チクテさんのカンパーニュがどれほど高価値か試算してみましょう。
一般的なキタノカオリの試算はこちらです。
1俵(60kg)あたりの生産者手取り価格
品代2,700円 + 経営安定数量払い交付金(1等Aランク) 6,500円 + 強力加算2,000円 = 11,200円
1反(10a)あたりの収入
反8~10俵として89,600~112,000円なので、わかりやすく100,000円とします。
北海道の農産物は反10万円が目安になることが多いので、おそらく小麦の交付金はそのあたりを意識して算出されているものと思われます。
玄小麦の価格は1kgあたり 品代2,700円 ÷ 60kg なので、45円です。
では、天然発芽キタノカオリ2016を意図的に栽培したとして、反10万円から逆算します。
1反(10a)あたりの収入
100,000円とします。
1俵(60kg)あたりの生産者手取り価格
100,000円 – 経営安定面積払い交付金20,000円 = 80,000円
(等級外なので、経営安定数量払い交付金 0円、強力加算 0円)
穂発芽時における反あたり収穫量(選別後)30kgでしたので、30kgで80,000円となります。
つまり1俵(60kg)あたり品代160,000円です。
玄小麦の価格は1kgあたり 品代160,000円 ÷ 60kg なので、2,666円です。
25kg袋の小麦粉価格にすると?
原料玄小麦約32kg(歩止まり約80%):85,312円
製粉代は一般的に1kg100円以下なので約2,000円として。
87,312円 + 消費税 = 94,296円
あとは諸経費や流通経費ですね、普通は数千円加算されます。
25kg100,000円(試算)の粉をふんだんに使ったカンパーニュ、知らなかったことが見えてくると凄く贅沢に感じられますね。