農場内の直営ベーカリーカフェ「ピリカアマム」※カフェはほぼ機能してません
農場体験の宿泊所に併設してある家庭のキッチンほどのこじんまりとした厨房で、週に一回水曜日にパンを焼いて販売などもしております。
農場で栽培、収穫した無農薬小麦を自家製粉した小麦粉を使用してます。
自家製粉した小麦粉はどうしても真っ白にならず茶色くなってしまい、作り手や多くの方々が望む柔らかくてふんわりしたパンにするのが当初は難しかったため、最初は十勝産有機小麦粉や輸入オーガニック小麦粉の真っ白い粉を購入して使っていました。
そうすると確かに一般的な惣菜パンや菓子パンと同じように出来るのですが、なぜか違和感を覚えました。
そんなこんなで紆余曲折ありましたが、慌てず急がず少しずつ農場産、自家製粉の無農薬小麦粉の割合を増やしていき、今ではパン生地に90%の農場産、自家製粉の無農薬小麦を使えるまでになり、違和感は消えていきました。
紆余曲折での学び、小麦粉を使うにあたってのフスマもったいない問題を解決する方法が身近にありました。
取り除いたフスマは捨てるのではなく産まれた畑に返せば、次の世代の肥となりまた生まれ変わるのです。経済を介せば生じる問題がここにはないのです。見ないようにする必要もないのです。これは、とてつもなく大きなメリットだと感じました。最近の口癖は「農場と飲食は凄く相性がいい」です。
たかがフスマ、されどフスマ、そんな事やあんな事を考えながら、まずは袋づめの販売補助からここ最近は毎週張り切って手伝ってます。