来春の種子用に「とよみずき」を転選機にかけました


とよみずき2019 #有機JAS認証

丸い大豆は傾斜したベルトコンベアをコロコロと転がすだけで、偏平粒や割れた粒、莢や茎、石なども綺麗に取り除けます。


転がってしまう少々の虫食いは残りますが、転選機だけでここまで綺麗になれば十分でしょう。

自家採取としては上出来ですので、このまま来春まで保管しておきます。

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ところで、農家直接買い付けの場合、この大豆をお譲りする価格の計算をしてみましょう。

この種子用にするための大豆をお譲りすると、その分新たに種子を購入しなくてはなりません。

参考までに今年購入した「とよみずき」の種子は、30kgで23,220円(税込)でした。1kg=774円です。来年の種子の価格がどうなるのかはわかりませんが、最低でも増税分の値上がりはあるとして計算を進めます。

1袋20㎏で計算します。
774+2%=788(大豆1kg)、788×20kg=15,760(1袋大豆代)

通常小分け料金の一般的な価格としてキロ100~200円、良心的に100円で計算しておきます。
15,760+2,200=17,960

梱包資材代を100円にしておきます。
17,960+110=18,070

選別料金は今回計算に入れません。直接取りに来てもらえれば1袋20kgで18,070円です。70円は値引きして、1袋20kgで18,000円(税込)です。

宅配便で発送する場合は一般的に送料と事務手数料が追加でかかります。
例えば東京の場合、ゆうパック120サイズで2,020円です。

事務手数料はおまけしておきます。
18,070+2,020=20,090、90円は値引きして、1袋20kgで20,000円(税込、送料込)です。

ちなみに、不足分として購入する種子は有機ではなく慣行の大豆にグレードダウンしますので、この売買により得をする事は一切無いです。手よりは労力的に出来ません。

おそらくアグリシステムさんやお近くの問屋さんから、ちゃんとした有機大豆をご購入された方が安くてお得かと思います。

上記の理由から、今年度産の大豆の直売は止めておきます。