(年間ヘクタール当たり)
窒素約3~7kg、リン0.4~0.7kg、カリウム3~8kg、カルシウム9~11kg、マグネシウム1~3kg
(※)作物にとって雨とは何かp50(農文協)
(※)窒素・リン酸・カリウムは植物の三大栄養素

シロカラシ

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オーガニックシロカラシ、アブラナ科シロガラシ属の一年生植物

花が黄色いので「キカラシ」と呼んでますけど、商品名は「シロカラシ」です。
収穫はせずに緑肥として栽培しています。

なんでシロなのかな?
wikipediaで調べてみると…
名前は種子がクロガラシに対し白っぽいことから。
…だそうです。