エゾノギシギシ(ダイオウ) #pirkaamam#bio#organic
お盆蒔きはダイオウにとっても好都合のようでした。
リクエストいただいた【カムホ→ノア→blés de populationの命名の由来】について、ちょうど勝毎電子版の取材でも同じ質問があって、ほぼ転載でいけそうです。
カムホストーリー に初代~4代目まで纏めておいてよかったです。過去の自分よくやった。
1(初代).キタカムホ 2013(播種)-2014(収穫)
「キタノカオリ、ユメ(夢→ム)チカラ、キタホナミ」の3品種混蒔がアダム。それぞれからカ・ム・ホと一文字ずつとって、北海道らしさをキタで表現して「キタ・カ・ム・ホ」。一文字ずつの抜粋文字の選択には「カムイ」「神祝」と言う単語の影響があります。
2.カムホ 2014-2015
「キタノカオリ、ユメ(夢→ム)チカラ、ホクシン」の3品種混蒔がイブ。「キタカムホ」の5文字が長いし言いにくいように感じて「カ・ム・ホ」の3文字にしました。北海道らしさをわざわざ含めなくても北海道の品種混蒔だしそれで十分って事で自分的に納得しました。
3.カムホ 2015-2016
「キタカムホ(アダム)」+「カムホ(イブ)」の混蒔、僅かではあるでしょうけど天然交配したであろう前の2つを継いでさらなる天然交配を進めようと目論んでました。ようやく「カムイ」交配の「神祝」で「カム・ホ(神の穂)」っぽくなってきたとご満悦でしたけど、悪天候での災難を受けました。
4.カムホからノアに改名 2016-2017
当時脚光を浴びつつあり種を入手しづらいからこそ憧れでもあった「スペルト」が混蒔に加わり、「種を継ぐ」+「α(アルファ)」でさらなる多品種化(天然交配含む)を進めるスタイルが確立された頃、混播の多品種化が進むにつれて「小麦版ノアの箱舟」の表現がしっくりくるように感じていたのと、春まき小麦(春よ恋)で多品種ブーストした「ノアR(ainbow)」(混蒔できない春小麦と秋小麦の虹の架け橋)なんて事を思いついたのも一因かと思います。
5.ノア5 2017-2018
何代目かを忘れないように末尾に数字(代目)をつけるようになりました。当時人気爆発してたiPhoneの影響あり。+「α(アルファ)」の多品種化はこの後エスカレートしていきました。
6.ノア6 2018-2019
7.ノア7 2019-2020
8.ノア8 2020-2021
9.Blés de Population 2020-2021
迷信は信じない方なのですが、音楽家にとって「9」(番交響曲など)が不吉であるとのネット情報を見たこと、独自の固有名詞より世界に通用する普遍的名称にした方が良いように思っていた事もあり、フランスの小麦・ビオ界隈で古くから定着している多品種混蒔小麦の総称である「Blés de Population」に合わせました。都市部にはヨーロッパ育ちの方も多いでしょうし、それらの方々にわかりやすくなるのではと考えたり、パン屋さんのパン表記的にも格好良いのでは?とパン屋さんに会っては話して様子をみてました。「Blés de Population」を最初に教えてくれたのはカタネベーカリーの片根さんで、1~2代目2~4代目の頃だったはずです。
以上、【カムホ→ノア→blés de populationの命名の由来】でした。
ほぼ転載では済まなくて調べ直して書き足したんですけど、勝毎電子版の取材では5代目でノアに改名と一年ずれて伝えてしまった事が発覚しました。困った事に今日明日配信開始でもう間に合いません。この場を借りて訂正と謝罪を致します。大変ご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございませんでした。取材で親身に話を聞いていただいた事に心より感謝しております。