アリューロン層を多く含むアリューロンフラワーのプロトタイプ
小麦の外皮(ふすま)と胚乳(白い部分)の境界約6~7%はアリューロン層(糊粉層)と呼ばれ、独特の成分構成をしています。
※玄小麦の構造はざっくりと、外皮約15%、胚乳83%、胚芽約2%。
細かい話はさておき、(小麦以外で)「皮ざかいが一番美味しい」のセリフを誰もが一度は耳にしているのではないでしょうか?
その貴重な「皮ざかい」を余すことなく多く含む小麦粉が偶然の産物として誕生しました。
※当然ながら史上初ではないと思います。
とりわけたいした事ではないのですが、手順はこうです。
- 玄小麦の外皮を10%程度削り取る。
- 1を原料に粒のまま割れないように外側から20~40%削っていく。
- 2で削り取った微粉を篩がけして完成。
削り幅は任意ですが、今回は40%のものできめ細かなパウダー状になっています。
本当は中心部が欲しくて削ってたんですけど、こっちのほうが美味しそうだったという、精麦のおまけのお話でした。
もし、もの凄く健康によいとしても美味しいとしても、なんとなくうちでは作らないとしばらく後にそう思いました。