コーヒーミルを使った小麦粒の製粉試験


スペルト小麦粒400gをコーヒーミルで製粉してみました。

評価の高い国内メーカー高性能高価格コーヒーミルとほぼ同等性能(※Amazonレビュー参考)の中国製高性能低価格コーヒーミルを使用しました。

調整ダイヤルは最高に細引きにします。


60メッシュの篩(ふるい)で細かい粉と荒い粉に分けます。

このくらいの量なら手作業で十分です。


上等な一番粉の出来上がりです。

篩を通らなかった荒い粉にはまだまだ胚乳(小麦粒の白い部分)が沢山残ってますので、再度コーヒーミルで粉砕して篩うのを繰り返します。

しかし、コーヒーミルの限界なのか4回、5回と繰り返しても歩留まり50%止まりでした。

ホームベーカリー1.5斤分にはまだ足りません。


そこでハイスピードミルの出番となりました。

あっという間のハイスピード粉砕、蓋を開けると湯気がたつほどです。


篩ってから計量すると合計300gの白い粉が出来ました。

ホームベーカリー1.5斤分を2台の機械と30分を費やしついに達成しました。


フスマは80gありました。20gはどこへ行ったのでしょうか?

結論、今回使用した「コーヒーミルだけでは製粉ロスが大きい」でした。(ハイスピードミルだけで出来るような気もしましたが…。湯気が気になります。)

コーヒーミルもハイスピードミルも中国製品なら8,500円位で買えますけど、どちらも製粉用として長く使えるようなものではないと思います。

家庭用製粉機が2~3万円であれば本当に便利だと思うのですが、まだこれと言ってお勧めできる機械がないのが悩ましいです。Fidibus21がヨーロッパ並みの価格で日本でも購入できれば一番現実的なのかもしれません。誰か他にもいいのを知ってたら教えてください。