「磨き玄小麦」に有機JASシールがない理由と「古代スペルト小麦」を磨かない理由


「玄小麦 古代スペルト小麦」の梱包の様子

「磨き玄小麦」シリーズに有機JASシールがない理由として、有機認証協会への問い合せ内容を掲載します。

Q.「精麦機を利用して小麦の表面の汚れを取ってもJASシールは貼れますか?、フスマを取り除く一般的な精麦としてではなく、クリーナーとして軽く汚れを落とすための用途として精麦機を使用しています」

A.「いかなる理由であっても、”精麦機”を使用すると加工とみなしますので、JASシールを貼る場合は、加工での有機認証を改めて取得してください。」

制度は制度なので、はいわかりましたと返答後、出来れば軽く汚れを取る程度であれば許可願いますと要望だけ上げておきました。

よって、現状ではコストと実利を考え、有機JASシールを貼っていませんが、もちろん農産物としては自信をもって無農薬と誇れるものですので、どうぞご理解の程よろしくお願い致します。

次に、「玄小麦 古代スペルト小麦」を磨かない理由です。

まず、スペルトは「約9000年前のままの古代小麦」の意味合いよりも「アレルギーの出にくい殻つき小麦」として捉えた方がわかりやすいと思います。あえて言うまでもありませんが、アレルギーが全く出ない訳でも、約9000年間も原種を保っている訳でもありません。

スペルトは硬い殻(籾)に覆われている分、フスマの部分が薄くなっています。
籾がついているので収穫時に中の粒が汚れることがありません。

よって、汚れ落としの必要性を感じないので、磨いていませんし、磨く為の精麦機を使用していないので、有機JASシールを貼っています。