育種-短稈難脱2020 #pirkaamam#bio#organic
「わしはスイカを美味しく作る名人と呼ばれている」「スイカの種は?」「食べて美味しかったスイカの種を取っといて蒔く」
まさかこの子供の頃の会話が今に活かされるとは。
育種中の短稈難脱小麦に白っぽい穂と茶色い穂があったので分けたくなって分けました。
おまえら邪魔すんな!かわいいね。
何千年前の人もきっと分けたくなって分けたんだろうと気持ちが理解できました。
あと、穂の色が中の粒の色と微妙にシンクロしてるのを今日発見しました。
日頃から小麦の粒をそのまま味見する癖をつけてるんですけど、穂の色や形の違いや粒の硬さの違いこそあれども味の違いはあまり感じられず、どれもお世辞にも美味しいとは思いませんでした。
何となく最後に口にしたこちら、先日書いた新種のるつぼスペルトバージョンの籾摺り後の粒。
まったく期待せずとりあえず捨てなかっただけだったのですが、15粒位まとめて食べてびっくりトウモロコシのような味がするではないですか。再度15粒ほど無造作に選んでもやっぱりします。
出来ることなら粒を特定したかったので色や形を観察しながら食べると、味のないものが殆どで、時おりトウモロコシのような濃厚味の粒がありました。
食べた後に分かっても種として継げないため、まだ数粒は残っているであろうこの全部を蒔いて、来年そこからコーン株を探そうかと思います。
そして昔のスイカの事を思い出して確信しました。本当の育種というものを。