休閑緑肥の比率が多くても収益を確保できるのか?


エンマー2021 #pirkaamam#bio#organic

Q.「輪作に緑肥を挟むことで肥料を使用せず栽培できるということですが、緑肥を挟んでも、収益を確保できるのですか?」

十勝の代表的な畑作4品を輪作した場合、てん菜 → 大豆 → 馬鈴薯 → 秋小麦(→後作緑肥)、の4年4作で秋小麦の後作緑肥の栽培期間もあります。

十勝の平均耕作面積約45haで慣行栽培の場合、収益から経費を差し引いて手元に残るお金で、一生に家を一軒建てて、車を何台か乗り換えて、あまり旅行には行かず、外食は少なめ、子供の大学費用を払って、次世代に渡す感じでしょうか。平均規模以上で羽振りのよい方は少なからずいますが、その分労力も人一倍な訳で概ね楽して儲かる業種ではないと思います。

当農場は約55haで、休閑緑肥 → 秋小麦(→後作緑肥) → 大豆、の3年2作ですから、換金作物の作付面積は平均以下です。

それでも、収益から経費を差し引いて手元に残るお金で、一生に家を一軒建てて、車を何台か乗り換えて、あまり旅行には行かず、外食は少なめ、子供の大学費用を払って、借金なく暮らせてます。

先代が築き上げて残してくれた資産を有効活用して、機械類を長く使ったり中古を使ったり、有機栽培で付加価値をつける努力をして、農産物を自分で販売する努力をして、収入における交付金(補助金)の額(割合)は慣行方式と比べかなり少なくなってます。