種を蒔いたり、収穫したり、華やかな作業は畑の管理作業のほんの上辺にすぎません。
例えば、農産物の生産現場を知りたいと思ったとして、種を蒔いてから収穫までを見た、手伝ったとしてもそれは100%のうちのほんの数%を知ったにすぎないと思います。
「いつもは何をしているのか?」と以前Bさんから聞かれた時に即答は出来なかったのですが、よくよく考えてみると一番多くの時間は「畑耕し」に費やしてます。緑肥栽培を含め実に多くの時間を「土作り」に費やしています。
一般的に「ロータリー(ハロー)」と呼ばれる作業機を好んで使ってます。
回転軸に小さな爪がたくさん付いている単純な機械です。手作業の鍬(くわ)作業を機械的に模倣した形が気に入ってます。
耕す深さは約10~15cm程であまり深くは耕やせない所も気に入ってます。
この辺りの地域では11月中旬~下旬には畑の凍結が進み作業しにくくなるため、その前に一年の総仕上げと来年の準備として収穫の残渣を主にプラオ耕(耕す深さは約30~40cm)で鋤き込み、その年の作業を終えます。