カテゴリー: 休閑

土が生地にみえる程、捏ねまくる土づくり


何度も何度も丁寧に土を捏ねて(耕して)、種蒔床を作っていきます。
土から香ばしいような甘い匂いが漂ってきていて、もう土と言うより生地ですね。

今から2年前(24ヶ月前)、小麦の種を蒔く時に一緒に蒔いた白クローバは、来年(11ヶ月後)の収穫の品質をよくする為に蒔いています。

去年の8月から約13ヶ月の休養期間を経て、ようやく来週種まきを迎えます。


このまま食べれるんじゃないの?と思うほど甘い香りの土ですが、ピロリ菌がいないとも限りませんので食べない方が良いでしょう。

振り返ってみると、10年以上もよくまあ小麦に対してこんな栽培法を続けたものだと思います。
無駄だったのか効率がよかったのか、今となってはわかりません。

なんとなく転換期に感じるので走馬灯が見えているのかもしれません。

14,732坪の花畑が満開になりました


やっぱりいいですね、シロカラシは綺麗で

春カラシ(商品名)は検索するとシロカラシと全く同じに見えるので、きっとホワイトマスタードの緑肥用品種なんだと思います。
小麦の前作休閑緑肥としての栽培なので、収穫はせずに肥料として鋤き込みます。


約2週間くらい綺麗な花を楽しめます。

この黄色い花畑の明るい黄色と独特な花粉の香りの影響力は結構大きくて、辺り一帯の雰囲気を変えてしまいます。

この間も畑の隅にどこかの車が止まってましたので、きっと写真でも撮っていたんだと思います。

畑を肥やしつつ人の心を癒すなんて素晴らしいですね。

約束通りにアカザの写真を載せておきます


これがアカザです!
※でもきっと正式名称はシロザ

もっと赤いのが本当のアカザなんですけど、シロザも赤くてアカザに見えるのでアカザなんだと思います。

先日畑の方に視察にいらした、CベーカリーのK村さんがアカザって?って聞いていたのがことの発端です。

ちなみに葉っぱは美味しく食べられます。

また今度「はるきらり」がアカザと背比べしている写真を載せますので楽しみにしていてください。

そこには映らない農業努力


小麦の前作休閑地

健全な土になるように、安定した収量になるように「しっかりと土づくり」をしてから次の作物に挑みます。
その土づくりのために、収穫という持ち出しをした畑を回復するために、半年~一年かけて休閑を行なっています。

休閑と言えど収穫はしないだけで、耕したり、種を蒔いたり、雑草が増えないよう管理しますので、それなりの労力はかかります。


白詰草(白クローバ)の植物性有機質肥料で次作の小麦が育ちます

慣行農法と呼ばれる大多数の畑では、目に見える収益性のない畑を遊ばせる休閑はあまり行なわれず、失った地力を補うために高濃度窒素肥料(化学肥料)を投入します。
結果として、窒素が突出した養分バランスから病気(寄生虫)が多発するので、それを抑えるため農薬が使用されます。

でもそれは、利益率の低い業種なので「土づくりをしない」のではなく「余裕がなく出来ない」んです。

よく農政とかで農業努力と言うのを耳にします。
ちゃんと肥料をやっているのか。
農薬をかけているのか。
などが求められたりするようです。

栽培期間中に肥料をまいたり、農薬をかけたりするのは栽培期間中なので目に見えやすく農業努力として映るようです。これももちろん立派な努力だと思います。

でも、肥料をまかなくてもいいように、農薬をかけなくてもいいように「しっかりと土づくり」するのが、地味だけど本当の農業努力なんだと理解される時代になるよう願っています。

きっと世界一のダイオウ抜き職人


エゾノギシギシ(通称ダイオウ)

1年中ダイオウを抜いている人はそういないと思います。
世界は広くとも10年以上続けている人は、ここにしかいないと思います。
よって、世界一のダイオウ抜き職人で大丈夫だと思います。

なりたくてなった訳ではないと言うのが、なんともあれですけど。

コツは心の目で根をみるんです。そしてサクっとスコップをさします。主根の5cmより下を狙ってください。あと手首の使い方を学んでください。

未熟者は何度もスコップをさすのですぐわかります。みえてない証拠です。太い根は同じところを寸分の狂いなく毎回しっかり狙ってください。

今年も無事に畑仕事納めとなりました

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Easy Living Terrace B&Bさんから拝借した小雨にひやひやしながら頑張っている姿

この日は次の寒気がきたらおしまいだと思って頑張りましたよ。
そして夜は小麦を磨いてました、製粉もしないとって・・・。
なんでこんなに頑張ってるんだろうと目頭が熱くなりますけど、楽しいんですよね。

そんなこんなで今年の畑仕事はとりあえず一段落して気が楽になりました。
さーてこれで小麦を使って遊ぶことに集中できそうです。

美味しい土づくり

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野草を鋤き込んで寝かせて、野草を鋤き込んで寝かせて…

寝かせる期間は1週間~90日~ひと冬と様々です。

あまり意識せず淡々と何年も繰り返してきたこの作業が、結果的に美味しい土づくりへと繋がっていました。

何だかんだ言っても結局は「農産物の質」=「土の質」ですからね。
「土の質」とは「鉱物の質」によるところもありますけど、ここも結局は「腐植の質」や量なんですよね。
「腐植の質」とはそこに生える「草の質」ですし、「草(農産物)の質」を決めるのは「土の質」です。

一つ一つも大切ですが、なるべく全体を見た方が見失わないですみます。

法則

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小麦収穫後、混蒔したクローバが旺盛になっています

この宇宙には法則というものがあります。人は年を重ねながら遅々として知ることになるのですが、自然と向き合えば向き合うほど(本来これがあたりまえなのですが…)より速く深く知らされます。

この法則の一つ、例えば因果応報もそうですが、「有るのか?無いのか?」等と考えるまでもありません「いかに役立てるのか」なのです。

緑肥

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シロカラシを細断して天日干ししています

緑肥(りょくひ)とは栽培した植物をそのまま鋤き込み、肥料として利用するものです。
肥料にはさまざまな種類がありますが、天然そのままの植物性有機質である緑肥は、その中でも最高のものです。

天日干しをするのは、青々としたまま鋤き込むよりも肥料としての質や地力向上効果が、さらに良くなるからです。

Q.緑肥を鋤き込んでも無肥料?
A.外部より持ち込まないため無肥料とされています。